KB5034441 の修正プログラムは CVE-2024-20666 の脆弱性に対応するものですが、この脆弱性は以下の場合に影響が発生します。
- 攻撃者が物理的にコンピューターにアクセスできる(直接操作できる)こと
- コンピューターが BitLocker 暗号化されていること
BitLocker 暗号化をバイパスできる脆弱性なので、BitLocker 暗号化やデバイスの暗号化がされていない場合は、無関係です。
また脆弱性の利用にはコンピューターの直接操作が必要で、ネットワーク経由などのリモート攻撃は行えません。
KB5034441 のインストールがエラーになる場合は、これらを勘案して更新プログラムをインストールする必要があるかどうかを判断してください。安全な場所で管理されている固定された(または持ち出さない)コンピューターであれば、物理的なアクセスの可能性は低いので、脆弱性の影響は小さくなります。逆に持ち歩くモバイル PC で BitLocker 暗号化を使用している場合、盗難や紛失のリスクがあるので税濁世委の影響は大きくなります。
KB5034441 が
- Windows 回復環境サービスが失敗しました。(CBS_E_INSUFFICIENT_DISK_SPACE)
- 0x80070643 - ERROR_INSTALL_FAILURE
でエラーになる場合は
KB5028997: WinRE 更新プログラムをインストールするためにパーティションのサイズを手動で変更する手順 - Microsoft サポート
の書かれている手順で回復パーティションのサイズを拡張すれば、正常にインストールできます。
手元の環境でもこの方法でエラーを回避できています。
※通常、パーティションサイズの変更やその後の KB5034441 のインストールでは、Windows の再起動は不要です。
なお、エラーになる原因は回復パーティションのサイズではなく、空き容量の不足ということです。そのため回復パーティションのサイズに関わらず発生する可能性があるようです。