データの分析、グラフ作成、および通信のためのツールを備えた Microsoft 表計算ソフトウェアのファミリ。
こんにちは。
好みの図形(アイコン)などをセルに入力した文字列に関連付けて表示させたいといったことでしたら、それは VBA(マクロ)に頼るほうが確実かと思います。
ですが、図形ではなく漢字変換の際に候補として表示される記号で代用する形でも良ければ、それを文字列に関連付けて表示させるための比較的簡単な方法もあります。
図1は、A1 セルに「晴」などの文字列を入力すると、B1 セルにそれに関連した記号が自動的に表示されるようにした一例です。
※自動的に表示されるといっても、文字列と記号を関連付けた一覧表(変換表)から数式を使って参照しているにすぎないのですが・・・。
図1:Sheet1
以下、図1のようなことを行うための手順になります。
応用できるように出来るだけ詳しく書いていますので、長い説明文ですがご了解ください。
尚、お考えになっていることとかけ離れていて興味が無いということであれば、以下は読み飛ばしてください。
[1]変換表の作成
Sheet1 で図1のような表示を行わせると仮定して、Sheet2 に文字列と記号を関連付けるための図2のような変換表を作成します。
図2:Sheet2
- A1 セルに漢字変換で「晴」と入力しておき、B1 セルには「はれ」と入力して漢字変換する際に表示される候補の一覧から「☀」(記号です)を選択します。
- 同様の手順で A2 セルから B4 セルまでを埋めていって作成したのが図2です。
- この変換表では、文字のサイズやセル内の配置、フォントの色などは変更しても意味がないので気にしなくて良いのですが、見やすくするためにサイズだけ大きくしています。
- ここで表示されている B 列の記号は、Excel のデフォルトフォントである「游ゴシック」を使った時のものです。
- 記号は好みのものを選んでください。
簡易的なアイコンのようなものでも良ければ、「外字」を作成して記号の代わりに使えるかも。
(あくまで簡易的なものです。作るのも手間が掛かるかと思います。)
※「外字」の作成方法や使用方法などはネットで検索してみてください。
[2]数式の作成
Sheet1 の B1 セルに下記の数式を入れておきます。
=IFERROR(VLOOKUP(A1,Sheet2!A$1:B$20,2,0),"")
この数式は、Sheet1 の A1 セルの内容を Sheet2 の A$1:A$20 の範囲で検索し、同一内容のセルがあれば、その右隣りの B 列のセル内容を表示する働きをします。
検索範囲が大きめですが、このままで大丈夫です。(項目を追加する時のために余裕を持っています。)
尚、検索しても見つからなかった場合には空白が表示されるようになっています。
[3]文字のサイズなどを修正
図1のような表示にするための Sheet1 の A1 セルと B1 セルの設定項目の一例です。
- 行の高さ:58.50
- 列の幅:8.38
- フォント:游ゴシック
- A1 セルの文字サイズ:18
- B1 セルの文字サイズ:36
- セル内の文字の配置:縦横ともに中央揃え
※ B1 セルのフォントの色付けは[4]で行います。
[4]『条件付き書式』の作成(記号の色付け)
一つの『条件付き書式』でフォントの色が設定できるのは1色のみですので、図1のように記号のフォントに個別に4色を設定したい場合には4つの『条件付き書式』を作成する必要があります。
※記号の色付けが必要なければ、『条件付き書式』を作成する必要はありません。
※記号の色付けを『セルの書式設定』で行うと、当然ながら手動で再度変更しない限りその1色に固定されます。
- B1 セルを選択した状態で、『条件付き書式』 ー> 『新しいルール』 ー> 『数式を使用して、書式設定するセルを決定』を選択する。
- 『新しい書式ルール』の中の『次の数式を満たす場合に値を書式設定』欄に下記の数式を入力し、『書式』を押す。
=A1="晴" 3. 『セルの書式設定』が表示されるので、『フォント』タブの中の『色』のプルダウンメニューの中から好みの色を選んで『OK』を押す。
ここで設定した色が B1 セルに表示される記号のフォントの色になります。 4. 『新しい書式ルール』に戻るので『OK』を押す。 5. 手順2. で入力する数式を下記から一つずつ選んで変えながら、手順1. から手順4. を繰り返す。
=A1="曇り"
=A1="雨"
=A1="雪"
※最終的に全部で4つの『条件付き書式』を作成出来たら終了です。
※作成した『条件付き書式』の削除は『ルールの管理』から行えます。(手順省略)
以上です。
こういった方法もあるということで、考え方も含めて何かのご参考になれば幸いです。