Internet Explorer 11 の新しいグループ ポリシー設定

注意

更新:廃止されたサポート対象外のインターネット エクスプローラー 11 デスクトップ アプリケーションは、特定のバージョンのWindows 10の Microsoft Edge 更新プログラムを通じて完全に無効になっています。 詳細については、「インターネット エクスプローラー 11 デスクトップ アプリの廃止に関する FAQ」を参照してください。

Internet Explorer 11 には、会社の Web ブラウザーの構成を管理する際に役立つ新しいグループ ポリシー設定がいくつか用意されています。これらのグループ ポリシー設定を次に示します。

ポリシー カテゴリ パス サポート対象 説明
IE に HTTP2 ネットワーク プロトコルの使用を許可する 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer\インターネット コントロール パネル\[詳細設定] ページ Windows 10 の IE11 このポリシー設定では、IE で HTTP2 ネットワーク プロトコルを使うかどうかを決定します。 HTTP2 は、HTTP 要求と連携し、圧縮、多重化、および優先順位付けを使ってネットワーク要求の待機時間を最適化します。

このポリシー設定を有効にした場合、IE は HTTP2 ネットワーク プロトコルを使います。

このポリシー設定を無効にした場合、IE は HTTP2 ネットワーク プロトコルを使いません。

このポリシー設定を構成しない場合、ユーザーは、Internet Explorer の [インターネット オプション] にある [詳細設定] の設定を使って、この動作の有効と無効を切り替えることができます。 既定で有効になっています。

IE での SPDY/3 ネットワーク プロトコルの使用を許可する 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer\インターネット コントロール パネル\[詳細設定] ページ Windows 10 の IE11 このポリシー設定は、Internet Explorer が SPDY/3 ネットワーク プロトコルを使うかどうかを決定します。 SPDY/3 は、HTTP 要求に作用して、圧縮、多重化、優先順位付けを行うことでネットワーク要求の待機時間を最適化します。

このポリシー設定を有効にした場合、Internet Explorer は SPDY/3 ネットワーク プロトコルを使います。

このポリシー設定を無効にした場合、Internet Explorer は SPDY/3 ネットワーク プロトコルを使いません。

このポリシー設定を構成しない場合、ユーザーは **[インターネット オプション] ダイアログ ボックスの [詳細設定] * タブ で、この動作をオンまたはオフにすることができます。 既定で有効になっています。


Windows 10 では SPDY/3 プロトコルが HTTP2 プロトコルに置き換えられました。 HTTP2 プロトコルは [IE に HTTP2 ネットワーク プロトコルの使用を許可する] の設定を使用して構成することができます。

ユーザーがアドレス バーに入力した文字に合わせて検索候補の拡張表示を提供することを Microsoft サービスに許可します 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer Windows 10 の IE11 このポリシー設定を使うと、IE では、ユーザーがアドレス バーに入力した文字に合わせて検索候補の拡張表示を提供できるようになります。 拡張候補を表示するために、ユーザーのキー入力が Microsoft のサービスを介して Microsoft に送信されます。

このポリシー設定を有効にした場合、ユーザーがアドレス バーに入力した文字に対する拡張候補が表示されます。 さらに、ユーザーは、設定チャームで [候補] 設定を変更できません。

このポリシー設定を無効にした場合、ユーザーがアドレス バーに入力した文字に対する拡張候補は表示されません。 さらに、ユーザーは、設定チャームで [候補] 設定を変更できません。

