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    <title>Microsoft BizSpark Startup Stories</title>
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    <description>Microsoft BizSparkを利用中でご活躍されているスタートアップのストーリーを紹介します</description>
    <lastBuildDate>Wed, 17 Apr 2019 03:26:07 GMT</lastBuildDate>
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    <item>
      <title>Microsoft Azure Cognitive Services を活用し映像解析サービスを低価格で提供 ～顔認識や感情認識によってカメラ映像の活用領域を大きく広げる～</title>
      <link>https://docs.microsoft.com/archive/blogs/startupstoriesjp/aroba</link>
      <pubDate>Tue, 06 Dec 2016 14:32:00 GMT</pubDate>
      <dc:creator><![CDATA[bizsparkjp]]></dc:creator>
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      <description><![CDATA[2015 年 11 月にベータ版がリリースされ、高度なデータ解析を身近な存在にした Azure Cognitive Services。これを活用し、映像解析サービスを月額 8,000...]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[2015 年 11 月にベータ版がリリースされ、高度なデータ解析を身近な存在にした Azure Cognitive Services。これを活用し、映像解析サービスを月額 8,000 円からと、驚くべき低価格で提供しているのが、<a target="_blank" href="https://www.arobaview.com/" title="株式会社アロバ">株式会社アロバ (以下、アロバ)</a> です。同社の主力商品は、2008 年から連続 8 年国内 VMS (Video Management Software) 市場でトップ シェアを獲得し続けている、監視カメラ統合管理ソフトウェア「アロバビュー」。これに新たな付加価値を加えることで、映像データの利用領域を大幅に拡大しつつあります。今回はこのアロバの CTO である來田 泰樹 氏と、営業部マネージャーを務める吉田 将之 氏に、Azure Cognitive Services の活用に至った経緯や、実際に活用したうえでの印象、考えられる用途などについてお話を伺いました。

<img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/12/photo01.jpg" width="700" height="444" class="aligncenter wp-image-545 size-full" />
<div style="text-align: center">写真左より、株式会社アロバ 営業部 コンシューマービジネスチーム マネージャー 吉田 将之 氏、
株式会社アロバ 取締役<span> CTO </span>來田 泰樹 氏</div>
&nbsp;
<h3><strong>監視カメラ市場は急成長続く有望市場
ここに特化するため 2015 年に分社化</strong></h3>
&nbsp;

<img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/12/photo02.jpg" width="300" height="450" class="alignleft wp-image-555 size-full" />

<strong>――　まずは貴社の概要についてお教えください。</strong>

<strong>來田</strong>　株式会社アロバは、株式会社ルクレ (以下、ルクレ) から 2015 年に分社化した会社です。ルクレはもともと富士通株式会社の社内ベンチャーで、1995 年に株式会社トリワークス (以下、トリワークス) として設立、2011 年にルクレに社名変更しました。フォトアルバムや工事写真管理などの画像を扱うソフトウェアを開発していましたが、2003 年に監視カメラ事業に参入、2005 年に「アロバビュー」という監視カメラ統合管理ソフトウェアをリリースし、2008 年から 8 年連続で国内 VMS 市場シェア No.1 を維持しています。このアロバビューを軸とした事業に特化するため、設立されたのがアロバです。

&nbsp;

<strong>――　監視カメラ事業に特化する形で新会社を設立したのはなぜですか。</strong>

<strong>來田</strong>　東京オリンピックが開催される 2020 年に向けて、監視カメラ市場が急成長すると見込まれるからです。2003 年にトリワークスが監視カメラ事業に参入した時は、ちょうど IP カメラが登場したころなのですが、当社の社長は当時から「監視カメラの時代が来る」と語っていました。実際にその予測どおりになり、この市場は現在も年率 20% 程度の成長を続けています。現在はまだアナログ カメラも残っていますが、今後は IP カメラへのシフトがより進み、他システムとの連携があたり前になってくるでしょう。また画質も 4K (画素数がフル ハイビジョンの 4 倍の解像度) や 60 fps (frame per second、動画像を 1 秒間に書き換える回数、現在は 30 fps が一般的) が一般化するはずです。これにより監視目的だけではなく、映像ソースを取り込むデバイスとしても、重要な意味を持つようになります。

&nbsp;

<strong>――　非常に将来性の高い市場なのですね。</strong>

<strong>來田</strong>　そのとおりです。映像ソースのためのデバイスとして活用されるようになれば、用途は一気に拡大します。

&nbsp;
<h3><strong>アロバビュー最大の特長はカスタマイズ性の高さ
映像解析を行うサービスも 2016 年 8 月にリリース</strong></h3>
&nbsp;

<strong>――　その有望市場において、貴社ソリューションはどのような優位性をお持ちですか。</strong>

<img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/12/photo03.jpg" width="300" height="450" class="alignleft wp-image-565 size-full" />

<strong>吉田</strong>　アピールしたい特長が 2 つあります。1 つは柔軟なカスタマイズが可能なことです。監視カメラは国内外で多様な製品が販売されていますが、ほとんどの VMS は特定のカメラだけに対応しており、多様なカメラと接続することができません。またカメラ画像の表示や録画だけしかできず、外部システムとの連携も困難です。これに対してアロバビューは、多様なカメラをサポートすると共に、外部システムとの連携や、機能追加などを簡単に行えるようになっています。お客様の要件に応じて、さまざまなシステムを構築できるのです。

&nbsp;

<strong>――　もう 1 つの特長は。</strong>

<strong>吉田</strong>　映像解析を行う「アロバビューコーロ」というサービスを 2016 年 8 月から提供していることです。これは映像に含まれる人の顔を高い精度で認識し、異なるカメラに映った人物が同一人物であるか否かの照合を行なえます。また年齢や性別も把握でき、感情の定量化も可能です。

&nbsp;

<strong>――　2016 年 4 月には Microsoft BizSpark Plus の利用も始めていますね。</strong>

<strong>來田</strong>　アロバビューコーロの解析機能に、Microsoft Cognitive Services を活用しています。

&nbsp;

<strong>――　Azure Cognitive Services に着目されたのは、いつごろですか。</strong>

<strong>來田</strong>　Microsoft Project Oxford (Azure Cognitive Services の前身) のころから興味を持っていました。実際に触れたのは 2015 年 12 月でしたが、これなら映像解析を短期間で実装できると思い、2016 年 3 月には実際にアロバビューと連携させたプロトタイプの開発に着手し、十分にいけるという手応えを感じました。

&nbsp;

<strong>――　2016 年 4 月の「Microsoft Innovation Award 2016」にもご応募いただき、ファイナリストに選出されましたね。Azure Cognitive Services をここまで使いこなせるのかと、目が覚めるような驚きを感じました。</strong>

<strong>來田</strong>　ありがとうございます。あそこでファイナリストになったことで、製品化への自信もつきました。製品化への具体的な検討を開始したのも、ちょうどこのころです。Azure を活用することで、提供価格を下げることも可能になりました。実はオンプレミス型の解析エンジンとの連携はこれまでも行っていたのですが、システム一式入れるのにユーザー様にとって数百万円の投資が必要になり、気軽には導入できないという問題を抱えていました。これに対してアロバビューコーロは、月額 8,000 円から利用できます。投資リスクやコストを抑えられるので、気軽に映像解析を始められるはずです。

&nbsp;
<h3><strong>精度の高い解析を高速に行える Azure Cognitive Services
BizSpark Plus が活用できることも大きな魅力</strong></h3>
&nbsp;

<strong>――　実際に Azure Cognitive Services を使ってみて、どのような印象を持たれましたか。</strong>

<strong><img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/12/photo04.jpg" alt="photo04" width="450" height="300" class="alignleft size-full wp-image-575" />來田</strong>　まず Web 上で簡単にデモを行えるのがすばらしいと感じました。また顔照合の精度が高いのも魅力の 1 つです。さらに処理スピードも高速です。それまでは、クラウドで提供される機能はレスポンスが遅いというイメージを持っていたのですが、Azure Cognitive Services で完全に覆されました。提供されているベースの機能は静止画の解析なのですが、数 100 ミリ秒で結果が返ってくるので、動画にも十分対応できます。

&nbsp;

<strong>――　アロバビューコーロのシステム構成は。</strong>

<strong>來田</strong>　まずデバイス接続用の PC に取り込んだ映像から顔部分を切り出し、インターネット経由で Microsoft Cognitive Services の Face API と Emotion API に渡し、年齢や性別、感情といった解析結果を受け取ります。この結果は映像表示に反映される一方で、Azure の Event Hubs に送られ、Stream Analytics でデータ集計および加工が行われます。さらに Power BI でグラフ化などの処理を行い、利用者端末で表示できるようになっています。

&nbsp;
<div style="width: 700px;text-align: center"><img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/12/img-01.gif" width="700" height="307" class="wp-image-536 size-full aligncenter" /></div>
&nbsp;

<strong>――　開発期間は。</strong>

<strong>來田</strong>　Cognitive Services との連携部分は、3 月に開発に着手して 4 月 21 日の Innovation Award に間に合わせたので、だいたい 1 か月ですね。その後、5 月 24 日に開催された「de:code 2016」までに、Event Hubs 以降の部分との連携も実装しています。

