ScrollBars プロパティ

コントロール、フォーム、またはページに、垂直スクロール バー、水平スクロール バー、またはその両方を表示するかどうかを指定します。

構文

オブジェクトScrollBars [= fmScrollBars ]

ScrollBars プロパティの構文には、次の指定項目があります。

パーツ 説明
object 必須です。 有効なオブジェクトです。
fmScrollBars オプション。 スクロール バーを表示する場所を指定します。

Settings

fmScrollBars の設定値を以下に示します。

定数 説明
fmScrollBarsNone 0 スクロール バーを表示しません (既定値)。
fmScrollBarsHorizontal 1 水平スクロール バーを表示します。
fmScrollBarsVertical 2 垂直スクロール バーを表示します。
fmScrollBarsBoth 3 水平スクロール バーと垂直スクロール バーの両方を表示します。

注釈

KeepScrollBarsVisible プロパティが True の場合は、オブジェクトのコンテンツがオブジェクトの境界内に収まるかどうかに関係なく、フォームやページのスクロール バーが常に表示されます。

スクロール バーが表示されている場合、そのスクロール ボックスの位置はスクロール バーの表示領域内に制限されます。 また、スクロール バー全体を表示するために必要なときは、スクロールの位置が変更されます。 スクロール バーの範囲は、 ScrollBars プロパティの値、スクロールのサイズ、または表示サイズを変更したときに変更されます。

スクロール バーが表示されない場合は、スクロール位置を任意の値に設定できます。 負の値を指定することも、スクロールのサイズを超える値を指定することもできます。

1 行のコントロールでは、ScrollBars プロパティと AutoSize プロパティを使用して水平スクロール バーを表示できます。 スクロール バーの表示/非表示は次の規則に従います。

  • ScrollBarsfmScrollBarsNone に設定されている場合、スクロール バーは表示されません。

  • ScrollBarsfmScrollBarsHorizontal または fmScrollBarsBoth に設定されている場合、テキストが編集領域より長く、編集領域の下にスクロール バーを表示するスペースがあれば、コントロールに水平スクロール バーが表示されます。

  • AutoSizeTrue の場合は、コントロールのサイズが上限に達していない限り (達しそうでない限り)、スクロール バーを追加できるようにコントロールが拡大されます。

複数行の文字列を表示するように設定されているテキスト ボックス ( TextBox ) コントロールの場合は、 ScrollBars プロパティ、 WordWrap プロパティ、および AutoSize プロパティを使って、スクロール バーを表示できます。 スクロール バーの表示/非表示は次の規則に従います。

  • ScrollBarsfmScrollBarsNone に設定されている場合、スクロール バーは表示されません。

  • ScrollBarsfmScrollBarsVertical または fmScrollBarsBoth に設定されている場合、テキストが編集領域より長く、編集領域の右端にスクロール バーを表示するスペースがあれば、コントロールに垂直スクロール バーが表示されます。

  • WordWrapプロパティに True が設定されている場合は、複数行の文字列を表示するように設定されているコントロールに水平スクロール バーが表示されることはありません。 ほとんどの複数行コントロールでは、水平スクロール バーは使用されません。

  • 次の条件がすべて満たされるときは、複数行の文字列を表示するように設定されているコントロールに水平スクロール バーを表示できます。

    • 編集領域の幅より長い単語が編集領域の中にある。
    • 水平スクロール バーの表示を許可している。
    • 編集領域の下側にスクロール バーを表示できる領域が確保されている。
    • WordWrap プロパティに False が設定されている。

関連項目

サポートとフィードバック

Office VBA またはこの説明書に関するご質問やフィードバックがありますか? サポートの受け方およびフィードバックをお寄せいただく方法のガイダンスについては、Office VBA のサポートおよびフィードバックを参照してください。