Presentation.Export メソッド (PowerPoint)

指定したグラフィック フィルターを使用して、プレゼンテーションの各スライドをエクスポートし、エクスポートしたファイルを指定したフォルダーに保存します。

構文

エクスポート (PathFilterNameScaleWidthScaleHeight)

Presentation オブジェクトを表す変数。

パラメーター

名前 必須 / オプション データ型 説明
パス 必須 String エクスポートしたスライドを保存するフォルダーのパス。 完全なパスを含めることができます。これを行わない場合、Microsoft PowerPoint はエクスポートされたスライドの現在のフォルダーにサブフォルダーを作成します。
FilterName 必須 String スライドをエクスポートするグラフィック形式を指定します。 指定したグラフィック形式は、Windows のレジストリに登録されたエクスポート用フィルターを持つ必要があります。 登録された拡張子またはフィルター名を指定できます。 まず、レジストリの一致する拡張子が最初に検索されます。 指定した文字列に一致する拡張子が見つからない場合、一致するフィルター名が検索されます。
ScaleWidth 省略可能 長整数型 (Long) エクスポートするスライドの横の長さをピクセル単位で指定します。
ScaleHeight 省略可能 長整数型 (Long) エクスポートするスライドの縦の長さをピクセル単位で指定します。

注釈

プレゼンテーションをエクスポートすると、プレゼンテーションの Saved プロパティが True に設定されません。

PowerPoint では、指定したグラフィック フィルターを使用して、プレゼンテーションの各スライドを保存します。 エクスポートされディスクに保存されるスライドの名前は、PowerPoint で決定されます。 通常これらのスライドは、Slide1.wmf、Slide2.wmf などの名前で保存されます。 保存するファイルのパスは、引数 Path で指定されます。

プレゼンテーションが完全にダウンロードされていない場合、このメソッドは失敗し、エラーが発生します。 部分ドキュメントの詳細については、「部分ドキュメントを 操作する」を参照してください。

次の使用例は、作業中のプレゼンテーションを PowerPoint プレゼンテーションとして保存し、プレゼンテーションの各スライドを、Current Work フォルダーに保存されるポータブル ネットワーク グラフィックス (PNG) ファイルとしてエクスポートします。 各スライドは、縦と横の長さが 100 ピクセルでエクスポートされます。

With ActivePresentation
    .SaveAs FileName:="c:\Current Work\Annual Sales", _
        FileFormat:=ppSaveAsPresentation
    .Export Path:="c:\Current Work", FilterName:="png", _
        ScaleWidth:=100, ScaleHeight:=100
End With

関連項目

プレゼンテーション オブジェクト

部分ドキュメントの操作

サポートとフィードバック

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