&nbsp;

<strong>――　かなり短い期間ですね。</strong>

<strong>來田</strong>　映像から顔部分を切り出すなど、これまで開発済みのベースがあったからです。また Cognitive Services も、画像データを API で渡すだけで使うことができるため、連携も簡単でした。

&nbsp;

<strong>――　BizSpark Plus のメリットは。</strong>

<strong>來田</strong>　Azure を無償で使えるのは助かります。できるだけ多くのユーザーに使ってもらうためには比例してコストが増えますが、BizSpark Plus のおかげで当社の負担は最小限に抑えられています。

<strong>吉田</strong>　マイクロソフト主催のイベントで露出できるのも大きな魅力です。単独で露出するのは限界がありますが、マイクロソフトと一緒にやることで問い合わせも増えています。プロモーション面でも効果が大きいですね。

&nbsp;

<strong>吉田</strong>　マイクロソフトのサポート担当者の熱意にも驚いています。何かあるとメールだけではなく、必ず電話でも対応してくれます。国内でのサポート事例が少ないStream Analytics でわからないことがあった時も、開発エンジニアに直接問い合わせた結果をすぐに調べて回答してくれました。他社のクラウド サービスでは「ネットを使って自分で調べてね」といったスタンスの所が多いので、このサポートの厚さにはびっくりしました。

&nbsp;
<h3><strong>店舗や展示会など、多様な領域での活用が可能
今後もスマート デバイス対応や機能拡張を進める</strong></h3>
&nbsp;

<strong>――　アロバビューコーロの用途としては、どのようなものが多いのでしょうか。</strong>

<img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/12/photo05.jpg" width="450" height="300" class="alignleft wp-image-585 size-full" />

<strong>吉田</strong>　店舗や展示会での利用や、サイネージとの連携が多いですね。たとえば店舗でご利用いただければ、来店者の年齢や性別、リピーターか否か、接客によって笑顔になっているか、困った表情の来店者がいないかどうか、といったことが把握できます。またサイネージにカメラを設置して利用者の表情を解析すれば、どのようなコンテンツに興味を持つのか、性別/年齢別にわかります。展示会でご活用いただければ、来場者の数をかなりの精度で把握できます。一般の方が自由に入場できる展示会では、アンケートの回答枚数で来場者の数や属性を推測するのが一般的ですが、来場者 1 万人で 100 枚程度しかアンケートを回収できないケースが多く、十分な精度のデータが得られません。アロバビューコーロならカメラに映ったすべての人を、同一人物を二重カウントしないように数えることができ、年齢や性別といった外見からわかる属性も把握できるので、精度の高いデータを取得できます。

&nbsp;

&nbsp;
<div style="width: 700px">
<div style="float: left;width: 350px"><img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/12/photo06_325.jpg" alt="photo06_325" width="325" height="183" class="alignleft size-full wp-image-595" /></div>
<div style="float: right;width: 350px"><img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/12/photo07_325.jpg" alt="photo07_325" width="325" height="182" class="size-full wp-image-605 alignright" /></div>
</div>
&nbsp;
<div style="clear: both"></div>
<div style="width: 700px">
<div style="float: left;width: 350px"><img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/12/photo08_325.jpg" width="325" height="183" class="alignleft wp-image-615 size-full" /></div>
<div style="float: right;width: 350px"><img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/12/photo09_325.jpg" width="325" height="182" class="wp-image-625 size-full alignright" /></div>
<div style="clear: both;color: #003366;font-size: 85%">アロバビューは多彩な解析機能で、年齢、性別、表情などをリアルタイムで解析表示する。</div>
</div>
&nbsp;

<strong>――　通行量調査にも使えそうですね。</strong>

<strong>吉田</strong>　そうですね。実際、店舗開発の方からは、店舗まわりの通行量を計測できないかというご相談もいただいています。通常であれば社員やアルバイト 4 ～ 5 人が 1 週間かけて行うので、かなりの人件費がかかりますが、アロバビューコーロならカメラの設置だけで無人で行えます。この他にも、コールセンターのコミュニケーターの笑顔判定に使いたいというニーズもあります。実際に笑顔かどうかは声にも現れ、これが顧客満足度を左右する要因になっているということです。

&nbsp;

<strong>――　今後の展開は。</strong>

<strong>來田</strong>　まずスマートフォンやタブレットのカメラに対応させていきます。既に開発は進んでおり、Android 版は年内にリリース予定です。iOS 版もデモが可能な状態になっており、来年の早い時期にリリースする計画です。

&nbsp;

<strong>――　9 月に行われた「Microsoft Foresight」でも、1 日目の基調講演の中で弊社の西脇 (日本マイクロソフト エバンジェリストの西脇 資哲) が、iPhone でアロバビューコーロのデモを披露していましたね。</strong>

<strong>來田</strong>　そうです。これもアロバビューの認知向上につながりました。それから Cognitive Services に関しては、Compute Vision API の活用も検討しています。これによって人間の顔以外の識別も可能になります。

<strong>吉田</strong>　たとえば最近では、青梅線が猪と衝突し、その影響で中央線が遅延しましたが、このような事象が発生した場合にカメラ画像を解析することで、何が起きたのかがすぐにわかります。アロバビューは公共交通機関への導入も多いので、「目としての機能」を強化していくことで、利便性がさらに高まると思います。

<strong>來田</strong>　IoT でもセンサー データだけではなく、映像を連携させていくことが今後重要になっていきます。このようなノウハウをさらに蓄積し、幅広いビジネスを展開していきたいと考えています。

&nbsp;

<strong>――　カメラ映像と Cognitive Services と組み合わせには、さまざまな可能性があるのですね。本日はありがとうございました。</strong>

&nbsp;

<img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/12/photo10_700.jpg" width="700" height="480" class="aligncenter wp-image-526 size-full" />

<a target="_blank" href="https://www.arobaview.com/" title="株式会社アロバ"><strong>株式会社アロバ</strong></a>
株式会社ルクレからの分社により、2015 年に設立。主力製品の「アロバビュー」は、2008 年から国内 VMS (Video Management Software) 市場でトップ シェアを維持し続けています。2016 年 8 月には Microsoft Cognitive Services を活用した、月額 8,000 円から導入できる映像解析サービス「アロバビューコーロ」をリリース。ビデオ映像の可能性を広げ続けています。]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>ブロックチェーンの世界で国内トップを独走中! 今後も国際展開と技術革新を推進し、世界一を目指す</title>
      <link>https://docs.microsoft.com/archive/blogs/startupstoriesjp/bitflyer</link>
      <pubDate>Tue, 06 Dec 2016 14:30:50 GMT</pubDate>
      <dc:creator><![CDATA[bizsparkjp]]></dc:creator>
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      <description><![CDATA[「ビットコイン、ブロックチェーンで世界を変えていく」をスローガンに掲げ、日本最大のビットコイン取引所を運営する株式会社bitFlyer (以下、bitFlyer)。2016 年 4 月には総額役 30...]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[「ビットコイン、ブロックチェーンで世界を変えていく」をスローガンに掲げ、日本最大のビットコイン取引所を運営する<a target="_blank" href="https://bitflyer.jp/" title="株式会社bitFlyer">株式会社bitFlyer (以下、bitFlyer)</a>。2016 年 4 月には総額役 30 億円の資金調達も実施し、この業界では世界第 2 位の資本金を保有する企業になっています。その bitFlyer が創業直後から活用しているのが BizSpark。今回は bitFlyer 代表取締役の加納 裕三 氏と取締役 CTO 小宮山 峰史 氏に、会社の最新状況や、BizSpark の活用方法とメリット、今後の展望などについてお話を伺いました。

<img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/11/photo_700_01.jpg" width="700" height="450" class="wp-image-505 size-full aligncenter" />
<div style="text-align: center">写真左より、株式会社bitFlyer 代表取締役 加納 裕三 氏、株式会社bitFlyer 取締役 CTO 小宮山 峰史 氏</div>
&nbsp;
<h3><strong>約 30 億円の資金調達で世界 2 位の資本規模に
取引額も急増し、月間 1,300 億円を達成</strong></h3>
&nbsp;

<strong>――　まずは貴社の概要についてお教えください。</strong>
<img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/11/photo_300_02.jpg" width="300" height="450" class="wp-image-475 size-full alignright" />
<strong>加納</strong>　当社は「ビットコイン、ブロックチェーンで世界を変えていく」ことを目的に、2014 年 1 月に設立した会社です。それ以来、お客様に安心、安全に使っていただける仮想通貨総合プラットフォームの実現を目指し、ビットコインなどの仮想通貨販売所や取引所、決済サービスを運営しています。また設立当初からブロックチェーンの研究開発も行っており、ブロックチェーンの新たな可能性の開拓や、新規サービスの創出にも取り組んでいます。たとえば当社のブロックチェーン研究所では、「ビットコイン監査ツール」「バウンサー」「ブロックチェーン・ライター」「ブロックチェーン・ドキュメント」というサービスを、2015 年 9 月に発表しています。