このポリシー設定を構成しない場合、ユーザーは、[設定] チャームで [候補] 設定を変更することができます。

Allow only approved domains to use the TDC ActiveX control (許可されたドメインにのみ TDC ActiveX コントロールを使用することを認める)
  • 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer\インターネット コントロール パネル\セキュリティ ページ\イントラネット ゾーン
  • 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer\インターネット コントロール パネル\セキュリティ ページ\ロックダウンされたイントラネット ゾーン
  • 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer\インターネット コントロール パネル\セキュリティ ページ\信頼済みサイト ゾーン
  • 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer\インターネット コントロール パネル\セキュリティ ページ\ロックダウンされた信頼済みサイト ゾーン
  • 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer\インターネット コントロール パネル\セキュリティ ページ\ローカル コンピューター ゾーン
  • 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer\インターネット コントロール パネル\セキュリティ ページ\ロックダウンされたローカル コンピューター ゾーン
Windows 10 の IE11 このポリシー設定では、ユーザーがセキュリティ ゾーンに基づいて Tabular Data Control (TDC) ActiveX コントロールを実行できるかどうかを決定します。 既定では、インターネット セキュリティ ゾーンと制限付きサイト セキュリティ ゾーンで TDC ActiveX コントロールが無効になっています。

このポリシー設定を有効にした場合、ユーザーは指定したゾーン内のすべてのサイトから TDC ActiveX コントロールを実行できません。

このポリシー設定を無効にした場合、ユーザーは指定したゾーン内のすべてのサイトから TDC ActiveX コントロールを実行できます。

Allow SSL3 Fallback (SSL3 フォールバックを許可する) 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer\セキュリティの機能 Windows 10 の Internet Explorer 11 このポリシー設定では、トランスポート層セキュリティ (TLS) 1.0 以上が失敗した場合に、Web サイトが Secure Socket Layer (SSL) 3.0 以下を使用するようにフォールバックされないようにすることができます。 この設定は、有効にするセキュリティ プロトコルには影響しません。

このポリシー設定を有効にした場合、TLS 1.0 以上のセキュリティ プロトコルの使用時に Web サイトで問題が発生すると、Internet Explorer はフォールバックを試行し、SSL 3.0 以下のセキュリティ プロトコルを使用します。

この設定を無効にした場合または構成しない場合、Internet Explorer は既定のシステム プロトコルを使用します。

重要:
既定では、SSL 3.0 は無効になっています。 SSL 3.0 を有効にする場合は、潜在的な man-in-the-middle 攻撃を軽減するために、この設定を無効にするか、または構成しないことをお勧めします。

Internet Explorer で VBScript の実行を許可する
  • 管理用テンプレート/Windows コンポーネント/Internet Explorer/インターネット コントロール パネル/[セキュリティ] ページ/インターネット ゾーン/インターネット ゾーン
  • 管理用テンプレート/Windows コンポーネント/Internet Explorer/インターネット コントロール パネル/[セキュリティ] ページ/インターネット ゾーン/インターネット ゾーン
  • 管理用テンプレート/Windows コンポーネント/Internet Explorer/インターネット コントロール パネル/[セキュリティ] ページ/インターネット ゾーン/ローカル マシン ゾーン
  • 管理用テンプレート/Windows コンポーネント/Internet Explorer/インターネット コントロール パネル/[セキュリティ] ページ/インターネット ゾーン/ロックダウンされたインターネット ゾーン
  • 管理用テンプレート/Windows コンポーネント/Internet Explorer/インターネット コントロール パネル/[セキュリティ] ページ/インターネット ゾーン/ロックダウンされたインターネット ゾーン
  • 管理用テンプレート/Windows コンポーネント/Internet Explorer/インターネット コントロール パネル/[セキュリティ] ページ/インターネット ゾーン/ロックダウンされたローカル コンピューター ゾーン
  • 管理用テンプレート/Windows コンポーネント/Internet Explorer/インターネット コントロール パネル/[セキュリティ] ページ/インターネット ゾーン/ロックダウンされた制限付きサイト ゾーン
  • 管理用テンプレート/Windows コンポーネント/Internet Explorer/インターネット コントロール パネル/[セキュリティ] ページ/インターネット ゾーン/ロックダウンされた信頼済みサイト ゾーン
  • 管理用テンプレート/Windows コンポーネント/Internet Explorer/インターネット コントロール パネル/[セキュリティ] ページ/インターネット ゾーン/制限付きサイト ゾーン
  • 管理用テンプレート/Windows コンポーネント/Internet Explorer/インターネット コントロール パネル/[セキュリティ] ページ/インターネット ゾーン/信頼済みサイト ゾーン
Internet Explorer 11 このポリシー設定では、特定の Internet Explorer ゾーン内のページで VBScript を実行できるかどうかを決定することができます。

