1. デバイスの種類
ハードウェア デバイス
プライマリ デバイスはハードウェア デバイスであり、このデバイスは、ハードウェア アクセラレーションによるラスタ化と、ソフトウェアおよびハードウェアの両方による頂点処理をサポートする。アプリケーションが動作するコンピュータに、Microsoft® Direct3D® をサポートするディスプレイ アダプタが装着されている場合、アプリケーションではそのアダプタを 3D 処理に使うべきである。Direct3D のハードウェア デバイスは、ハードウェアのトランスフォーム、ライティング、ラスタ化モジュールをすべてまたはその一部を実装する。
アプリケーションは、3D カードに直接アクセスするわけではない。アプリケーションは、Direct3D 関数およびメソッドを呼び出す。Direct3D はハードウェア アブストラクション レイヤを介してハードウェアにアクセスする。アプリケーションを実行するコンピュータがアブストラクション レイヤに対応している場合は、ハードウェア デバイスを使うことで最高のパフォーマンスを実現できる。
ハードウェアによるラスタ化およびシェーディングを指定するには、「Direct3D ハードウェア デバイスの作成」に示す DeviceType.Hardware 定数を使って Device オブジェクトを作成する。
注 ハードウェア デバイスは 8 ビットのレンダリング ターゲット サーフェイスにはレンダリングできない。
リファレンス デバイス
Direct3D は、リファレンス デバイスまたはリファレンス ラスタライザと呼ばれる追加デバイスをサポートしている。ソフトウェア デバイスとは異なり、リファレンス ラスタライザはあらゆる Direct3D 機能をサポートしている。これらの機能は処理速度よりも精度を重視してソフトウェアで実装されているため、結果が得られるまでには時間がかかる。リファレンス ラスタライザは、利用可能な場合は特別な CPU 命令を十分に利用するが、市販アプリケーションを対象とはしていない。リファレンス ラスタライザは、機能テストやデモンストレーションにのみ使用すること。
リファレンス デバイスを作成するには、DeviceType.Reference 定数を使って Device オブジェクトを作成する。
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