Web 配置ツールのインストール
作成者 : Faith Allington
発行日 : 2008 年 3 月 23 日 (作業者 : faith_a(英語))
更新日 : 2009 年 3 月 18 日 (作業者 : faith_a(英語))
このクイック ガイドでは、Web 配置ツールをインストールする手順を説明します。インストール オプション、ツールのインストール方法、リモート サービス用の URL のカスタマイズ方法について学びます。
インストール可能なもの
Web 配置ツール- パブリック API と基本のエンジンを含むマネージ コード フレームワーク(これは最上位ノードであり、削除できません)。
- IIS マネージャーの UI モジュール - ユーザーは、この UI モジュールを使用して展開タスクのサブセットを実行し、主に Web サイトやアプリケーションをパッケージまたは展開できます。IIS 7.0 またはリモート接続用の IIS マネージャーがインストールされている必要があります
- PowerShell コマンドレット - ユーザーは、PowerShell コマンドレットを使用して操作を実行できます。PowerShell v1.0 がインストールされている必要があります。
- リモート エージェント サービス- HTTP/HTTPS に基づく管理者専用のサービスです。サーバー管理者はこのサービスを使用して、接続とリモート操作を実行できます。
- IIS 7.0 Deployment Handler - WMSVC (Web管理サービス) と統合されているハンドラーで、管理者以外のユーザーまたは管理者は、このハンドラーを使用してリモート操作を実行できます。IIS 7.0 と WMSVC がインストールされている必要があります。
インストール オプションの選択
インストールする前に、2 台のサーバー間でライブ操作を実行するリモート サービスを使用するかどうか、またはオフライン モードを使用するかどうかを決定します。リモート サービスは既定では開始されず、手動スタートアップに設定されています。リモート サービスは操作中のみに実行する必要があり、使用しないときは停止できます。
オフライン モードは、単にツールのみをインストールし、サービスをインストールしない構成です。サイトまたはサーバーのローカル コピーを作成し、この "スナップショット" またはアーカイブを手動でターゲットにコピーする必要があります。
リモート サービスのインストールに関する重要な注記 : 呼び出すリモート サーバーとしてソース コンピューターを使用する場合、そのソース コンピューターだけにリモート サービスをインストールする必要があります。ソース コンピューターのデータをリモートから要求するには、ターゲット コンピューターの msdeploy.exe を使用します。このケースでは、両方のコンピューターでリモート サービスが必要というわけではありません。
既定のリモート サービス URL を使用してツールをインストールするには
1. https://www.iis.net/(英語) から Web 配置ツールをダウンロードします。
2. MSI ファイルを実行してツールをインストールします。
3. カスタム インストールを選択して、インストール内容を選択します。
4. リモート サービス ノードをクリックして、リモート サービスをインストールします。
5. インストールを完了します。
6. 以下のコマンドを実行して、手動でサービスを開始します。
net start msdepsvc
7. ファイアウォールでポート 80 が開いていることを確認します。
カスタムのリモート サービス URL を使用してツールをインストールするには
1. https://www.iis.net/(英語) から Web 配置ツールをダウンロードします。
2. Windows Server 2008 では管理者実行でコマンド プロンプトを開き、Windows Server 2003 では単にコマンド プロンプトを開きます。
3. ディレクトリを、セットアップ ファイルの格納場所に変更します。
4. 次のコマンドを実行します (ポートと URL の指定は、適宜カスタマイズしてください)。
msiexec /i <msi_filename> /passive ADDLOCAL=ALL LISTENURL=http://+:8080/MSDEPLOY2/
5. 以下のコマンドを実行して、手動でサービスを開始します。
net start msdepsvc
6. 選択したポートがファイアウォールで開いていることを確認します。
ツールは %programfiles%\Microsoft Web Deploy にインストールされます。これは変更できません。
インストール後のリモート サービスの開始
リモート サービスは、既定では http://+/MSDEPLOY/ でリッスンします。カスタム インストールを実行した場合は、指定した URL とポートでリッスンします。
ここでリモート サービスを開始する必要があります。開始するには、[スタート] > [ファイル名を指定して実行] を選択して、services.msc と入力します。サービスは Web Deployment Agent Service という名前で表示されます。
既定では、サービスは手動で開始します。services.msc で、サービスの開始を自動に設定できます。コマンドライン ツールの sc.exe でも同様に、サービスの開始を自動に設定できます。Sc.exe の詳細については、サポート技術情報の記事 https://support.microsoft.com/kb/251192 を参照してください。
例 :
sc config msdepsvc start=auto
まとめ
ここでは、ツールのインストールと、リモート サービスの構成 (インストールした場合) を行いました。詳細については、MS Deploy Installation (英語) のガイダンスを参照してください。