このポリシー設定を有効にした場合 (既定) も、[オプション] ボックスで次のいずれかのオプションを選択する必要があります。

  • 有効にする。 VBScript は、特に操作しなくても特定のゾーン内のページで実行されます。
  • ダイアログを表示する。 ゾーン内で VBScript の実行を許可するかどうかを指定するダイアログが表示されます。
  • 無効にする。 VBScript はゾーン内で実行できなくなります。

このポリシー設定を無効にするか構成しない場合は、VBScript は特に操作しなくても指定したゾーン内で実行されます。

常に Do Not Track ヘッダーを送信する 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer\インターネット コントロール パネル\[詳細設定] ページ Internet Explorer 10 以降 このポリシー設定を使うと、Do Not Track (DNT) ヘッダーを IE で送信する方法を構成できます。

このポリシー設定を有効にした場合、IE はすべての HTTP 要求と HTTPS 要求で DNT:1 ヘッダーを送信します。 DNT:1 ヘッダーは、ユーザーを追跡しないようにサーバーに通知します。

Internet Explorer 9 および 10 の場合:
このポリシー設定を無効にした場合、IE は、追跡防止リストが有効になっているか、InPrivate ブラウズ モードを使っている場合にのみ、Do Not Track ヘッダーを送信します。

IE11 以上の場合:
このポリシー設定を無効にした場合、IE は、InPrivate ブラウズ モードを使っている場合にのみ、Do Not Track ヘッダーを送信します。

ポリシー設定を構成しない場合、ユーザーは [インターネット オプション] ダイアログ ボックスの [詳細設定] * タブで [常に追跡しないヘッダーを送信する] オプションを選択できます。 このオプションを選んだ場合、IE はすべての HTTP 要求と HTTPS 要求で DNT:1 ヘッダーを送信します。ただし、ユーザーがサイト固有の例外を許可している場合は例外で、その場合 IE は DNT:0 ヘッダーを送信します。 既定で、このオプションが有効になっています。

ActiveX コントロールに対してマルウェア対策プログラムを実行しない
(インターネット、制限付きゾーン)
  • 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer\インターネット コントロール パネル\セキュリティ ページ\インターネット ゾーン
  • 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer\インターネット コントロール パネル\セキュリティ ページ\ロックダウンされたインターネット ゾーン
  • 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer\インターネット コントロール パネル\セキュリティ ページ\制限付きサイト ゾーン
  • 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer\インターネット コントロール パネル\セキュリティ ページ\ロックダウンされた制限付きサイト ゾーン
Windows 10 の IE11 このポリシー設定では、ActiveX コントロールをページに読み込んだ際の安全性を確認するために IE が ActiveX コントロールに対してマルウェア対策プログラムを実行するかどうかを決定します。

このポリシー設定を有効にした場合、IE は、ActiveX コントロールのインスタンスを安全に作成できるかどうかを確認するためにマルウェア対策プログラムを実行しません。

このポリシー設定を無効にした場合、IE は、ActiveX コントロールのインスタンスを安全に作成できるかどうかを確認するために常にマルウェア対策プログラムを実行します。

このポリシー設定を構成しない場合、IE は、ActiveX コントロールのインスタンスを安全に作成できるかどうかを確認するために常にマルウェア対策プログラムを実行します。 ユーザーは、Internet Explorer の [セキュリティ] 設定を使ってこの動作の有効と無効を切り替えることができます。

