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FlowChart と Pick の組み合わせを使用する StateMachine シナリオ

このトピックの内容は、Windows Workflow Foundation 4 に該当します。

このサンプルでは、Flowchart アクティビティと Pick アクティビティを組み合わせて簡単なストップウォッチ シナリオを実装する方法を示します。このサンプルでは、Pick アクティビティ内で Receive と Send を使用して、ストップウォッチ イベントをリッスンします。

Dd807384.Important(ja-jp,VS.100).gif 注 :
サンプルは、既にコンピューターにインストールされている場合があります。続行する前に、次の (既定の) ディレクトリを確認してください。

<InstallDrive>:\WF_WCF_Samples

このディレクトリが存在しない場合は、ダウンロード ページに移動して、すべての Windows Communication Foundation (WCF) サンプルおよび WF サンプルをダウンロードしてください。このサンプルは、次のディレクトリに格納されます。

<InstallDrive>:\WF_WCF_Samples\WF\Scenario\StateMachineWithPick

サンプルの詳細

次の表に、このサンプルのプロジェクトを示します。

プロジェクト名

説明

StopWatchService

このプロジェクトには、Flowchart アクティビティと Pick アクティビティを組み合わせて使用するストップウォッチ サンプルのステート マシンの実装が含まれます。

Pick アクティビティには、GetStartGetStop、および GetOff の各イベントをリッスンする 3 つの PickBranch ステートメントが Branches プロパティ内にあります。受信イベントに基づいて、分岐のいずれかのトリガーがアクティブになり、対応する Action が起動されます。Action プロパティには、遷移が正当な遷移であるかどうかを評価する Switch ステートメントがあります。正当な遷移の場合、currentState プロパティが遷移中の状態に更新され、クライアントに送信されます。

Flowchart の最後にある FlowDecision アクティビティは、currentState プロパティを評価して、終了状態であるかどうかを確認します。終了状態の場合、ワークフローは終了します。それ以外の場合は、Pick アクティビティの先頭に戻ります。このアクティビティでは、ワークフローは他のストップウォッチ イベントを待機します。

StopWatchClient

このプロジェクトは、簡単な Send アクティビティまたは Receive アクティビティを組み合わせてさまざまなストップウォッチ イベントを送信する簡単なシーケンシャル ワークフロー コンソール アプリケーションです。

このサンプルを使用するには

  1. Visual Studio 2010 を使用して、StateMachineWithPick.sln ソリューション ファイルを開きます。

  2. ソリューションをビルドするには、F6 キーを押します。

  3. Windows エクスプローラーから StopWatchService.exe を管理者として開始します。これを行うには、.exe ファイルを右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。

    1. StateMachineWithPick\CS\StopWatchService\bin\Debug フォルダーに移動します。

    2. StopWatchService.exe ファイルを右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。

  4. Visual Studio 2010 内から StopWatchClient クライアント アプリケーションを開始します。

    1. ソリューション エクスプローラーで、StopWatchClient プロジェクトを右クリックし、[スタートアップ プロジェクトに設定] をクリックします。

    2. ソリューションを実行するには、Ctrl キーを押しながら F5 キーを押します。

  5. 状態遷移を確認するには、StopWatchService.exe のコンソール ウィンドウに切り替えます。

Dd807384.Important(ja-jp,VS.100).gif 注 :
サンプルは、既にコンピューターにインストールされている場合があります。続行する前に、次の (既定の) ディレクトリを確認してください。

<InstallDrive>:\WF_WCF_Samples

このディレクトリが存在しない場合は、「.NET Framework 4 向けの Windows Communication Foundation (WCF) および Windows Workflow Foundation (WF) のサンプル」にアクセスして、Windows Communication Foundation (WCF) および WF のサンプルをすべてダウンロードしてください。このサンプルは、次のディレクトリに格納されます。

<InstallDrive>:\WF_WCF_Samples\WF\Scenario\StateMachineWithPick