仮想デバイス インターフェイス (VDI) リファレンス
適用対象:SQL Server
このセクションには、サードパーティのバックアップ ソフトウェア ベンダーが使用するための SQL Server アプリケーション プログラミング インターフェイスの仕様が含まれています。
概要
仮想デバイス インターフェイス (VDI) は、パフォーマンスの低下を最小限に抑えて、トランザクション ワークロードに最高のオンライン バックアップ スループットを提供するだけでなく、可能な限り最速の復元時間を実現します。 これによりサードパーティ ベンダーは、SQL Server ネイティブのバックアップ/復元と同じパフォーマンス特性を実現し、すべてのバックアップ/復元機能を使用できるようになります。 VDI は SQL Server 7.0 で導入され、以降のバージョンでサポートおよび拡張されています。
VDI では、主に次の 2 種類のバックアップ テクノロジがサポートされています。
バックアップ セットのコンテンツ全体が読み取られ、バックアップ メディアに転送される、従来のオンライン バックアップ。
基になる分割ミラーまたは書き込み時コピー テクノロジを使用したスナップショット バックアップ。
VDI によって実行される従来のオンライン バックアップでは、SQL Server でのバックアップと復元のあらゆる機能を利用できます。 スナップショット バックアップは、完全なデータベースとファイル/ファイルグループのバックアップのみに制限されます。 ただし、スナップショット バックアップでは、従来のデータベース差分バックアップ、ファイル差分バックアップ、およびトランザクション ログ バックアップを使用してロール フォワードすることができる場合があります。
Microsoft SQL Server 仮想デバイス インターフェイス (VDI) を使用するバックアップまたは復元操作では、 または RESTORE
コマンドの発行BACKUP
に使用されるSQL Serverのサーバー接続を sysadmin 固定サーバー ロールとしてログオンする必要があります。 VDI 接続には Sysadmin アクセス許可が必要です。これは、接続自体が単純なバックアップ操作以上の実行が可能であり、クライアントとサーバー間の共有リソースが関係するためです。 これはすべての環境で望ましいとは限らず、アプリケーションのサービス アカウントが固定データベース ロールのみを持 db_backupoperator
つよう構成されている場合、VDI を使用するサードパーティのバックアップ アプリケーションが失敗する可能性があります。
次の手順
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フィードバック
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