ActiveX コントロールに対してマルウェア対策プログラムを実行しない
(イントラネット、信頼済み、ローカル コンピューター ゾーン)
  • 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer\インターネット コントロール パネル\セキュリティ ページ\イントラネット ゾーン
  • 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer\インターネット コントロール パネル\セキュリティ ページ\ロックダウンされたイントラネット ゾーン
  • 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer\インターネット コントロール パネル\セキュリティ ページ\信頼済みサイト ゾーン
  • 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer\インターネット コントロール パネル\セキュリティ ページ\ロックダウンされた信頼済みサイト ゾーン
  • 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer\インターネット コントロール パネル\セキュリティ ページ\ローカル コンピューター ゾーン
  • 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer\インターネット コントロール パネル\セキュリティ ページ\ロックダウンされたローカル コンピューター ゾーン
Windows 10 の IE11 このポリシー設定では、ActiveX コントロールをページに読み込んだ際の安全性を確認するために IE が ActiveX コントロールに対してマルウェア対策プログラムを実行するかどうかを決定します。

このポリシー設定を有効にした場合、IE は、ActiveX コントロールのインスタンスを安全に作成できるかどうかを確認するためにマルウェア対策プログラムを実行しません。

このポリシー設定を無効にした場合、IE は、ActiveX コントロールのインスタンスを安全に作成できるかどうかを確認するために常にマルウェア対策プログラムを実行します。

このポリシー設定を構成しない場合、IE は、ActiveX コントロールのインスタンスを安全に作成できるかどうかを確認するためにマルウェア対策プログラムを実行しません。 ユーザーは、Internet Explorer の [セキュリティ] 設定を使ってこの動作の有効と無効を切り替えることができます。

インターネット エクスプローラー 11 アプリケーションの廃止通知を非表示にする 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer Windows 10 20H2 & 以降のインターネット エクスプローラー 11 このポリシー設定を使用すると、インターネット エクスプローラー 11 の廃止をユーザーに通知する通知バーが表示されないようにすることができます。
この設定を無効にするか、構成しなかった場合、通知が表示されます。
Microsoft Edge を開くボタン ([新しいタブ] ボタンの隣) を非表示にする ユーザーの構成\管理用テンプレート\Windows コンポーネント/Internet Explorer\インターネット設定\詳細設定\ブラウズ\ Windows 10 バージョン 1703 の IE11 このポリシー設定では、従業員に対して、[新しいタブ] ボタンの横に Microsoft Edge を開くボタンを表示するかどうかを決定することができます。

このポリシー設定を有効にした場合は、Internet Explorer から Microsoft Edge を開くボタンは非表示になります。

このポリシー設定を無効にした場合は、Internet Explorer から Microsoft Edge を開くボタンが表示されます。

このポリシー設定を構成しない場合、Internet Explorer から Microsoft Edge を開くボタンは従業員が構成することができます。

[ツール] メニューからエンタープライズ モードを有効にして使用できるようにする 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer Windows 10 の IE11 このポリシー設定では、互換性の問題がある Web サイトに対して、ユーザーがエンタープライズ モードを有効にすることができるかどうかを決定します。 必要に応じて、このポリシーでは、ユーザーが [ツール] メニューを使ってエンタープライズ モードを有効にした Web サイトに関するレポートを取得する場所 (投稿メッセージを通じて) も指定できます。

このポリシー設定を有効にした場合、ユーザーは [ツール] メニューから [エンタープライズ モード] オプションを使うことができます。 この設定を有効にしてもレポートの場所を指定しなかった場合、ユーザーがエンタープライズ モードを使うことはできますが、レポートを取得することはできません。

このポリシー設定を無効にしたか、構成していない場合、このメニュー オプションは表示されないため、ユーザーはエンタープライズ モードをローカルで有効にすることができません。

サイト探索の出力をドメインで制限する 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer Internet Explorer 8 以降 このポリシー設定では、Internet Explorer サイト探索ツールキットの探索機能に含めるドメインを制御できます。

このポリシー設定を有効にした場合、Internet Explorer サイト探索ツールキットは、指定したドメイン内のすべてのサイトからデータを収集します。ドメインを構成するには、表示されるテキスト ボックスで、1 行に 1 つのドメインを追加します。

