■事象
Windows Server 2012 R2のアプリケーションサーバに、リモートデスクトップ接続した際に、
初回はグループポリシーで設定した移動ユーザプロファイルが正常に適用され、デスクトップが想定通り展開されるのですが、
一度サインアウトし、再度ログオンするとそれ以降は何度繰り返しても一時ユーザプロファイル(TEMP)がでログオンされ
デスクトップは初期設定の状態になっております。
原因または解決法をご存じの方がいらっしゃいましたらご教示いただけますと幸いです。
■サーバ用途、運用
対象サーバは主にAccessをRemoteAppで利用するためのアプリケーションサーバです。
ユーザによっては直接リモート接続することもあります。
アプリケーションサーバは複数台ありますが、
ユーザは割り振られた1つのアプリケーションサーバショートカットから接続する運用になっているため、
特定のアプリケーションサーバ以外に接続することはありません。
■グループポリシー設定
・リモート デスクトップ サービス移動ユーザー プロファイルのパスを指定する
移動プロファイルの設定は以下でDFSのフォルダを指定しています。
※DFSではレプリケーションは行っておらず、単純に名前空間を使用するためだけにDFSを使用しております
・Administrators セキュリティ グループを移動ユーザー プロファイルに追加する:有効
・移動プロファイル フォルダーのユーザー所有権を確認しない:有効
・一時記憶された移動プロファイルのコピーを削除する:有効
・コンピューターの起動およびログオンで常にネットワークを待つ:有効
※ほかにも複数のポリシーの設定はしておりますが、関係しそうな設定があればご教示ください。
■確認した内容
・ユーザの権限の問題か
→同一権限でも正常にいくユーザもいればうまくいかないユーザもいる
・グループポリシーの問題か
→同一のOU配下のユーザでも正常にいくユーザもいればうまくいかないユーザもいる
・ユーザプロファイルの仮想ハードディスク化による問題か
→ネットワーク上のファイルサーバの共有フォルダに書くのされたユーザプロファイル仮想ディスクを使用しており、
ログオン時にC:\users\配下にマウントされる設定になっているが、
プロファイル仮想ハードディスクをやめて
C:\users\配下に直接ユーザプロファイル作成する設定に変えても事象が発生
・認証先DCの問題か
→うまくいくユーザもそうでないユーザもログオン時はどちらも同じDCで認証されていた。
・ユーザを新規作成ではどうか
→新規ユーザでも事象発生
■関係するサーバ環境
・アプリケーションサーバ:Windows Server 2012 R2 ※事象発生サーバ
・ドメインコントローラ:Windows Server 2022
・RDPライセンスサーバ:Windows Server 2022
・ファイルサーバ:Windows Server 2022