VMR9VideoStreamInfo

VMR9VideoStreamInfo 構造体は、VRM-9 フィルタのビデオ合成処理で使われるレンダリング引数を記述する。この構造体は、IVMRImageCompositor9::CompositeImage メソッドで使われる。

構文

typedef struct VMR9VideoStreamInfo{
    IDirect3DSurface9*  pddsVideoSurface;
    DWORD               dwWidth;
    DWORD               dwHeight;
    DWORD               dwStrmID;
    FLOAT               fAlpha;
    VMR9NormalizedRect  rNormal;
    REFERENCE_TIME      rtStart;
    REFERENCE_TIME      rtEnd;
    VMR9_SampleFormat   SampleFormat;
};

メンバ

pddsVideoSurface

合成するビデオを含む Direct3D サーフェイスを指定する。

dwWidth

ビデオ矩形の幅を指定する。

dwHeight

ビデオ矩形の高さを指定する。

dwStrmID

入力ストリームを指定する。この値は、入力ピンに相当するものである。

fAlpha

このストリームのアルファ値を指定する。ピクセルあたりのアルファではない。

rNormal

合成空間内のイメージの位置を VMR9NormalizedRect 構造体として指定する。

rtStart

ビデオ フレームの開始タイムを指定する。

rtEnd

ビデオ フレームの終了タイムを指定する。

SampleFormat

ビデオ インターレース フォーマットを VMR9_SampleFormat 列挙型のメンバとして指定する。

参照

• DirectShow 構造体