浮動小数点の制限

Microsoft 固有の仕様

次の表に、浮動小数点定数の値に関する制限を示します。 また、これらの制限は、標準ヘッダー ファイル <float.h> で定義されます。

浮動小数点定数の制限

定数 説明 Value
FLT_DIG
DBL_DIG
LDBL_DIG
q 桁の浮動小数点数を、有効桁数を失わずに丸めて浮動小数点表現にしたり、戻したりできる桁数 q。 6
15
15
FLT_EPSILON
DBL_EPSILON
LDBL_EPSILON
x + 1.0 が 1.0 に等しくならないような最小の正数 x。 1.192092896e-07F
2.2204460492503131e-016
2.2204460492503131e-016
FLT_GUARD 0
FLT_MANT_DIG
DBL_MANT_DIG
LDBL_MANT_DIG
浮動小数点の有効桁で FLT_RADIX により指定された基数の桁数。 基数は 2 です。したがって、これらの値はビットを指定します。 24
53
53
FLT_MAX
DBL_MAX
LDBL_MAX
表現可能な最大浮動小数点数。 3.402823466e+38F
1.7976931348623158e+308
1.7976931348623158e+308
FLT_MAX_10_EXP
DBL_MAX_10_EXP
LDBL_MAX_10_EXP
10 をその数値分累乗した結果が表現可能な浮動小数点数となる最大の整数。 38
308
308
FLT_MAX_EXP
DBL_MAX_EXP
LDBL_MAX_EXP
FLT_RADIX をその数値分累乗した結果が表現可能な浮動小数点数となる最大の整数。 128
1024
1024
FLT_MIN
DBL_MIN
LDBL_MIN
正の最小数。 1.175494351e-38F
2.2250738585072014e-308
2.2250738585072014e-308
FLT_MIN_10_EXP
DBL_MIN_10_EXP
LDBL_MIN_10_EXP
10 をその数値分累乗した結果が表現可能な浮動小数点数となる最小の負の整数。 -37
-307
-307
FLT_MIN_EXP
DBL_MIN_EXP
LDBL_MIN_EXP
FLT_RADIX をその数値分累乗した結果が表現可能な浮動小数点数となる最小の負の整数。 -125
-1021
-1021
FLT_NORMALIZE 0
FLT_RADIX
_DBL_RADIX
_LDBL_RADIX
指数表記の基数。 2
2
2
FLT_ROUNDS
_DBL_ROUNDS
_LDBL_ROUNDS
浮動小数点加算の丸めモード。 1 (近接)
1 (近接)
1 (近接)

Note

この表の情報は、将来のバージョンの製品では異なる場合があります。

Microsoft 固有の仕様はここまで

関連項目

整数の制限