&nbsp;

<strong>――　貴社の強みはどこにありますか。</strong>

<strong>加納</strong>　金融とテクノロジーの両方を深いレベルで理解している人材がいることと、独自のブロックチェーンを保有していることです。ブロックチェーンの研究開発も、既に 3 年行っています。これは世界的に見ても、最も長い期間だと思います。

&nbsp;

<strong>――　2016 年 4 月には総額約 30 億円の資金調達も実施しましたね。</strong>

<strong>加納</strong>　これによって資本金は 39 億円になり、この業界では世界で 2 番目に大きな資本金を持つ会社になりました。日本国内では資本金はもちろんのこと、ユーザー数や売上でもトップを独走しています。直近の取引額は月間 1,300 億円、この半年あまりで 10 倍になりました。

&nbsp;

<strong>――　加納さんは日本ブロックチェーン協会の代表理事も務めていらっしゃいます。</strong>

<strong>加納</strong>　2016 年 4 月に、日本価値記録事業者協会を改組する形で日本ブロックチェーン協会を設立し、代表理事に就任させていただきました。この協会では、仮想通貨が国内で普及するための、健全な環境作りに取り組んでいます。

&nbsp;

<strong>――　他の企業への出資にも積極的ですね。</strong>

<strong>加納</strong>　社内に「ブロックチェーン・エンジェルファンド」というファンドを組成し、ブロックチェーン事業の創出と育成支援を行っています。このようなファンドは国内初です。このファンド活用の第 1 号が、2016 年 1 月に実施した、大阪に拠点を置くシビラ株式会社との資本業務提携です。この会社は、IoT 機器とブロックチェーンを連携させるアプリケーションを構築できるプラットフォーム「hublive」を開発しています。2016 年 6 月にはサンフランシスコに拠点を置く breadwallet LLC への出資も行いました。ここはビットコインの保管、送付、受け取りを行うウォレットアプリを iOS と Android 端末向けに提供しています。これらを bitFlyer のサービスと組み合わせることで、仮想コインやブロックチェーン利用者に新たな利便性を提供でき、国際的な普及にも貢献できると考えています。

&nbsp;
<div style="width: 700px;text-align: center"><img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/11/img_01_525x550.gif" width="525" height="550" style="border: 1px #CECECE solid" class="aligncenter wp-image-635 size-full" />
<span style="color: #003366;font-size: 85%">日本ブロックチェーン協会 (および日本価値記録事業者協会) は、2014 年以降の仮想通貨、ブロックチェーンに対する国内での注目の高まり、利用者の増加を受け、健全な普及、発展に貢献するために設立、改組されました (出所：日本ブロックチェーン協会) 。</span></div>
&nbsp;
<h3><strong>システムの開発・運用は Microsoft Azure 上で実施
充実した PaaS 機能の存在が大きな魅力</strong></h3>
&nbsp;

<strong>――　サービスを支えるシステムの開発や運用は、ほぼすべて Azure 上で行っているとか。</strong>

<img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/11/photo_300_03.jpg" width="300" height="450" class="alignleft wp-image-446 size-full" />

<strong>小宮山</strong>　オンプレミスでも Microsoft SQL Server やファイアウォール、VPN を運用していますが、それ以外はすべて Azure 上に実装しています。

&nbsp;

<strong>――　Azure を採用した理由は。</strong>

<strong>小宮山</strong>　PaaS の機能が充実しているからです。実際に当社のサービスは、ほとんどが Azure の PaaS で動いています。

&nbsp;

<strong>――　実際に使っている機能は。</strong>

<strong>小宮山</strong>　Worker ロール、Web ロール、Azure DB、BLOB、Service Bus、Redis Cache など、ほぼ一とおりの機能を活用しています。

<strong>加納</strong>　IaaS ではインフラ レイヤーもこちらで見る必要があり、セキュリティ確保にたいへん気を使います。ネットワーク レベルでシステムを攻撃されると、ビットコインを盗まれてしまう危険性があるからです。このような事件は、他社で既に発生しています。これに対して Azure の PaaS であれば、ネットワークが隠蔽化されており、インフラ レベルにまで気を使わなくても、十分なセキュリティが確保できます。またマイクロソフトは企業向け製品を長く提供していることもあり、信頼性にも徹底的なこだわりを感じます。このような PaaS を活用することは、リソースの限られたスタートアップ企業が迅速にサービスを提供するうえで、重要なことだと思います。

&nbsp;

<strong>――　2014 年 8 月からは BizSpark も使っていらっしゃいますが、Azure の利用はこれ以降ですか。</strong>

<strong>小宮山</strong>　Azure は会社設立前から使っていますので、BizSpark を利用する前からライセンスを保有しています。

&nbsp;

<strong>――　既に Azure のライセンスをお持ちという状況で、BizSpark を利用することにした理由は。</strong>

<strong>加納</strong>　オンプレミスで導入する SQL Server や、開発に使用する Microsoft Visual Studio のライセンスのために利用することにしました。また Azure に関しても、テスト環境の構築は BizSpark の無償ライセンスを活用しています。

&nbsp;
<h3><strong>創業時のコスト負担を軽減した BizSpark
情報収集や認知拡大にも貢献</strong></h3>
&nbsp;

<img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/11/photo_450_04.jpg" width="450" height="300" class="alignleft wp-image-485 size-full" />

<strong>――　BizSpark 活用のメリットは。</strong>

<strong>加納</strong>　やはり必要なソフトウェアを無償ですぐに利用できる点が大きいと思います。設立当初の規模でこれらのライセンス料を支払うのは、たいへんな負担になるからです。実際 SQL Server や Visual Studio だけではなく、Windows や Microsoft Office のライセンスも BizSpark で賄っています。

<strong>小宮山</strong>　情報収集も行いやすくなります。マイクロソフトでスタートアップ企業を担当されている方が、さまざまな形で情報を提供してくれるからです。これまでも何度か Azure に関する説明会を開催してくださり、大型イベントにも招待してくれました。スタートアップ担当者とはとても仲良くさせていただいており、困った時にはすぐに相談するようにしています。

<strong>加納</strong>　Azure に強いパートナー企業の紹介や、エンジニアの紹介もしてくれたこともあります。またマイクロソフトのシニアマネージメントにも紹介していただき、当社のブロックチェーンへの取り組みを知ってもらいました。認知拡大にも一役買っていると感じています。注目度が高まった結果、優秀な人材も採用しやすくなっています。

&nbsp;

<img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/11/photo_450_05.jpg" alt="photo_450_05" width="450" height="300" class="size-full wp-image-495 alignright" />

<strong>――　どのような方が応募されていますか。</strong>

<strong>小宮山</strong>　これまでに 10 名ほど、ハーバード大学卒業者からのレジュメを受け取っています。そのうち数名と面接を行い、最終的に 1 名を採用しました。とてもエッジーなエンジニアです。

&nbsp;

<strong>――　社員数はかなり増えましたか。</strong>

<strong>加納</strong>　この半年でほぼ倍になりました。30 億円の資金調達も、人材確保に貢献していると思います。これだけの資金があれば、何があっても数年は潰れる心配がありません。ブロックチェーンの研究開発は長期的な取り組みが必要なので、安心して仕事ができる環境も重要だと考えています。

&nbsp;
<h3 style="margin-top: 30px"><strong>国際展開と技術革新を積極的に推進し
ブロックチェーンで世界一の存在に</strong></h3>
&nbsp;

<strong>――　今後の展開は。</strong>

<strong>加納</strong>　大きな動きとしては国際展開があります。既にサンフランシスコの breadwallet LLC に出資していますが、当社のオフィスもシリコンバレーに準備しているところです。国際展開を行うことで FinTech の利便性をさらに高めることができます。その一方で、ウォレットを活用した新たなサービスの展開や、パブリックチェーンの問題を解決できるプライベートチェーンの開発も進めていく予定です。ブロックチェーンにはまだまだ技術革新の余地があります。このような取り組みを積極的に行うことで、世界一の存在になることを目指しています。

&nbsp;

<strong>――　これからスタートアップする人へのアドバイスはありますか。</strong>

<strong>加納</strong>　IT 系のスタートアップであれば、BizSpark の活用をお勧めします。リソースが限られる創業時にマイクロソフト製品を無償で使えるのは、メリットが大きいからです。マイクロソフトのエバンジェリストからの助言や人脈形成など、無償ライセンス以外の付加価値もあります。

<strong>小宮山</strong>　今はクラウド活用も必須になると思いますが、私自身は Azure が一番使いやすいと感じています。充実した PaaS 機能を揃えていることが、Azure の最大の魅力です。また開発を Visual Studio で行えば、整合性のある開発環境をすぐに構築できます。Java で開発する場合には、各バージョンに合った組み合わせを自ら行う必要があり、これがたいへんな作業になりますが、Visual Studio ならこれが不要になります。

