ID2D1RenderTarget::FillGeometry メソッド
指定されたジオメトリの内部を描画します。
構文
virtual void FillGeometry(
[in] ID2D1Geometry *geometry,
[in] ID2D1Brush *brush,
[in, optional] ID2D1Brush *opacityBrush = NULL
) = 0;
パラメーター
- geometry [in]
ID2D1Geometry 描画するジオメトリ。 - brush [in]
ID2D1Brush ジオメトリの内部の描画に使用するブラシ。 - opacityBrush [in, optional]
ID2D1Brush ジオメトリに適用する不透明度マスク。不透明度マスクが不要な場合は NULL。不透明度マスク (opacityBrush パラメーター) が指定される場合、brush は X および Y の拡張モードを D2D1_EXTEND_MODE_CLAMP に設定した ID2D1BitmapBrush にする必要があります。詳細については、「解説」を参照してください。
戻り値
This は値を返しません。
解説
opacityBrush パラメーターが NULL 以外の場合、マップされた opacityBrush の各ピクセルのアルファ値が、ジオメトリの対応する各ピクセルの結果の不透明度を判断するために使用されます。この処理で使用されるのは、ブラシ内の各色のアルファ値だけです。その他の色情報はすべて無視されます。ブラシによって指定されたアルファ値は、ジオメトリが brush によって描画された後、ジオメトリのアルファ値で乗算されます。
このメソッドは失敗した場合でも、エラー コードが返されません。描画操作 (FillGeometry など) が失敗したかどうかを判断するには、ID2D1RenderTarget::EndDraw メソッドまたは ID2D1RenderTarget::Flush メソッドによって返された結果を確認します。
例
例については、「複雑な図形を描画して塗りつぶす方法」を参照してください。
要件
クライアントの最小要件 |
Windows 7, Windows Vista SP2 および Windows Vista 用のプラットフォーム更新プログラム |
サーバーの最小要件 |
Windows Server 2008 R2, Windows Server 2008 SP2 および Windows Server 2008 用のプラットフォーム更新プログラム |
ヘッダー |
D2d1.h |
ライブラリ |
D2d1.lib |
DLL |
D2d1.dll |