Exchange 用に EWS で生成されたオブジェクト モデル

適用対象: Exchange Online |Exchange Server 2013 |Office 365

wsdl.exe によって生成された Exchange Web サービス (EWS) オブジェクト モデルは、当初 Exchange 2007 を操作するのに便利なオブジェクト モデルを提供しました。 しかし、EWS マネージ API が利用できるようになると、マネージ コードを使用して作業している開発者用に多くのメリットが紹介されました。

EWS マネージ API は、

  • 直感的なオブジェクト モデルを用意します。

  • クライアント側のビジネス ロジックとデータの入力規則を含みます。

  • 完全にサポートされており、定期的に更新されます。

  • 自動検出クライアントを含みます。

  • ログ、Cookie の管理、Exchange への診断レポートの送信などのクライアント機能を実装します。

EWS wsdl.exe ベースのマネージ リファレンス ドキュメントは、生成されたオブジェクト モデルによって提供されたほとんどの機能が EWS マネージ API によって置き換えられるため廃止されました。 同時に、EWS マネージ API がすべてのユーザーに適しているわけではないことも事実です。 ほとんどの場合、.NET の EWS クライアントを作成するのが最善の方法ですが、次のような例外もあります。

EWS マネージ API を使用してアプリケーションを開発できない場合は、次の操作を実行できます。

  • サード パーティ EWS クライアント API を使用する。

  • 独自の EWS クライアント オブジェクト モデルを作成する。

  • オブジェクト モデルのジェネレーターを使用する。 ほとんどの主要なプラットフォームや言語をサポートするオブジェクト モデルのジェネレーターが見つかると思われます。

オブジェクト モデルのジェネレーターを使用する場合、XML 参照を使用して、生成されたオブジェクト モデルの理解を深めることができます。 オブジェクト モデルは、スキーマで説明されている XML 構造から生成されます。 通常、オブジェクト モデルのジェネレーターによって作成されたクラスは、スキーマの複合型にマップします。 プロパティは、通常、XML 要素にマップします。

ExchangeWebServices 名前空間を表示します。

関連項目