<strong>加納</strong>　BizSpark には創業直後からいろいろと助けてもらいましたが、来年 8 月には期限が切れます。当社も今では十分な体力がありますので、年内にはライセンス購入を行う予定です。

&nbsp;

<strong>――　ぜひよろしくお願いします。本日はありがとうございました。</strong>

&nbsp;

<img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/11/photo_700_06.jpg" width="700" height="450" class="aligncenter wp-image-456 size-full" />

<a target="_blank" href="https://bitflyer.jp/" title="株式会社bitFlyer"><strong>株式会社bitFlyer</strong></a>
2014 年 1 月に設立された、ビットコインとブロックチェーンの専門企業。ビットコインの販売/買取や、ブロックチェーンを活用した各種サービスなどを提供しています。ビットコインの取引額は国内最大となっており、日本で唯一自社開発のブロックチェーンを持っていることも大きな特徴です。また 2016 年 4 月には総額約 30 億円の資金調達を実施、この業界では世界で第 2 位の資本規模となっています。]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>ブロックチェーンで発行した「0 円札」で見えない価値を可視化  ～人々の行動と連動した新たなリワード モデルの確立を目指す～</title>
      <link>https://docs.microsoft.com/archive/blogs/startupstoriesjp/zerobillbank</link>
      <pubDate>Thu, 20 Oct 2016 16:32:15 GMT</pubDate>
      <dc:creator><![CDATA[bizsparkjp]]></dc:creator>
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        isPermaLink="false">https://blogs.msdn.microsoft.com/startupstoriesjp/?p=325</guid>
      <description><![CDATA[2015 年 2 月にイスラエルで創業し、現時点ではまだステルス モードで活動を進めているゼロビルバンク社 (ZEROBILLBANK LTD.)...]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[2015 年 2 月にイスラエルで創業し、現時点ではまだステルス モードで活動を進めている<a target="_blank" href="http://www.zerobillbank.com/">ゼロビルバンク社 (ZEROBILLBANK LTD.)</a> 。ここではブロックチェーンで企業コインを発行する基盤と、コインを人々の行動と結び付ける IoT のしくみを融合することで、新たな報酬モデルを作り上げることが目指されています。その基となったアイデアが、社会貢献を行った人々に「0 円札」を発行し、貨幣価値と切り離した形で貢献の価値を可視化するというもの。今回はこのゼロビルバンクの創業者/CEO である堀口 純一 氏と、COO を務める安藤 庄平 氏、イスラエルでの創業をオーガナイズした<a target="_blank" href="http://www.samurai-incubate.asia/">株式会社サムライインキュベート (以下、サムライインキュベート)</a> の阿部 愛 氏に、ゼロビルバンクのビジネス コンセプトとこれまでの経緯、今後の目標などについてお話を伺いました。

<img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/10/photo011.jpg" alt="photo01" width="700" height="450" class="alignnone size-full wp-image-356" />
写真右より、ZEROBILLBANK LTD. 創業者、CEO 堀口 純一 氏、ZEROBILLBANK LTD. COO 安藤 庄平 氏、
株式会社サムライインキュベート メディアグループリーダー＆システムグループリーダー 阿部 愛 氏

&nbsp;
<h3><strong>人々の「行動」に基づきコインを発行するしくみを開発
より柔軟性の高いポイント プログラムの実現などが可能</strong></h3>
&nbsp;

<strong>――　まずは貴社のビジネス概要やコンセプトをお教えください。</strong>

<strong>堀口</strong>　親指 1 つで」できるコイン経済圏を、ブロックチェーンを活用して作り上げるための事業を展開しています。当社が現在提供しているものは、大きく 2 つあります。1 つはコイン発行やコイン付与条件設定を行うための「ZEROBILL コア」、もう 1 つは人々の行動情報の収集とコインのやり取りを管理する「Z-WALLET」です。これらはいずれもプライベート型のブロックチェーン上で機能します。この 2 つを連携させることで人々の「行動」を可視化し、それに基づいたコイン発行を行います。

&nbsp;

<strong>――　「行動」と「コイン」を結び付けることで、どのようなビジネス モデルが可能になるのですか。</strong>
<img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/10/photo021.jpg" alt="photo02" width="300" height="420" class="size-full wp-image-365 alignright" />
<strong>堀口</strong>　1 つのモデルとしては、ロイヤリティ プログラムへの適用が考えられます。日本ではほとんどの企業がポイントを利用したロイヤリティ プログラムを運営しており、その市場規模は 1 兆円に達していると言われ、現在も年間 2 ～ 3% の成長を続けています。しかしポイントを付与できるのは、顧客が購買を行うなどのタイミングに限られており、柔軟な運営が難しいという問題があります。人々の行動を可視化しポイントとしてコインを付与できれば、この問題を解消できます。

&nbsp;

<strong>――　具体的にどのような運営が考えられるのですか。</strong>

<strong>堀口</strong>　たとえば、スマートフォンの位置情報と天候や時間の概念と組み合わせ、雨の日やアイドル タイムなどに来店した顧客にコインを発行するといったことが可能です。購買に至らない場合でも、わざわざ雨の日やアイドル タイムに来店したという行動に対して、感謝の気持ちを具体的な形で示すことができるわけです。ビーコンなどを活用すれば、ビーコンのある場所に行った人にコインを発行するといった、スタンプ ラリーのような使い方も考えられます。歩数センサーを使い、歩いた距離などに応じコインを発行するなど、健康増進を支援するサービスなども実現できます。

&nbsp;

<strong>――　なかなか面白そうですね。なぜこのようなしくみを事業化しようと考えたのですか。</strong>

<strong>堀口</strong>　もともとのアイデアは、社会貢献を行っている人々を評価するしくみとして「0 円札 (ZEROBILL)」を発行するのはどうだろうか、というものでした。社会貢献という行動は間違いなく価値があるものですが、貨幣的な価値とは結びつかないケースが多く、価値を見えやすい形で示すことが困難です。しかしこれに対して 0 円札を発行すれば、貨幣的な価値と切り離した状態で可視化できます。大きな貢献を果たした人はより多くの 0 円札を手に入れることができ、0 円札の数でその貢献度を数値化できるからです。これをベースにした報酬モデルを確立できれば、ソーシャル インパクト (社会的貢献投資) につなげていくことも可能になります。しかしこのアイデアのままでは商業ベースに乗せることが難しく、投資家を説得することも困難だったため、2015 年 9 ～ 10 月ころに現在のビジネス モデルへとピボットしました。

&nbsp;

<strong>――　なるほど。しかもブロックチェーンを使えば、そのインフラを低コストで実現できるわけですね。</strong>

<strong>堀口</strong>　そうです。同じようなしくみは既存のウォレット アプリやポイント カードでもできるかもしれませんが、従来型のシステムを IoT や Bot などの最新技術と連携させようとすると、大きな初期コストと運営コストが必要です。しかしブロックチェーンをベースにした当社の技術を活用すれば、大幅に時間的・費用的なコストを削減することが可能になります。

&nbsp;
<h3><strong>サムライインキュベートの企業プログラムに応募し
スタートアップ先進国イスラエルで起業</strong></h3>
&nbsp;

<strong>――　起業したのは 2015 年 2 月、イスラエルで法人を設立していますね。これはなぜですか。</strong>

<strong>堀口</strong>　サムライインキュベートが行っているイスラエルでの起業プログラムをインターネットで偶然見つけ応募したのがそもそものきっかけです。これに合格し、あれよあれよという間に話が進み、イスラエルでの起業に至りました。

&nbsp;

<strong>――　なぜイスラエルで起業プログラムを行うことになったのですか。</strong>

<img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/10/photo031.jpg" alt="photo03" width="300" height="420" class="size-full wp-image-375 alignleft" />

<strong>阿部</strong>　イスラエルは世界的に見ても、スタートアップのエコ システムが充実しているからです。2015 年の「世界スタートアップ・エコシステム・ランキング」では、上位 4 位までを米国の都市が占めていますが、5 位はテルアビブとなっており、米国の次に高い評価を受けています。マイクロソフトや Facebook など、イスラエルに開発拠点を置いている企業も多く、ブロックチェーンなどの最先端技術を駆使するスタートアップも数多く存在し、日本でまだあまり知られていない技術も存在します。サムライインキュベートでは、イスラエルでもスタートアップを支援しながら、日本企業をマッチングさせ、はじめからチームの状態でイスラエルの方から学ぶスタイルで支援をしたいと考えました。ここに日本からスタートアップとして応募したのが堀口さんです。

&nbsp;

<strong>――　いきなりイスラエルで起業というのは、勇気がありますね。</strong>

<strong>阿部</strong>　そうですね。勇気だけではなく、先見性もすごいと思います。

<strong>堀口</strong>　私の以前の職場は IBM で、直前までシンガポールに赴任していたため、海外で起業することにはそれほど抵抗感はありませんでした。実際にイスラエルに住んでみると、日本やシンガポールよりもはるかに過ごしやすい、夏のリゾートといった感じです。また「大企業に入るのではなく起業するのがクール」といった文化があり、エンジェル投資家が多いのも魅力的です。

&nbsp;

