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DataReader の実装

DataReader 実装には、Command の実行結果である 1 つ以上の結果セットへの前方専用アクセス機能と、各行の列値へのアクセス機能の 2 つの基本機能が備わっている必要があります。

.NET ベースのアプリケーションでは、データ ソースのデータ型が .NET Framework の型として格納されます。DataReader の実装は、列の値を .NET Framework の型として返す、その DataReader に対する厳密に型指定されたアクセサ メソッドも提供します。厳密に型指定されたアクセサには、GetInt32 や GetString などがあります。

.NET Framework データ プロバイダに、.NET Framework の型として適切に公開できない固有の型が含まれている場合には、固有の型をサポートするためにインターフェイスを拡張し、この固有の型も返す DataReader の型指定アクセサを追加します。たとえば GetMyStructure や GetMyTimeStamp などを追加できます。このような .NET Framework データ プロバイダの例として、System.Data.SqlTypes 名前空間を使用して固有の型を公開する .NET Framework Data Provider for SQL Server があります。このデータ プロバイダ SqlDataReader は、厳密に型指定されたアクセサ メソッドを使用して、固有の型を SqlTypes として公開します。アクセサ メソッドには、GetSqlBinaryGetSqlDateTimeGetSqlDecimal などがあります。

次に示すトピックでは、DataReader オブジェクト実装のサンプル コードと、厳密に型指定されたアクセサ メソッドのサンプルが示されています。

Visual Basic 実装のサンプルについては、次のファイルを参照してください。

C# 実装のサンプルについては、次のファイルを参照してください。

参照

.NET Framework データ プロバイダの実装 | サンプル .NET Framework データ プロバイダ