sys.sp_cdc_enable_db (Transact-SQL)

適用対象:SQL Server

現在のデータベースの変更データ キャプチャを有効にします。 データベース内のテーブルの変更データ キャプチャを有効にするには、まずそのデータベースに対してこの手順を実行する必要があります。 有効なテーブルに適用された変更データ キャプチャ レコードの挿入、更新、および削除アクティビティにより、変更の詳細を簡単に使用できるリレーショナル形式で使用できるようになります。 追跡対象のソース テーブルの列構造を反映する列情報は、変更された行に対して、ターゲット環境に変更を適用するために必要なメタデータと共にキャプチャされます。

重要

変更データ キャプチャは、Microsoft SQL Server のすべてのエディッションで使用できるわけではありません。 SQL Serverの各エディションでサポートされる機能の一覧については、「 SQL Server 2016 の各エディションがサポートする機能」を参照してください。

Transact-SQL 構文表記規則

構文

  
sys.sp_cdc_enable_db  

リターン コードの値

0 (成功) または 1 (失敗)

結果セット

なし

解説

システム データベースまたはディストリビューション データベースで変更データ キャプチャを有効にすることはできません。

sys.sp_cdc_enable_db を実行すると、メタデータ テーブルや DDL トリガーなど、データベース全体のスコープを持つ変更データ キャプチャ オブジェクトが作成されます。 また、cdc スキーマと cdc データベース ユーザーを作成し、 sys.databases カタログ ビューのデータベース エントリのis_cdc_enabled列を 1 に設定します。

アクセス許可

Azure SQL Managed InstanceまたはSQL Serverの変更データ キャプチャの sysadmin 固定サーバー ロールのメンバーシップが必要です。 Azure SQL データベースの変更データ キャプチャのdb_ownerのメンバーシップが必要です。

次の例では、変更データキャプチャを有効にします。

USE AdventureWorks2012;  
GO  
EXECUTE sys.sp_cdc_enable_db;  
GO  

参照

sys.sp_cdc_disable_db (Transact-SQL)