<strong>――　活動拠点は現在もイスラエルなのですか。</strong>

<strong>堀口</strong>　2015 年 1 月 ～ 2016 年 2 月ころまではずっとイスラエルにいて、ビジネスのコアとなる部分を作っていましたが、現在は日本とイスラエルを行き来しながらビジネスを進めています。

&nbsp;

<strong>――　資金調達の状況は。</strong>

<strong>堀口</strong>　2015 年 6 月にサムライインキュベートから 10 万ドルの出資を受けました。その後は 2016 年 6 月までの間に、複数のエンジェル投資家から追加の投資をいただいております。

&nbsp;

<strong>――　最近では三菱東京UFJ銀行が 8 月に開催した「MUFG FinTech アクセラレータ第 1 期デモデイ」にも参加していますね。</strong>

<strong>堀口</strong>　2016 年 3 月、選考に合格し、4 月から約 4 か月間サービスのブラッシュアップを行い、最後のデモ デーに望みました。ここでお見せしたのは、丸の内エリア全体でキャンペーンを行うようなユースケースを想定したデモ環境でした。利用者の位置や時間、ビーコン センサー、ヘルスケア情報などを活用し、丸の内エリア内で特定の条件に合致する行動を行った方にコインを付与する、という活用例です。発行したコインは LINE と連携して期間限定クーポン券と交換できるようなライブデモをご紹介いたしました。コイン残高の高い人をランキングし、上位者を表彰してモチベーションを高めることも可能です。

<strong>阿部</strong>　堀口さんは前職が IBM ということもあり、大企業でイノベーションを起こすことの難しさも理解しています。ブロックチェーンでイノベーションを起こし、それを大企業に提案するというビジネスには、最適な方ではないかと思います。

&nbsp;
<h3><strong>2016 年 3 月から BizSpark Plus の活用も開始
スタートアップ フレンドリーな文化を評価</strong></h3>
&nbsp;

<strong>――　2016 年 3 月からは Microsoft BizSpark Plus の活用も開始されています。</strong>

<strong>堀口</strong>　その 2 か月前にサムライインキュベートから BizSpark Plus を紹介していだたいていたのですが、MUFG FinTech アクセラレータに合格したことで開発環境を強化すべきだと考え、活用を決めました。このタイミングで当社に COO として参加し、マイクロソフトとのインターフェースも担当しているのが、ここにいる安藤です。彼は元サムライインキュベートの社員で、イスラエスでの起業プログラムの立ち上げにも関わっていました。

<img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/10/photo041.jpg" alt="photo04" width="300" height="420" class="size-full wp-image-335 alignright" />

<strong>安藤</strong>　実はサムライインキュベートは、2011 年から「サムライベンチャーサミット」をマイクロソフトのオフィスで行うなど、マイクロソフトとは以前からさまざまな形で協業しており、マイクロソフトのパートナーでもあります。せっかくのご縁でもありますのでので、マイクロソフトを積極的に活用すればいいのではないかと考え、堀口に BizSpark Plus を勧めました。

&nbsp;

<strong>――　選択の理由は、以前から付き合いがあったからということですか。</strong>

<strong>安藤</strong>　それもありますが、根本的な理由は、マイクロソフトがスタートアップ支援に積極的だということです。マイクロソフトは 2008 年からスタートアップ支援に取り組んでいますが、大企業でこれだけ大々的にやっているのはマイクロソフトだけです。BizSpark Plus は Microsoft Azure を一定期間無償で利用できるうえ、スタートアップに詳しいテクニカル エバンジェリストも数多く、直接話をして支援を受けることができます。

<strong>堀口</strong>　マイクロソフトは企業とのネットワークもあり、お客様やパートナーを紹介してもらうこともできます。

<strong>安藤</strong>　少ないリソースでスタートアップする時には、このような人と人とをつないでくれるマイクロソフトのスタートアップ担当の存在は、とても重要だと実感しています。マイクロソフトは本当に、スタートアップ フレンドリーな企業だと思います。

&nbsp;

<strong>――　Azure ではどのような機能を利用していますか。</strong>

<strong>安藤</strong>　現在は主に IaaS としての仮想サーバーと、モバイル バックエンドの環境を利用しています。また Azure のコンテナサービスである Docker Swarm のトライアルも開始しています。Azure はブロックチェーンを動かすのに適しており、コミュニティも充実しています。今後は開発したものをパッケージ化して Azure のマーケット プレイスで提供し、ボタン 1 つで展開できるようにしたいと考えています。

&nbsp;
<h3><strong>ブロックチェーン ✕ IoT ✕ Azure で新たな価値創造へ</strong></h3>
&nbsp;

<strong>――　いよいよステルス モードから脱し、本格的な展開が始まるわけですね。</strong>

<strong>堀口</strong>　ゼロビルバンクのしくみは、オリジナルのコインの上にさまざまな情報を載せ、新たな価値を生みだすというものです。どのような価値を乗せるのかは、ユーザーとなる企業や組織が自由に決められます。
<img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/10/photo051.jpg" alt="photo05" width="400" height="250" class="size-full wp-image-345 alignleft" />最初に申し上げた消費者向けのポイントはもちろんのこと、ネット上でのアテンションの定量化や、従業員の活動を定量評価するといった使い方も可能です。またエンドユーザーがコインに自分の活動情報を載せてライフログとして蓄積し、その情報を自分の意志で企業に販売するといったことも行えるようになるでしょう。将来はこのような使い方ができるユニバーサルコインを実現し、情報の売買も可能にしていきたいと考えています。

&nbsp;

<strong>――　夢が広がりますね。</strong>

<strong>堀口</strong>　当社のビジネスの基盤は、ブロックチェーン ✕ IoT ✕ Azure の組み合わせです。アイデアさえあればさまざまなことが実現できるので、ぜひご相談いただければと思います。一緒に働いてくれる社員も募集中です。私達と一緒にビジネスをやりたい方、ブロックチェーンと IoT でとんがったものを開発したい方の応募をお待ちしています。

&nbsp;

<strong>――　今後の展開が楽しみです。本日はありがとうございました。</strong>

<img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/10/photo061.jpg" alt="photo06" width="700" height="450" class="alignnone size-full wp-image-355" />

<a target="_blank" href="http://www.zerobillbank.com/"><strong>ZEROBILLBANK LTD.</strong></a>
ブロックチェーンで「0 円札」を発行することで、人々の社会貢献を可視化したリワードモデルを確立することを目指し、2015 年 2 月にイスラエルで創業。コイン発行などを行う「ZEROBILL コア」と、行動情報を収集する「Z-WALLET」を開発し、これらを組み合わせたユニークなインセンティブ スキームを実現しています。

<a target="_blank" href="http://www.samurai-incubate.asia/"><strong>株式会社サムライインキュベート</strong></a>
世界を席巻するサービスへ出資行う、シード特化のインキュベーターです。日本・そして世界が抱える社会的課題に対して、現行のアプローチに疑問があり、自らの手で未来を変えたいと強く想う起業家への出資・育成を行っています。]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>目標は「スパコンの民主化」を実現すること　～ハードルを大幅に下げることで利用領域拡大へ～</title>
      <link>https://docs.microsoft.com/archive/blogs/startupstoriesjp/xtremedesign</link>
      <pubDate>Thu, 20 Oct 2016 16:31:46 GMT</pubDate>
      <dc:creator><![CDATA[bizsparkjp]]></dc:creator>
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        isPermaLink="false">https://blogs.msdn.microsoft.com/startupstoriesjp/?p=155</guid>
      <description><![CDATA[現在でもユーザーが限られており、多くの人々にとって「高嶺の花」であり続けているスーパー コンピューティング (スパコン)。その利用ハードルを下げることで「スパコンの民主化」を目指しているのが、2015...]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[現在でもユーザーが限られており、多くの人々にとって「高嶺の花」であり続けているスーパー コンピューティング (スパコン)。その利用ハードルを下げることで「スパコンの民主化」を目指しているのが、2015 年 2 月に設立された<a target="_blank" href="http://xd-lab.net/">エクストリームデザイン株式会社 (以下、エクストリームデザイン) </a>です。現在はスパコン利用に必要なノウハウをクラウド上に集約したサービス「XTREME DNA」を開発しており、2016 年末までに正式リリースする予定。その基盤には Microsoft Azure の HPC 向けインスタンスが採用されており、BizSpark Plus による支援も活用しています。今回はエクストリームデザインを創業し　CEO を務める柴田 直樹 氏に、同社のビジネス概要や創業の背景、今後の展開などについてお話を伺いました。

<img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/10/photo_01.jpg" alt="photo_01" width="700" height="450" class="alignnone size-full wp-image-175" />
エクストリームデザイン株式会社 CEO High Performance Cloud Architect 柴田 直樹 氏

&nbsp;
<h3><strong>スパコンをクラウド上で実現し利用ノウハウも機械化した
スパコン フレームワーク「XTREME DNA」を開発中</strong></h3>
&nbsp;