この設定を無効にした場合または構成しない場合、Internet Explorer サイト探索ツールキットは、すべてのドメイン内のすべてのサイトからデータを収集します。

注:
この設定は、Internet Explorer サイト探索ツールキットを制御するその他の設定と組み合わせて使用できます。

サイト探索の出力をゾーンで制限する 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer Internet Explorer 8 以降 このポリシー設定では、Internet Explorer サイト探索ツールキットの探索機能に含めるゾーンを制御できます。

このポリシー設定を有効にした場合、Internet Explorer サイト探索ツールキットは、指定したすべてのセキュリティ ゾーンからデータを収集します。

この設定を無効にした場合または構成しない場合、Internet Explorer サイト探索ツールキットは、すべてのセキュリティ ゾーン内のすべてのサイトからデータを収集します。

データを収集できるゾーンを指定するには、次の順番に基づいて、選んだゾーンを表す 2 進数を含める必要があります。

  • 0 – 制限付きサイト ゾーン
  • 0 – インターネット ゾーン
  • 0 – 信頼済みサイト ゾーン
  • 0 – ローカル イントラネット ゾーン
  • 0 – ローカル マシン ゾーン

例 1: 次の数値に基づいて、ローカル イントラネット ゾーンのみを含める (バイナリ表現: 00010)
  • 0 – 制限付きサイト ゾーン
  • 0 – インターネット ゾーン
  • 0 – 信頼済みサイト ゾーン
  • 1 – ローカル イントラネット ゾーン
  • 0 – ローカル マシン ゾーン

例 2: 次の数値に基づいて、制限付きサイト、信頼済みサイト、ローカル イントラネットの各ゾーンのみを含める (バイナリ表現: 10110)
  • 1 – 制限付きサイト ゾーン
  • 0 – インターネット ゾーン
  • 1 – 信頼済みサイト ゾーン
  • 1 – ローカル イントラネット ゾーン
  • 1 – ローカル マシン ゾーン

注:
この設定は、Internet Explorer サイト探索ツールキットを制御するその他の設定と組み合わせて使用できます。

ActiveX フィルター、追跡防止、および Do Not Track のデータの削除を禁止する 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer\閲覧の履歴の削除 Windows Internet Explorer 9 以降 Internet Explorer 9 および Internet Explorer 10 の場合:
このポリシー設定では、ActiveX フィルターと追跡防止のデータをユーザーが削除できないようにします。このようなデータには、ActiveX フィルターや追跡防止を無効にするようにユーザーが選んだ Web サイトの一覧が含まれます。 また、閲覧時にサード パーティ項目をブロックする個人用追跡防止リストをユーザーが有効にした場合は、追跡防止データも収集されます。

IE11 の場合:
このポリシー設定では、閲覧した Web サイトについて [閲覧の履歴の削除] ダイアログ ボックスに保存される ActiveX フィルター、追跡防止データ、Do Not Track 例外をユーザーが削除できないようにします。

このポリシー設定を有効にした場合、ユーザーが [削除] をクリックしても、ActiveX フィルター、追跡防止、Do Not Track のデータは維持されます。

このポリシー設定を無効にした場合、ユーザーが [削除] をクリックすると、ActiveX フィルター、追跡防止、Do Not Track のデータは削除されます。

このポリシー設定を構成しない場合、ユーザーは、この機能の有効と無効を切り替えて、[削除] をクリックしたときに ActiveX フィルター、追跡防止、Do Not Track のデータを削除するかどうかを決定することができます。

Send all sites not included in the Enterprise Mode Site List to Microsoft Edge (エンタープライズ モード サイト一覧に含まれていないすべてのサイトを Microsoft Edge に送信する) 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer Windows 10 バージョン 1607 の IE11 このポリシー設定では、エンタープライズ モード サイト一覧において IE11 で開くように指定されていないすべてのサイトを Microsoft Edge で開くかどうかを決定できます。

