Visual Studio Code 用 Azure IoT Tools を使用してデバイスと IoT Hub の間のメッセージを送受信する
この記事では、Visual Studio Code 用 Azure IoT Tools を使用して、デバイスからクラウドへのメッセージを監視し、クラウドからデバイスにメッセージを送信する方法について説明します。 D2C メッセージは、デバイスが収集し、IoT Hub に送信するセンサー データである可能性があります。 C2D メッセージは、IoT Hub がデバイスに送信するコマンドである可能性があります。このコマンドによって、そのデバイスに接続されている LED が点滅します。
Azure IoT Tools は、IoT Hub の管理と IoT アプリケーションの開発を容易にする便利な Visual Studio Code 拡張機能です。 この記事では、Visual Studio Code 用 Azure IoT Tools を使用してデバイスと IoT Hub の間のメッセージを送受信する方法を説明します。
注意
この記事で言及されている一部の機能 (cloud-to-device メッセージング、デバイス ツイン、デバイス管理など) は、IoT Hub の Standard レベルだけで使用することができます。 Basic および Standard または Free レベルの IoT Hub の詳細については、ソリューションに適した IoT Hub のレベルの選択に関するページを参照してください。
前提条件
有効な Azure サブスクリプション
サブスクリプションの Azure IoT Hub。
VS Code 用 Azure IoT Toolsまたはこの URL (
vscode:extension/vsciot-vscode.azure-iot-toolkit
) をコピーして、ブラウザー ウィンドウに貼り付けてください。
サインインして IoT ハブにアクセスする
VS Code のエクスプローラー ビューで、左下隅の [Azure IoT Hub Devices](Azure IoT Hub デバイス) セクションを展開します。
コンテキスト メニューで [Select IoT Hub](IoT Hub の選択) をクリックします。
右下隅にポップアップが表示され、Azure への初めてのサインインを行うことができます。
サインインすると、Azure サブスクリプションの一覧が表示されるので、Azure サブスクリプションと IoT Hub を選択します。
数秒で [Azure IoT Hub Devices](Azure IoT Hub デバイス) タブにデバイスの一覧が表示されます。
注意
[Set IoT Hub Connection String](IoT Hub 接続文字列の設定) を選択して設定することもできます。 ポップアップ ウィンドウに、IoT デバイスの接続先 IoT ハブの iothubowner ポリシーの接続文字列を入力します。
D2C メッセージの監視
デバイスから IoT Hub に送信されたメッセージを監視するには、次の手順に従います。
デバイスを右クリックして、 [Start Monitoring Built-in Event Endpoint](組み込みイベント エンドポイントの監視を開始する) を選択します。
監視対象のメッセージが、 [OUTPUT](出力)>[Azure IoT Hub] ビューに表示されます。
監視を停止するには、 [OUTPUT](出力) ビューを右クリックして、 [Stop Monitoring Built-in Event Endpoint](組み込みイベント エンドポイントの監視を停止する) を選択します。
C2D メッセージの送信
IoT Hub からデバイスにメッセージを送信するには、次の手順に従います。
デバイスを右クリックして、 [Send C2D Message to Device](C2D メッセージをデバイスに送信する) を選択します。
入力ボックスにメッセージを入力します。
結果が、 [OUTPUT](出力)>[Azure IoT Hub] ビューに表示されます。
次のステップ
使用している IoT デバイスと Azure IoT Hub の間で D2C メッセージを監視し、C2D メッセージを送信する方法については学習しました。
引き続き Azure IoT Hub の使用方法を確認すると共に、すべての拡張された IoT のシナリオについて調べるには、次のページを参照してください。