【Visual Studio Code用語】Snippet(読み方:スニペット)とは

皆さん、こんにちは。テクニカルエバンジェリスト戸倉彩です。

今回はSnippetについて。これは直訳すると"断片"や"切れ端"というような意味になりますが、IT用語の中では、よく使われるプログラムコードを開発環境に事前に登録しておくことで呼び出す事ができる機能を示します。

■Snippet (読み方: スニペット)
Visual Studio Codeの機能として使われているスニペットは、少しのコード入力をトリガーとして、よく使われるコードを自動的に呼び出して追加してくれる機能のことです。さまざまな言語に対してスニペット機能を使うことが可能です。

例えば、PHPの場合、「ife」と入力した後に「Tab」キーを押すと、if else条件分岐が追加入力されます。
※「ife」と入力した後に下にリスト表示されるのは、IntelliSense(インテリセンス)機能による入力候補リストです。
Snippet_PHP1Snippet_PHP2

さらに、ユーザー独自にスニペットを追加する機能を活用することで、より皆さんの好みに合った快適なコーディングをしていただくことができます。ユーザー独自にスニペットを定義したい場合は、Visual Studio Codeを起動し、「Preference」→「User Snippets」メニューを選択した後に、言語を選択します。
VSCode_Snippet

詳細な操作手順につきましては公式サイトをご確認ください。
・Adding Snippets to Visual Studio Code
https://code.visualstudio.com/docs/customization/userdefinedsnippets

今日現在、バージョン0.10.6でインテリセンスに対応している言語は次の通りです。
Batch, C++, Clojure, Coffee Script, Dockerfile, F#, Go, Jade, Java, HandleBars, Ini, Lua, Makefile, Objective-C, Perl, PowerShell, Python, R, Razor, Ruby, Rust, SQL, Visual Basic, XML, Groovy, Markdown, PHP, Swift

★参考★
Visual Studio Codeが対応しているプログラミング言語や、言語ごとに使える機能は下記サイト(英語)でも確認することができます。
■Language Support in Visual Studio Code
https://code.visualstudio.com/docs/languages/overview

Have a nice Code♪