このポリシー設定を有効にした場合は、[管理用テンプレート] > [Windows コンポーネント] > [Internet Explorer] の [エンタープライズ モード IE の Web サイト一覧を使用する] ポリシー設定も有効にして、エンタープライズ モード サイト一覧に少なくとも 1 つのサイトを含める必要があります。

このポリシー設定を無効にするか、構成しない場合、すべてのサイトは現在アクティブなブラウザーに基づいて開かれます。

注:
[管理用テンプレート] > [Windows コンポーネント] > [Microsoft Edge] の [すべてのイントラネット サイトを Internet Explorer 11 に送る] ポリシー設定も有効にした場合、すべてのイントラネット サイトは引き続き Internet Explorer 11 で開かれます。

Show message when opening sites in Microsoft Edge using Enterprise Mode (Microsoft Edge でエンタープライズ モードを使ってサイトを開くときにメッセージを表示する) 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer Windows 10 バージョン 1607 の IE11 このポリシー設定では、Microsoft Edge でエンタープライズ モードを使ってサイトを開いたことがあることを示す追加のページを、Internet Explorer 11 で従業員に表示するかどうかを決定できます。

このポリシー設定を有効にした場合、Microsoft Edge でエンタープライズ モードを使ってサイトを開いたことがあることを示す追加のページを、Internet Explorer 11 で従業員に表示します。

このポリシー設定を無効にするか、構成しない場合、既定のアプリの動作が発生し、追加のページは表示されません。

Turn off automatic download of the ActiveX VersionList (ActiveX VersionList の自動ダウンロードを無効にする) 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer\セキュリティの機能\アドオン管理 Windows Internet Explorer 8 以降 このポリシー設定では、Internet Explorer が Microsoft の VersionList.XML ファイルの更新バージョンを自動的にダウンロードするかどうかを決定できます。 このファイルは、特定の ActiveX コントロールが読み込まれないようにするかどうかを Internet Explorer に通知します。

このポリシー設定を有効にした場合、Internet Explorer は VersionList.XML ファイルの更新バージョンの自動ダウンロードを停止します。

この設定を無効にした場合または構成しない場合、Internet Explorer は引き続き VersionList.XML ファイルの更新バージョンをダウンロードします。

重要:
このファイルの更新を停止すると、古い ActiveX コントロールをブロックする機能が遮断され、デバイスのセキュリティが損なわれる可能性があります。 詳細については、「古い ActiveX 制御ブロック (https://technet.microsoft.com/itpro/internet-explorer/ie11-deploy-guide/out-of-date-activex-control-blocking) 」トピックを参照してください。

バックグラウンドでの Web サイトおよびコンテンツの読み込みを無効にしてパフォーマンスを最適化する 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer\インターネット コントロール パネル\[詳細設定] ページ Windows 10 の IE11 このポリシー設定では、Web サイトとコンテンツをバックグラウンドで先読みすることにより、ユーザーがハイパーリンクをクリックしたときにバックグラウンド ページがシームレスに表示されるようにしてパフォーマンスを高速化するかどうかを決定します。

このポリシー設定を有効にした場合、IE は、Web サイトやコンテンツをバックグラウンドで読み込みません。

このポリシー設定を無効にした場合、IE は、事前に Web サイトやコンテンツをバックグラウンドで読み込みます。

このポリシー設定を構成しない場合、ユーザーは IE の設定を使用して、この動作の有効と無効を切り替えることができます。 この機能は既定では有効になっています。

電話番号の検出を無効にする 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer\インターネットの設定\詳細設定\ブラウズ Windows 10 の IE11 このポリシー設定では、電話番号を認識し、システムの既定の電話アプリケーションを呼び出すために使うことができるハイパーリンクに変換するかどうかを決定します。

