D3D_DRIVER_TYPE
ドライバーの種類のオプションです。
typedef enum D3D_DRIVER_TYPE
{
D3D_DRIVER_TYPE_UNKNOWN = 0,
D3D_DRIVER_TYPE_HARDWARE = ( D3D_DRIVER_TYPE_UNKNOWN + 1 ),
D3D_DRIVER_TYPE_REFERENCE = ( D3D_DRIVER_TYPE_HARDWARE + 1 ),
D3D_DRIVER_TYPE_NULL = ( D3D_DRIVER_TYPE_REFERENCE + 1 ),
D3D_DRIVER_TYPE_SOFTWARE = ( D3D_DRIVER_TYPE_NULL + 1 ),
D3D_DRIVER_TYPE_WARP = ( D3D_DRIVER_TYPE_SOFTWARE + 1 ),
} D3D_DRIVER_TYPE;
定数
- D3D_DRIVER_TYPE_UNKNOWN
ドライバーの種類が不明です。 - D3D_DRIVER_TYPE_HARDWARE
ハードウェア ドライバー。Direct3D 機能をハードウェアに実装します。このハードウェア ドライバーは、最適なパフォーマンスが得られることから、Direct3D アプリケーションで使用するプライマリ ドライバーとします。ハードウェア ドライバーは (サポート対象のハードウェアで) ハードウェア アクセラレーションを使用しますが、ハードウェアでサポートされていないパイプラインの部分についてはソフトウェア アクセラレーションも使用できます。この種類のドライバーはハードウェア アブストラクション レイヤー (HAL) とも呼ばれます。 - D3D_DRIVER_TYPE_REFERENCE
リファレンス ドライバー。すべての Direct3D 機能をサポートするソフトウェア実装です。リファレンス ドライバーは速度より精度を目的に設計されているため、低速ながら高精度です。このドライバーのラスタライザー部分は、可能であれば専用の CPU 命令を使用しますが、製品版アプリケーションでの使用は想定されていません。機能のテスト、デモ、デバッグ、または他のドライバーのバグの検証にのみ使用してください。このドライバーは DirectX SDK によってインストールされます。このドライバーは、REF ドライバー、リファレンス ドライバー、またはリファレンス ラスタライザーと呼ばれることもあります。 - D3D_DRIVER_TYPE_NULL
NULL ドライバー。レンダリング機能を持たないリファレンス ドライバーです。このドライバーは通常、レンダリング以外の API 呼び出しのデバッグに使用します。製品版アプリケーションへの使用には適していません。このドライバーは DirectX SDK によってインストールされます。 - D3D_DRIVER_TYPE_SOFTWARE
ソフトウェア ドライバー。完全にソフトウェアに実装されたドライバーです。ソフトウェア実装は処理速度が非常に遅いため、高いパフォーマンスを持つアプリケーションでの使用は想定されていません。 - D3D_DRIVER_TYPE_WARP
WARP ドライバー。高パフォーマンスのソフトウェア ラスタライザーです。このラスタライザーは高パフォーマンスのソフトウェア実装により、9_1 から 10.1 までの機能レベルをサポートします。WARP ドライバーの使用の詳細については、Windows Advanced Rasterization Platform (WARP) の詳細に関するページを参照してください。
解説
ドライバーの種類は、D3D11CreateDevice または D3D11CreateDeviceAndSwapChain を呼び出すときに必要です。
要件
ヘッダー: D3DCommon.h 宣言
ライブラリ: D3D11.lib 内容