<strong>――　まず御社のビジネス概要についてお聞かせください。</strong>

<strong>柴田</strong>　当社の主力ビジネスは「XTREME DNA」という、クラウド上で実現されたスパコンを動かすためのフレームワークの提供です。ユーザーは XTREME DNA を利用することで、仮想的なスパコンを時間単位で効率よく使うことができます。現時点ではまだ開発フェーズですが、今年 (2016 年) の終わりころには正式にリリースする予定です。

&nbsp;

<strong>――　スパコンのフレームワークというのは、具体的にどのような機能を提供するものなのですか。</strong>

<img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/10/photo_02.jpg" alt="photo_02" width="300" height="430" class="size-full wp-image-185 alignleft" /><strong>柴田</strong>　大きく分けて 3 つの機能があります。第 1 は仮想マシンで構成されたスパコンをクラウド上にデプロイする機能です。Web インターフェイスだけはなく、チャットボットも実装しており、ユーザーとの会話によって最適な構成を判断し、それを自動的にクラウド上にデプロイします。第 2 は運用管理機能です。機械学習を利用することで運用管理の自動化を実現します。そして第 3 は稼働監視とそれに基づくシステムの最適化です。スパコンの各種パラメーターやログを多角的に分析してこれらをスコア化し、独自に開発した判定モデルによりその閾値を超えた場合にはリソースの追加や削減のリコメンドを行います。ここでも機械学習を活用しています。

&nbsp;

<strong>――　多くの読者はスパコンには馴染みがないと思うのですが、このようなフレームワークを作ることの意義は、どこにあるのでしょうか。</strong>

<strong>柴田</strong>　スパコンというのは、IT インフラという側面ではネットワークで相互接続したサーバーを中心とした至ってシンプルな構成です。しかし、そのコンピューターの持つ論理性能を極限まで引き出すため、システムやネットワーク、I/O 設計といったハードウェア面はもちろんのこと、ソフトウェアの最適化や並列化、リソースの最適配置、モニタリングまで含め、幅広い領域をパッケージ化したものがスパコンなのです。そのためこれを利用するには、リソースのデプロイや運用管理、稼働監視などに、高度なノウハウが必要になります。従来はこれらを「アーキテクト」という専門家が行っていました。しかしスパコンのアーキテクトを担当できる技術者は限られており、社外に依頼する場合でも高額なコンサルタント料が必要です。これを手軽に利用して桁違いの計算性能を皆さんに使って自社サービスの価値を高めて欲しいということです。そのお手伝いをしたいという思いがあります。

&nbsp;

<strong>――　具体的にどの程度のコストがかかるのですか。</strong>

<strong>柴田</strong>　たとえばスパコンを 1 台導入する場合、最低でもハードウェアの導入コストが数億円 〜 数十億円、運用に最低でも年間数百万円はかかります。さらにシステム構築〜運用時にはスパコン アーキテクトがほぼ必須で、場合によっては 1,000 万円近くのコンサルタント料が発生するケースが珍しくありません。そのためスパコンを利用できるのは、これまで大学や研究機関、一部の大企業に限られていました。XTREME DNA はこのスパコン アーキテクト ノウハウを自動化し、無人で提供できるようにします。またクラウドでスパコンを再現することで、時間単位の従量課金も実現します。これが弊社が定義するスパコンの「民主化」で、誰にでも使えるものにしようとしているのです。

&nbsp;
<h3><strong>次世代が育ちにくい状況にあるスパコン アーキテクトの世界
そのノウハウを残したいという願いがこの事業の原点</strong></h3>
&nbsp;

<strong>――　「スパコンの民主化」というのは面白いコンセプトですね。なぜこのようなビジネスを始めようと考えたのですか。</strong>

<strong>柴田</strong>　実は私自身がスパコン アーキテクトだったからです。1998 年から 15 年間、主に外資系企業でスパコン アーキテクトをやっていました。スパコン アーキテクトの仕事は、ハードウェアから OS、ジョブ スケジューラー、アプリケーションに至るまで、幅広い知識が必要です。時にはデータセンターの設計やラック配置まで担当する事もあります。 しかし従来のスパコンは利用者が限られていたこともあり、新しい世代のアーキテクトが育ちにくい状況にあります。実際のところ、私達の年代のエンジニアが、スパコン アーキテクトのノウハウを持つ最後の世代になるのではないかという危惧も持っています。このままではスパコン アーキテクトのノウハウが失われ、スパコンの利用が先細りしていくかもしれません。そこでアーキテクトのノウハウを自動化し、どこかに残しておきたいと考えたのです。

&nbsp;

<strong>――　アーキテクトのノウハウを低コストで利用できれば、スパコンの利用も拡大するというわけですね。</strong>

<strong>
<img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/10/photo_03.jpg" alt="photo_03" width="400" height="280" class="size-full wp-image-225 alignright" />柴田</strong>　利用のハードルを下げさえすれば、スパコンは大きな可能性をもたらす存在になります。 たとえば最近では、研究分野ではディープラーニング、ビジネスの現場に近い所では機械学習、ビッグデータ解析などで利用が広がりつつありますが、これらの実行にはやはり膨大な計算リソースが必要です。いくらユニークなアイデアやアルゴリズムを思いついたとしても、高速な処理が行えなければ、実用レベルにはなりません。また既に存在するソリューションでも、現在の数十倍の速度で動かすことができれば、既存の常識を変えてしまう可能性があります。実際、翌日仕上げが一般的だった衣類クリーニングを 3 時間仕上げにすることで、同じサービスでも処理スピードを劇的に向上させることでサービスの差別化を実現し、急成長を遂げた企業があります。スパコンをうまく活用できれば、コンピューティングの世界でも同じようなことが可能になるはずです。

&nbsp;

<strong>――　なるほど。潜在顧客は多そうですね。</strong>

<strong>柴田</strong>　すぐにわかりやすい効果が得られるのは、製造業での各種シミュレーション (CAE 分野) の解析ユーザーだと思います。たとえば、流体解析を 1 回行うのに 10 時間かかっているのであれば、スパコンを使うことで数十分に短縮できます。以前は 1 日 1 回しか行えなかった解析が、1 日数回行えるようになるわけです。これによって、従来なら諦めていた解析も行えるようになり、設計精度も向上します。

&nbsp;
<h3><strong>スパコン用の仮想マシンのバリエーション追加で、「スパコン民主化」が Azure で実現可能と確信
必要な要素をすべて提供しているのはマイクロソフトだけ</strong></h3>
&nbsp;

<strong>――　会社を設立したのは 2015 年 2 月ですね。それ以来ずっと開発を進めてきたのですか。</strong>

<strong>柴田</strong>　設立から 2016 年 3 月までには、主にスパコン アーキテクト作業の受託を行っていました。もちろん XTREME DNA のようなクラウド サービスの開発は当初から考えており、検証作業も進めていたのですが、実際に開発フェーズに入ったのは今年からです。4 月からは XTREME DNA の開発に専念する体制へとシフトしています。

&nbsp;

<strong>――　同じタイミングで第三者割当増資も発表していますね。</strong>

<strong>柴田</strong>　2015 年 3 月に 3,000 万円の第三者割当増資を実施しました。これにより現時点で 3,400 万円の資金を調達しています。これで開発に専念する体制を作ることができています。

&nbsp;

<strong>――　さらに 2015 年 7 月には、BizSpark Plus の活用も開始しています。これはなぜですか。</strong>

<img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/10/photo_04.jpg" alt="photo_04" width="300" height="420" class="size-full wp-image-205 alignleft" /><strong>柴田</strong>　Azure 上に、スパコンに不可欠な高速ネットワーク (RDMA) が構成できる IaaS である「A8」や「A9」を中心としたスパコン向けインスタンスがあるからです。検証当初 (昨年) は A8、A9 を使って検証を進めてきましたが、スパコンを実現するにはまだ、必要な要素が不足していました。スパコンの民主化が実現できると確信したのは、2015 年 9 月にマイクロソフトが GPU 搭載のインスタンス「N-Series」の将来リリースを発表してからです。「N-Series」にはスパコンに必要な要素が全て揃っています。さらに高速な CPU に特化した「H-Series」も先日発表されスパコン用インスタンスを時間課金で多く品揃えしているのは、現在マイクロソフトだけと思っています。これらの多種のインスタンスを検証できるのが BizSpark にお世話になっている理由の 1 つです。

&nbsp;

<strong>――　スパコン実現に必要な要素とは、具体的にどのようなものですか。</strong>

<strong>柴田</strong>　スパコンのアーキテクチャはとてもシンプルで、4 つの要素で成り立っています。それは、常に最新の CPU が使えること、高速メモリーを大量に使えること、仮想マシン間を高速ネットワークで接続すること、高速なファイル I/O があることです。これに加えて最近では、GPU の実装や、並列ファイル システムを実現するミドルウェアも重要になっています。さらに並列ファイル システムはクラウドではほとんどソリューションがありませんが、Azure には「Lustre for Azure」も発表されています。これも期待大です。

&nbsp;