このポリシー設定を有効にした場合、電話番号の検出は無効になります。 ユーザーは、この設定を変更できません。

このポリシー設定を無効にした場合、電話番号の検出は有効になります。 ユーザーは、この設定を変更できません。

このポリシー設定を構成しない場合、ユーザーは IE の設定を使用して、この動作の有効と無効を切り替えることができます。 既定で有効になっています。

UTF-8 での URL パスの送信を無効にする ユーザーの構成\管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer\インターネットの設定\URL エンコード Windows Internet Explorer 7 以降 このポリシー設定では、IE で UTF-8 標準を使って URL のパス部分を送信するかどうかを決定します。 この標準によって任意の言語で文字を読み取ることができるように文字が定義されるため、インターネット アドレス (URL) を任意の言語の文字で交換できます。

このポリシー設定を有効にした場合、UTF-8 は許可されません。 ユーザーは、この設定を変更できません。

このポリシー設定を無効にした場合、UTF-8 は許可されます。 ユーザーは、この設定を変更できません。

このポリシー設定を構成しない場合、ユーザーはこの動作のオンとオフを切り替えることができます。

URL に対して UTF-8 のクエリ文字列の送信を無効にする 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer\インターネット コントロール パネル\[詳細設定] ページ Windows 10 の IE11 このポリシー設定では、IE で URL のクエリ文字列をサーバーまたはプロキシ サーバーに送信する前に 8-bit Unicode Transformation Format (UTF-8) を使ってエンコードするかどうかを決定します。

このポリシー設定を有効にした場合、いつ UTF-8 を使ってクエリ文字列をエンコードするかを指定する必要があります。

  • 0: クエリ文字列をエンコードしません。
  • 1: イントラネット ゾーンに属していない URL に対してのみクエリ文字列をエンコードします。
  • 2: イントラネット ゾーンに属している URL に対してのみクエリ文字列をエンコードします。
  • 3: 常にクエリ文字列をエンコードします。

このポリシー設定を無効にするか、構成しない場合、ユーザーは、IE の [詳細設定] の設定を使って、この動作の有効と無効を切り替えることができます。 既定値では、すべてのクエリ文字列が UTF-8 でエンコードされます。

メニュー オプションを使用してサイト問題の報告を起動する機能を無効にする 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer\ブラウザーのメニュー Internet Explorer 11 このポリシー設定では、ユーザーが Internet Explorer の設定領域または [ツール] メニューから [Report Site Problems] (サイトの問題の報告) ダイアログ ボックスを起動可能かどうかを管理できます。

このポリシー設定を有効にした場合、ユーザーは Internet Explorer の設定または [ツール] メニューから [Report Site Problems] (サイトの問題の報告) ダイアログ ボックスを起動できません。

このポリシー設定を無効にしたか、構成していない場合、ユーザーは Internet Explorer の設定領域または [ツール] メニューから [Report Site Problems] (サイトの問題の報告) ダイアログ ボックスを起動できます。

ページ予測付きページ フリップ機能を無効にする 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer\インターネット コントロール パネル\[詳細設定] ページ Windows 8 の Internet Explorer 10 以降 このポリシー設定では、ユーザーが画面を横方向にスワイプするか、または [進む] をクリックすることで、あらかじめ読み込まれている Web サイトの次のページに移動できるかどうかを決定します。

このポリシー設定を有効にした場合、ページ予測付きのページ フリップは無効になり、次の Web ページはバックグラウンドで読み込まれません。

このポリシー設定を無効にした場合、ページ予測付きのページ フリップは有効になり、次の Web ページがバックグラウンドで読み込まれます。

この設定を構成しない場合、ユーザーは設定チャームを使ってこの動作の有効と無効を切り替えることができます。


Microsoft では、ページ予測付きのページ フリップの動作を改善するために、閲覧履歴を収集します。 この機能は、デスクトップ用 Internet Explorer では利用できません。

64 ビット バージョンの Windows の拡張保護モードで実行しているときに 64 ビット タブ プロセスを有効にする 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer\インターネット コントロール パネル\[詳細設定] ページ Windows 10 の IE11 このポリシー設定では、64 ビット バージョンの Windows の拡張保護モードで実行しているときに IE11 で (セキュリティの向上を目的として) 64 ビット プロセスを使うか、または (互換性の向上を目的として) 32 ビット プロセスを使うかを決定します。

