Azure Network Watcher を有効または無効にする

Azure Network Watcher は地域サービスであり、ネットワーク シナリオ レベルで Azure 内と Azure 間の状態を監視して診断できます。 シナリオ レベルの監視により、エンド ツー エンドのネットワーク レベル ビューで問題を診断できるようになります。 Network Watcher に搭載されているネットワークの診断および監視ツールを使用して、Azure 内のネットワークを把握および診断し、洞察を得ることができます。

Azure リージョンに Network Watcher インスタンスを作成すると、Network Watcher がそのリージョンで有効になります。 このインスタンスを使用すると、その特定のリージョンで Network Watcher 機能を利用できます。

Note

  • 既定では、Network Watcher は自動的に有効になります。 サブスクリプションで仮想ネットワークを作成したり更新したりすると、お使いの Virtual Network のリージョンで Network Watcher が自動的に有効になります。
  • Network Watcher を自動的に有効にしても、リソースや関連する料金には影響しません。
  • Network Watcher は、これらの Azure リージョンで有効にすることができます。

前提条件

ご利用のリージョンの Network Watcher を有効にする

Network Watcher の自動有効化をオプトアウトする場合は、Network Watcher 機能を使用するリージョンごとに Network Watcher を手動で有効にする必要があります。 リージョンで Network Watcher を有効にするには、Azure portalPowerShellAzure CLIREST API、または Azure Resource Manager (ARM) テンプレートを使用して、そのリージョンに Network Watcher インスタンスを作成します。

  1. ポータルの上部にある検索ボックスに、「network watcher」と入力します。 検索結果で [Network Watcher] を選択します。

    Azure portal で Network Watcher を検索する方法を示すスクリーンショット。

  2. [概要] ページで、[+ 追加] を選びます。

  3. [ネットワーク ウォッチャーの追加] で、Azure サブスクリプションを選択し、Azure Network Watcher を有効にするリージョンを選択します。

  4. [追加] を選択します。

    Azure portal で Network Watcher を作成する方法を示すスクリーンショット。

Note

Azure portal を使用して Network Watcher インスタンスを作成する場合:

  • Network Watcher インスタンスの名前が自動的に NetworkWatcher_region に設定されます (region は、Network Watcher インスタンスの Azure リージョンに対応する)。 たとえば、米国東部リージョンで有効にされた Network Watcher は NetworkWatcher_eastus という名前になります。
  • Network Watcher インスタンスが NetworkWatcherRG という名前のリソース グループに作成されます。 リソース グループがまだ存在しない場合は作成されます。

Network Watcher インスタンスとリソース グループの名前をカスタマイズする場合は、PowerShell または REST API メソッドを使用できます。 いずれの方法でも、Network Watcher を作成する前に、配置先のリソース グループが存在している必要があります。

ご利用のリージョンの Network Watcher を無効にする

リージョンの Network Watcher インスタンスを削除すると、そのリージョンの Network Watcher を無効にできます。 Azure portalPowerShellAzure CLI、または REST API を使用して、Network Watcher インスタンスを削除できます。

警告

Network Watcher インスタンスを削除すると、Network Watcher の実行中の操作、履歴データ、アラートがすべて削除され、元に戻すオプションはありません。 たとえば、NetworkWatcher_eastus インスタンスを削除すると、米国東部リージョンのすべてのフロー ログ、接続モニター、パケット キャプチャが削除されます。

  1. ポータルの上部にある検索ボックスに、「network watcher」と入力します。 検索結果で [Network Watcher] を選択します。

  2. [概要] ページで、削除する Network Watcher インスタンスを選択し、[無効] を選択します。

    Azure portal で Network Watcher インスタンスを削除する方法を示すスクリーンショット。

  3. yes と入力した後、[削除] を選択します。

    Azure portal で Network Watcher を削除する前の確認ページを示すスクリーンショット。

Network Watcher の自動有効化のオプトアウト

Azure PowerShell または Azure CLI を使用して、Network Watcher の自動有効化をオプトアウトできます。

注意

Network Watcher の自動有効化のオプトアウトは、永続的な変更です。 一度オプトアウトすると、Azure サポートに連絡しない限りオプトインできなくなります。

Network Watcher の自動有効化のオプトアウトは、Azure portal では利用できません。 PowerShell または Azure CLI を使用して、Network Watcher の自動有効化をオプトアウトします。

Note

Network Watcher の自動有効化をオプトアウトした後、Network Watcher 機能を使用するリージョンごとに Network Watcher を手動で有効にする必要があります。 詳細については、リージョンの Network Watcher の有効化に関する記事をご覧ください。

Network Watcher インスタンスを一覧表示する

サブスクリプションで使用可能な Network Watcher インスタンスを一覧表示すると、サブスクリプションで Network Watcher が有効になっているすべてのリージョンを確認できます。 Azure portalPowerShellAzure CLI、または REST API を使用して、サブスクリプションの Network Watcher インスタンスを一覧表示します。

  1. ポータルの上部にある検索ボックスに、「network watcher」と入力します。 検索結果で [Network Watcher] を選択します。

  2. [概要] ページでは、サブスクリプション内のすべての Network Watcher インスタンスを確認できます。

    Azure portal でサブスクリプションのすべての Network Watcher インスタンスを一覧表示する方法を示すスクリーンショット。

次のステップ

Network Watcher 機能の詳細については、次を参照してください。