<strong>――　これらすべてを揃えるのは、他社のクラウドでは不可能だと。</strong>

<strong>柴田</strong>　そうです。物理マシンを時間貸しするサービスは存在しますが、利用料金が高額であるうえ、クラウドならではの柔軟性を享受できないのです。それからスパコンの実現でもう 1 つ重要なことは、Linux が使えることです。最近の Azure が OSS (オープン ソース ソフトウェア) フレンドリーになっており、仮想マシンでも Linux 普通にが使えるようになっているのもスパコン利用者には大変良いと思います。

&nbsp;

<strong>――　今年 8 月には GPU 搭載の仮想マシンである「N シリーズ」のプレビューも開始させていただきました。</strong>

<strong>柴田</strong>　今後は弊社も待望していた N シリーズの検証も進めていく予定です。おそらく最終的には、N シリーズを中心に XTREME DNA を提供することになるでしょう。N シリーズはまだ正式なサービスにはなっていませんが、既にマイクロソフトとは機密保持契約を結び、細かい技術情報の提供も既に受けています。BizSpark というと Azure の無償提供に注目が集まりがちですが、このようなテクニカルエバンジェリストによる支援の存在も重要だと感じています。

&nbsp;
<h3><strong>XTREME DNA リリース後はスパコン利用領域拡大を推進
IoT 分野でもスパコンは重要な役割果たす存在になるはず</strong></h3>
&nbsp;

<strong>――　技術情報提供以外の支援も受けていますか。</strong>

<strong>柴田</strong>　2015 年 11 月に開催されたスパコン最大の学会である「SC15」に、マイクロソフトの支援を受けて出展しました。これは当社を多くの人に知ってもらううえで、大きな役割を果たしたと思います。また開発メンバーの募集もお手伝いしていただきました。現在は 8 名の体制になっており、さらにマイクロソフトのエバンジェリストもアドバイザーの 1 人として参加していただいています。他社のスタートアップ支援はこちらから働きかけないと動いてくれないケースが多いのですが、マイクロソフトは当社の状況をよく見て、さまざまなアドバイスを行ってくれます。これほどスタートアップ支援に力を入れている会社だとは、7 ～ 8 年前には思いもしませんでした。

&nbsp;

<strong>――　最後に、今後のプランや展望をお教えください。</strong>

<strong>柴田</strong>　まずは XTREME DNA のリリースに向けた開発を進めていきます。正式リリースは年末を予定していますが、今年 11 月には早期評価顧客向けに基本機能の提供を開始できるようになると思います。その後は XTREME DNA によって、スパコンの利用領域拡大に取り組みたいと考えています。日本でスパコンを使っている企業利用という点では、ほとんどが製造業と金融業に限られており、その代表とも言えるのが自動車メーカーのシミュレーションです。しかしスパコンを民主化して使いやすくすれば、他の業種へも利用が拡大していくはずです。また IoT プラットフォームでは大量のセンシング データ分析 でスパコンが重要な役割を果たすことになるでしょう。IoT プラットフォームでは今後、デバイスから集められた膨大なデータを、いかにして迅速に処理できるかが問われるようになるからです。活用される分野は多岐にわたります。 当社の取り組みは、登山にたとえればまだ一合目に過ぎません。スパコンが多くの人々にとって身近な存在になるよう、前進し続けたいと思います。

&nbsp;

<strong>――　これからの活躍を期待しています。本日はありがとうございました。</strong>

I<img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/10/photo_06.jpg" alt="photo_06" width="700" height="450" class="alignnone size-full wp-image-165" /><a target="_blank" href="http://xd-lab.net/"><strong>
</strong></a>

<a target="_blank" href="http://xd-lab.net/"><strong>エクストリームデザイン株式会社
</strong></a>スパコンのアーキテクトを長年務めていた柴田 氏が、2015 年 2 月に設立。当初はアーキテクト業務の受託を行っていましたが、2016 年からアーキテクト業務の自動化が可能な「XTREME DNA」の開発に専念、「スパコンの民主化」を目指した取り組みを進めています。プラットフォームとしては <span>Azure </span>を採用し、A8、A9 といった HPC 向けのインスタンスを中心に活用。今後は N シリーズ、H シリーズを使い、2016 年末までに XTREME DNA をリリースする予定です。]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>日本国内に厳然と存在する「暮らしにおける安心・安全の格差」 Azure x IoT を活用したシンプルなしくみでこの問題を解決する Secual</title>
      <link>https://docs.microsoft.com/archive/blogs/startupstoriesjp/secual</link>
      <pubDate>Thu, 20 Oct 2016 16:30:24 GMT</pubDate>
      <dc:creator><![CDATA[bizsparkjp]]></dc:creator>
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      <content:encoded><![CDATA[高所得者層では 14.7% なのに、それ以外はわずか 1% という、日本のホーム セキュリティ導入率。日本には明らかに、収入による「安心、安全の格差」が存在しています。この社会的課題を解決するため設立されたのが株式会社Secual (以下、Secual) です。その解決方法とは、低価格かつシンプルなデバイスによって、ホーム セキュリティ導入のハードルを一気に下げること。既に初回ロット 1,000 セットは完売しており、1 年間で 10,000 セットの販売を見込んでいます。今回は Secual の CEO 青柳 和洋 氏と COO 西田 直樹 氏に、同社が提供するセキュリティ デバイスの概要や事業化までの経緯、今後の展望などについてお話を伺いました。

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写真右より、株式会社Secual CEO 青柳 和洋 氏、株式会社Secual COO 西田 直樹 氏

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<h3><strong>最小構成ならわずか 1 万円以内で購入可能
低価格かつシンプルなホーム セキュリティを提供</strong></h3>
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――　<strong>まず御社のビジネス概要をお教えください。</strong>

<strong>青柳</strong>　当社の主力事業は、IoT を活用したホーム セキュリティ サービスの提供です。センサーを窓に貼り付けていただき、家庭内のコンセントにゲートウェイを差し込んで使用します。ゲートウェイの横にはスイッチが 1 つだけ付いており、これを押すことで WPS (Wi-Fi Protected Setup) が作動、センサーとの通信が自動的に設定されます。不審者が侵入して窓が振動するとセンサーがそれをキャッチし、ゲートウェイからご家庭で契約しているインターネット回線を経由して、スマートフォン アプリに通知が送られます。

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Secual が提供するセンサーとゲートウェイ。生活風景にとけこみやすいデザインを採用しています。

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――　<strong>スッキリとした、いいデザインですね。</strong>

<strong>青柳</strong>　ありがとうございます。生活風景にとけこむ製品にすることを目指し、無印良品などのプロダクト デザインなどを手がける miyake design さんにデザインをお願いしました。セキュリティ関連の製品には無骨なものが少なくありませんが、このようなデザインにすることで「セキュリティは特別なものではない」という印象を持っていただきたいと考えました。これなら 1 人暮らしの女性の部屋でも、違和感なく使っていただけると思います。2015 年 9 月にはグッドデザイン賞も受賞しました。

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――　<strong>価格はどれくらいに設定しているのですか。</strong>

<strong>青柳</strong>　センサーが税込みで 1 枚 3,780 円、ゲートウェイが 5,940 円です。1 台のゲートウェイで、最大 10 枚のセンサーを接続できます。このようなステッカーも販売しています。ステッカーを窓や玄関に貼っておけば、防犯効果がさらにアップすると思います。

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Secual のステッカー。 5 cm ✕ 5 cm のものから 18 cm ✕ 18 cm のものまで、4 種類のサイズが用意されています。

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――　<strong>最小構成なら 1 万円未満、これは安いですね。</strong>

<strong>青柳</strong>　オンライン ストアでお申し込みいただければ、3 日後には届きます。一般にホーム セキュリティの契約を行う場合には、セキュリティ会社の人が自宅に入って機器の設置や設定を行うことになりますが、Secual のサービスであればその必要もありません。設置工事や配線が必要ないので、簡単に使い始められます。

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<h3><strong>海外に比べてきわめて低い日本のホーム セキュリティ導入率
この社会課題を解決するため Secual の事業化へ</strong></h3>
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――　<strong>なぜこのような事業を始めようと考えたのですか。</strong>

<strong>青柳</strong>　経営コンサルティングを行う、イグニション・ポイント株式会社を 2014 年 6 月に起業したのですが、その活動の一環として社会的課題を解決する事業を創出していこうと考えたからです。その第 1 弾として、既に 2014 年 11 月からベトナムでの EC 事業を行っています。新興国ではクレジット カードが普及しておらず、明確な住所表記がない地域も少なくありませんが、このような状況でも一般家庭向けのロジスティクスを確立することを目指しています。3 営業日で配達できるしくみを作り上げ、フォト ブックを提供するサービスを始めています。新興国では都市部に若者が集中する傾向があり、故郷に残した家族とのコミュニケーションをどうしたらいいのかといった問題があります。フォト ブックというアナログなものを EC の上に乗せ、遠くにいる家族と写真をやり取りすることで、このような問題を解決したいと思っています。

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――　<strong>Secual はその第 2 弾なのですね。ホーム セキュリティの領域には、どのような課題が存在しているのですか。</strong>