このポリシー設定を有効にした場合、64 ビット バージョンの Windows の拡張保護モードで実行しているときに、IE11 では 64 ビット タブ プロセスを使います。

このポリシー設定を無効にした場合、64 ビット バージョンの Windows の拡張保護モードで実行しているときに、IE11 では 32 ビット タブ プロセスを使います。

このポリシー設定を構成しない場合、ユーザーは IE の設定を使って、この機能の有効と無効を切り替えることができます。 この機能は既定ではオフになっています。

重要
64 ビット プロセスを使う場合、一部の ActiveX コントロールとツール バーが利用できなくなることがあります。

サイト探索 WMI 出力を有効にする 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer Internet Explorer 8 以降 このポリシー設定では、Internet Explorer サイト探索ツールキットの WMI 出力機能を管理できます。

このポリシー設定を有効にすると、Internet エクスプローラー Site Discovery Toolkit によって収集されたデータが WMI クラスにログ記録されます。これは、Microsoft Configuration Manager などのクライアント管理ソリューションを使用して集計できます。

この設定を無効にした場合または構成しない場合、Internet Explorer サイト探索ツールキットは、収集されたデータを WMI クラスに記録しません。

注:
この設定を有効または無効のどちらにしても、Internet Explorer サイト探索ツールキットで利用可能なその他の出力方法には影響しません。

サイト探索 XML 出力を有効にする 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer Internet Explorer 8 以降 このポリシー設定では、Internet Explorer サイト探索ツールキットの XML 出力機能を管理できます。

このポリシー設定を有効にした場合、Internet Explorer サイト探索ツールキットは、収集されたデータを XML ファイルに記録します。このファイルは、指定の場所に保存されます。

この設定を無効にした場合または構成しない場合、Internet Explorer サイト探索ツールキットは、収集されたデータを XML ファイルに記録しません。

注:
この設定を有効または無効のどちらにしても、Internet Explorer サイト探索ツールキットで利用可能なその他の出力方法には影響しません。

エンタープライズ モードの IE Web サイト一覧を使う 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Internet Explorer Windows 10 バージョン 1511 の IE11 このポリシー設定では、互換性の問題のために標準モードではなくエンタープライズ モードを使って開く必要がある Web サイトの一覧の場所を指定できます。 ユーザーはこの一覧を編集することができません。

このポリシー設定を有効にした場合、Internet Explorer は HKEY_CURRENT_USER or HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Policies\Microsoft\Internet Explorer\Main\EnterpriseMode ハイブからエンタープライズ モードの Web サイト一覧をダウンロードし、一覧に記載されたすべての Web サイトをエンタープライズ モードで開きます。 データの改ざんから保護するために、セキュリティで保護された Web サーバー (https://) から一覧をダウンロードして保存することをお勧めします。

このポリシー設定を無効にしたか、構成していない場合、Internet Explorer はすべての Web サイトを 標準 モードで開きます。

削除されたグループ ポリシー設定

IE11 では、次のグループ ポリシー設定はサポートされません。

  • Internet Explorer 7 標準モードを有効にする

  • [互換表示] ボタンを無効にする

  • クイック タブ機能を無効にする

  • クイック ピック メニューを無効にする

  • コマンド ボタンに大きいアイコンを使用

ポリシー設定の表示

グループ ポリシーの更新と展開を終了したら、ポリシーの結果セット (RSoP) スナップインを使って設定を表示できます。

RSoP スナップインを使用するには

  1. ポリシーの結果セット (RSoP) ウィザードを開いて実行し、表示する情報を指定します。

  2. ウィザードを開くと、グループ ポリシー管理コンソール (GPMC) が開きます。

    RSoP を追加する方法、開く方法、使用方法について詳しくは、 RSoP スナップインの使用に関するページをご覧ください。