Office 365米国政府に対するお客様の責任
お客様には、オンボーディング中に以下の責任があります。
全般
- 達成計画の策定と遂行。
- ここに記載されている構成可能なオプション以上の、Office 365 テナントへの機能拡張や統合の提供。
- 全体的なプログラムおよびプロジェクトの管理の提供。次のものが含まれます。
- FastTrack マネージャーの連絡窓口としてプロジェクト マネージャーを割り当てる。
- FastTrack のエンジニア用連絡窓口として技術担当主任を割り当てる。
- FastTrack チームの説明に従い、修復、構成、実施可能タスクを実行する技術担当者を割り当てる。
- エンド ユーザーによるサービス採用の推進に対する責任を負うリソースの用意。
- エンドユーザーのコミュニケーション、資料、トレーニング、および変更管理の提供。
- 適切なビジネス スポンサーの特定と関与。
- ヘルプデスクの資料とトレーニングの提供。
- 組織専用のレポート、プレゼンテーション、または会議議事録の作成。
- 組織専用のアーキテクチャおよび技術に関する資料の作成。
- ハードウェアとネットワークの設計、調達、インストール、および構成。
- ソフトウェアの調達、インストール、および構成。
- Office 365 に必要なクライアント ソフトウェアの構成、パッケージ化、および配布。
- セキュリティ ポリシーの管理、構成、および適用。
- モバイル デバイスのアクティブ化。
- ネットワーク構成、分析、帯域幅検証、テスト、およびモニターの用意。
- Office 365 サービスで使用される特定の URL と IP アドレス範囲をサポートするようにファイアウォール規則を変更します (必要な場合)。
- オンプレミスのリバース プロキシ エンドポイントをMicrosoftに指定します (必要な場合)。
- Skype for Business Online サービスに必要な帯域幅を提供するためのネットワークの変更。
- 技術的な変更管理承認プロセスの管理およびサポート用資料の作成。
- ユーザー、ワークステーション、およびサーバー管理のためのグループ ポリシーの規定と定義。
- 運営モデルと運営ガイドの変更。
- 多要素認証のセットアップ。
- ソース環境の無効化および削除 (メッセージングやコラボレーションなど)。
注:
ソース環境の使用停止および削除を行う前に、必要なデータが移行済みであることを確認してください。
- テスト環境の構築と維持。
- 分割ドメイン構成をサポートするための Lync 2013 や Skype for Business Online 2015 の管理ツールとサービス パックのインストール。
- インフラストラクチャ サーバーでの Service Pack および他の必須の更新のインストール。
- 公開 Secure Sockets Layer (SSL) 証明書の提供と構成。
開始フェーズ
- パートナーシップをオンボードし、FastTrack センター チーム メンバーを招待するためのコラボレーション Microsoft Teams スペースを設定します (GCC High または DoD プランでは使用できません)。
- FastTrack のスペシャリストと連携して対象のサービスのオンボーディングを開始します。
- 初回打ち合わせへの参加、組織からの参加者のとりまとめと先導、修復のタイムラインの確定。
- Office 365 サービス (SharePoint Online、Exchange Online、Microsoft Teams、Microsoft 365 アプリなど) の目的と組織の目標の用意。
評価フェーズ
- 適切な関係者 (プロジェクト マネージャおよびビジネス所有者を含む) を任命して、必要な評価アクティビティを完了させます。
- 修復チェックリストを作成し、インフラストラクチャ、ネットワーク、管理、ディレクトリ同期準備、ネットワーク セキュリティ、およびフェデレーション ID などのトピックを含む全体的な計画を策定する会議に参加します。
- ユーザー プロビジョニング アプローチの概略を決める会議に参加します。
- オンライン サービス構成を計画する会議に参加します。
- 迅速に移行するためのサポート計画を作成します。
- 以下の概略を決める、達成計画に関する電話会議計に参加します。
- 契約の正当な関係者。
- 組織全体のニーズと目標に合うシナリオ。
- 組織の意識向上とトレーニングの計画。
修復フェーズ
- 評価フェーズによって明確にされた修復アクティビティを完了するために必要なステップを実行します。
- チェックポイント会議に参加します。
- ビジネス シナリオを定義します。
- 関係者を定義して関与させます。
- 意識向上計画を作成します。
- トレーニング計画を作成します。
有効化フェーズ
- FastTrack スペシャリストと連携し、対象となるすべてのサービスのオンボーディングを完了した後、以下を行います。
- 意識向上計画を実装します。
- トレーニング計画を実装します。
- 達成計画の進捗状況を提供し、ガイダンスが必要な領域を判断します。
- FastTrack スペシャリストにアクセス許可と権限を付与します (移行タスクの実行を Microsoft に依頼することを希望する場合)。
- 必要に応じて、移行先の環境について管理者アカウントを調達および提供します (移行アクティビティの実行をマイクロソフトに依頼することを希望する場合)。
- 必要に応じてリソースを管理します。
- Microsoft のガイダンスによって示されたとおりに、ネットワーク関連の項目を構成します。
- ドメインの検証要件に基づき、MX レコードを含むように DNS レコードを構成します。
- Microsoft のガイダンスによって示されたとおりに、ディレクトリの準備を行って、ディレクトリ同期を構成します。
- サード パーティ製のディレクトリからメール関連の属性値を持つオンプレミスの Active Directory オブジェクトを作成します。
- Microsoft のガイダンスによって示されたとおりに、セキュリティ関連のインフラストラクチャ (ファイアウォール ポートなど) を構成します。
- 適切なクライアント インフラストラクチャを実装します。
- Microsoft のガイダンスによって示されたとおりに、ユーザー プロビジョニングのアプローチを実装します。
- Microsoft のガイダンスによって示されたとおりに、各種サービスを有効化します。
- モバイル デバイス管理 (MDM) を構成している場合には、Apple ID を取得します。
- Apple プッシュ通知サービス (APNS) 証明書を更新します。