<strong>青柳</strong>　日本におけるホーム セキュリティの導入率が、世界的に見て非常に低いことをご存知ですか。欧米では 20% 程度なのに対し、日本はわずか 2 ～ 3% に過ぎません。その最大の理由は、日本のホーム セキュリティは比較的高額で、高収入な世帯しか導入できない状況にあるからです。実際、世帯収入が 2,000 万円以上では導入率が 14.7% になっていますが、1,000 万円以下は 1% と大きな差が生じています。つまり日本のホーム セキュリティは、一種の「高級品」なるのです。このような「暮らしにおける安心、安全の格差」は、望ましいことではないはずです。これを打破したいという想いから、カジュアルに利用できるサービスの開発を行うことにしました。

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<img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/10/photo004.jpg" alt="photo04" class="alignleft size-full wp-image-15126" width="40%" />――　<strong>Secual の会社設立は 2015 年 6 月ですね。その後どのようにビジネスを進めてきましたか。</strong>

<strong>青柳</strong>　まず事業コンセプトを明確化し、それをもとにウィルグループインキュベートファンドからシード資金を調達しました。その後、デバイスの概要設計や基板設計などを進め、2015 年 8 月に Makuake でクラウド ファンディングをスタートしています。この時は 100 万円の設定で募集をかけたのですが、最終的に 600 万円を集めることができました。2015 年 12 月にはフジサンケイビジネスアイ主催の「革新ビジネス アワード2015」で大賞を受賞。同じ時期に第三者割当増資を行い、賃貸住宅事業を展開する AMBITION や民泊事業を展開するアドベンチャー、複数の個人投資家から、初期ロット製造のための資金約 6,000 万円を調達しています。2016 年 3 月には EC サイトも立ち上げ、5 月末に出荷を開始。初期ロットではゲートウェイ 1,000 台、センサー 3,000 枚を日本国内で製造したのですが、Makuake で申し込んでいただいた分も含め、6 月までに完売しております。

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――　<strong>裏面には確かに「Made in Japan」とありますね。</strong>

<strong>青柳</strong>　セキュリティ製品は信頼感が重要なので、「Made in Japan」という表記はぜひとも入れたかったのです。これと並行して 2016 年 5 月にも第三者割当増資を行っており、ベクトルとインベスターズクラウドから総額 1 億 5,000 万円の資金を調達しました。現在この資金で増産を進めているところで、次の出荷は今年の年末を予定しています。

――　<strong>売上目標は設定していますか。</strong>

<strong>青柳</strong>　1 年間でゲートウェイ 10,000 台の受注を見込んでいます。IoT ベンチャーとしては、かなり積極的な出荷目標だと思います。

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<h3><strong>より多くのリソースを利用するため BizSpark Plus を活用
スピーディで手厚い人的支援も高く評価</strong></h3>
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<img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/10/photo05.jpg" alt="photo05" class="alignright size-full wp-image-15126" width="55%" />――　<strong>2016 年 4 月には BizSpark Plus にも採択されていますね。</strong>

<strong>青柳</strong>　実は BizSpark の存在は以前から知っており、イグニション・ポイントでも Plus ではない BizSpark を使っていました。しかし Secual ではデジタル領域にフォーカスした事業を行うため、より多くのリソースが必要です。これに伴うコスト増にどう対応するかを考えていたときに、マイクロソフトから BizSpark Plus のお話をいただきました。

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――　<strong>それはいつごろですか。</strong>

<strong>青柳</strong>　2016 年 2 月です。「THE BRIDGE FES」でマイクロソフトのテクニカルエバンジェリストにお会いし、ここで BizSpark Plus のお話を聞き、その後も何度かお会いして、採択に至りました。

――　<strong>なぜマイクロソフトのスタートアップ支援を選んだのですか。</strong>

<strong>青柳</strong>　私は以前、他の会社でクラウド系の事業責任者をやっていたのですが、そのころのクラウドは AWS が圧倒的なシェアでした。しかし最近ではコアなサービスとしては成熟しており、PaaS としてのサービス強化に積極的になっています。その一方でマイクロソフトは、最近のトレンド調査でも伸びが著しく、実際に提供されているサービスも充実しており、オープン ソースへのコミットも積極的です。またマイクロソフトは、信頼性や安心感といったイメージも確立しています。Secual はセキュリティ サービスなので、ブランド イメージを高めるうえでも、マイクロソフトの選択が最善だと考えました。

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――　<strong><img src="https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/2016/10/photo006.jpg" alt="photo06" class="alignleft size-full wp-image-15126" width="40%" />Microsoft Azure の機能としては、具体的にどのようなものを活用されていますか。</strong>

<strong>西田</strong>　Application Gateway の負荷分散機能や SSL オフロード機能、仮想サーバー、ネットワーク仮想化、データ バックアップを使っています。最近では Machine Learning の活用も始めています。今後は Machine Learning の比重が大きくなっていくと思います。

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――　<strong>実際に使ってみて、どのような印象をお持ちですか。</strong>

<strong>西田</strong>　バックアップが日次で取得でき、データをセキュアに管理できる環境だと感じています。Secual のように小規模な会社で大きなデータを扱うには、このような特長はとても重要です。開発環境ではギリギリのリソースで作業を行っていたため、負荷が大きすぎて仮想サーバーが落ちることもあったのですが、障害発生時のリカバリーが簡単なのも助かります。またマイクロソフトの人的支援も手厚く、スタートアップに寄り添ってくれている、という印象を持っています。

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――　<strong>具体的には。</strong>

<strong>西田</strong>　たとえば 2016 年 4 月に「Microsoft Innovation Award 2016」で優秀賞とオーディエンス賞をいただいたのですが、このようなイベントの紹介や推薦を行ってくれました。

<strong>青柳</strong>　「Tech in Asia Tokyo 2016」へブースを出す機会もいただきました。他のクラウド ベンダーにもスタートアップ支援プログラムはあるのですが、マイクロソフトによる支援のスピード感は圧倒的で、フォローアップもとても丁寧です。

――　<strong>今後使いたい Azure の機能はありますか。</strong>

<strong>西田</strong>　Azure IoT Suite や Azure IoT Hub を活用したいですね。また、既に Machine Leaning は使い始めていますが、今後はその結果を Power BI などでユーザーにフィードバックするしくみも作っていきたいと考えています。

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<h3><strong>将来は防災や見守りにも適用領域を拡大
広い意味でのホーム セキュリティ実現を目指す</strong></h3>
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――　<strong>最後に、今後の展開についてお教えください。</strong>

<strong>青柳</strong>　Secual のゲートウェイは、ファームウェアやクラウド上のソフトウェアのアップグレードによって、機能拡張が可能です。この特長を活かし、今後は防災や見守りといった領域にも進出していきたいと考えています。セキュリティというとまず防犯を思い浮かべますが、これはあくまでも狭義のセキュリティであり、本来はもっと広い意味を持っています。身の危険を感じるインシデントへの対応を全てセキュリティと考え、適用領域を広げていきます。

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――　<strong>具体的にはどのような機能が提供されることになりますか。</strong>

<strong>青柳</strong>　たとえば防災では、地震速報などをゲートウェイで流す、といったことを考えています。防犯用途では利用していないのですが、ゲートウェイにはスピーカーが装備されているのです。

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――　<strong>なるほど。それはいいですね。見守りも今後、大きな需要が見込めそうです。</strong>

<strong>青柳</strong>　高齢者のお宅に設置し、センサーの情報から異常が検知されたら、ご家族の方に連絡するといったサービスを考えています。また既存のセキュリティ会社などと連携し、駆けつけサービスを提供することも視野に入っています。

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――　<strong>セコムやアルソックのようなセキュリティ会社との連携ですね。防犯市場で競合することにはなりませんか。</strong>

<strong>青柳</strong>　既存のセキュリティ会社の顧客は年収 1,200 万円以上の世帯であり、Secual は年収 400 ～ 1,200 万円程度の世帯でも使っていただけるカジュアルさを売りにしているため、競合にはならないと考えています。むしろ当社と連携することで、新しい市場への足がかりになるのではないでしょうか。この他にもゲートウェイに SIM を搭載することで、別荘やビニールハウスの防犯に活用していただくことも考えています。今年 8 月には湘南の海の家で利用された実績があり、十分に現実的なユースケースだと思います。

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――　<strong>見た目はシンプルなデバイスですが、実に大きな可能性を持っていますね。これでホーム セキュリティの導入率が高まり、暮らしの安心感が広がっていくことに期待したいと思います。本日はありがとうございました。</strong>

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<h4><strong><a target="_blank" href="http://secual-inc.com/">株式会社Secual</a></strong></h4>
CEO を務める青柳 氏が起業したイグニション・ポイント株式会社が、2015 年 6 月に設立。低価格で簡単に使え、生活にとけこむデザインを持つデバイスを提供し、日本におけるホーム セキュリティ導入率向上を目指しています。2016 年 5 月には初期ロット 1,000 セットを出荷し、わずか 1 か月で完売。最初の 1 年間で 1 万セットの販売を見込んでいます。

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