as 演算子

演算子の表形式の入力式に名前をバインドします。 これにより、クエリを分割して let ステートメントで名前をバインドすることなく、表形式の式の値をクエリで複数回参照できます。

1 つのクエリ内での as 演算子の複数使用を最適化するには、「名前付き式」を参照してください。

構文

T|as [hint.materialized=具体化]名前

構文規則について詳しく知る。

パラメーター

名前 必須 説明
T string ✔️ 名前を変更する表形式の式。
名前 string ✔️ 表形式式の一時名。
hint.materialized bool Materialized が にtrue設定されている場合、表形式の式の値は、materialize() 関数呼び出しによってラップされたかのように表示されます。 それ以外の場合は、すべての参照で値が再計算されます。

Note

  • as によって指定された名前は、unionwithsource= 列、findsource_ 列、および search$table 列で使用されます。
  • join の表形式の外部入力 ($left) で演算子を使用して名前が指定された表形式の式は、join の表形式の内部入力 ($right) でも使用できます。

次の 2 つの例では、共用体で生成された TableName 列は 'T1' と 'T2' で構成されます。

range x from 1 to 10 step 1 
| as T1 
| union withsource=TableName (range x from 1 to 10 step 1 | as T2)

または、次のように同じ例を記述することもできます。

union withsource=TableName (range x from 1 to 10 step 1 | as T1), (range x from 1 to 10 step 1 | as T2)

次の例では、結合の "左側" は MyLogTable でフィルター処理されtype == "Event"Name == "Start"、結合の "右側" は と でtype == "Event"フィルター処理されますMyLogTableName == "Stop"

MyLogTable  
| where type == "Event"
| as T
| where Name == "Start"
| join (
    T
    | where Name == "Stop"
) on ActivityId