Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 3: ダッシュボード
みなさん、こんにちは。
前回に引き続き、Dynamics CRM 2016 の新機能から対話型サービスハブについて紹介します。
今回は、対話型サービスハブのダッシュボードの詳細を紹介していきます。
Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 1: 概要
Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 2: タスクベース体験
ダッシュボードの種類
対話型サービスハブには、2 つの新しいダッシュボードの種類が追加されました。
マルチストリーム
複数のストリーム(エンティティのビューまたはキュー)でデータを分析することができます。
以下の例では、「アクティブなサポート案件ビュー」「自分の下書き電子メールビュー」など
4 つのストリームを一つのダッシュボード内で分析することが出来ます。
単一ストリーム
シンプルに単一の切り口だけでデータを分析したい場合に利用します。
タイルでは、タイル固有のストリームに該当するレコード数が表示され、個々のレコードへアクセスすることができます。
標準で準備されているダッシュボード
対話型サービスハブには、標準でダッシュボードのメニューから選択できるダッシュボードと
エンティティ固有のダッシュボードが準備されます。
ダッシュボードのメニューから選択できるダッシュボード
- マルチストリーム: ナレッジマネージャー
主にナレッジ管理を担当するマネージャーが利用するためのマルチストリームダッシュボードです。
提案された記事、レビューが必要な記事のビューなど記事の管理業務に必要な情報がまとめられています。
- 単一ストリーム: 自分のサポート情報ダッシュボード
自分が作成した記事を分析することが出来ます。
- マルチストリーム: Tier 1 Dashboard
主に顧客サービスの担当者が利用するマルチストリームダッシュボードです。
アクティブなサポート案件から自分の下書き電子メールのビューなどサポート担当者に必要な
複数エンティティの情報がまとめられています。
- 単一ストリーム: Tier 2 Dashboard
サポート案件顧客サービスの担当者が利用するマルチストリームダッシュボードです。
アクティブなサポート案件から自分の下書き電子メールのビューなどサポート担当者に必要な
複数エンティティの情報がまとめられています。
エンティティ固有のダッシュボード
エンティティ固有のダッシュボードを作成することが出来ます。
サポート案件エンティティ固有のダッシュボードを表示する場合、以下の通りアクセスします。
1. 対話型サービスハブにアクセスします。
2. サービス | サポート案件 にアクセスします。
3. 左下のアイコンをクリックします。
4. サポート案件エンティティ固有のダッシュボードが表示されます。
エンティティ固有のダッシュボードは、マルチストリームのみ作成することが出来ます。
ビュー、コマンドバー
対話型サービスハブは、ダッシュボードからタスクを実行するようにデザインされていますが、
ナビゲーションより各エンティティへアクセスする方法も提供しています。
1. 対話型サービスハブにアクセスします。
2. サービス | サポート案件 にアクセスします。
3. 自分のアクティブなサポート案件ビューが表示されます。
4. 下部にあるアルファベットをクリックすることでレコードを絞り込むことができます。
5. ビューのレコードを選択するとコマンドバーが動的に切り替わります。
まとめ
次回は、対話型サービスハブのナレッジ管理について紹介していきます。
- プレミアフィールドエンジニアリング 河野 高也
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