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SerializationBinder を使用したシリアル化および逆シリアル化の制御

シリアル化中に、フォーマッタは、正しい型およびバージョンのオブジェクトのインスタンスを作成するために必要な情報を送信します。通常、この情報には、オブジェクトの完全な型名および完全なアセンブリ名が含まれます。既定では、逆シリアル化でこの情報を使用して、同一のオブジェクトのインスタンスを作成します。場合によっては、シリアル化するクラスと逆シリアル化するクラスの制御が必要となります。これは、元のクラスが逆シリアル化を実行するコンピューター上に存在していない可能性がある場合、元のクラスがアセンブリ間で移動されている場合、または、サーバー上とクライアント上では異なるバージョンのクラスが必要である場合です。詳細については、次のトピックを参照してください。 シリアル化バインダーの使用.

Ee358766.Warning(ja-jp,VS.100).gif 注意 :
この機能は、BinaryFormatter または NetDataContractSerializer を使用してのみ、使用可能です。

SerializationBinder の使用

SerializationBinder は、シリアル化中および逆シリアル化中に使用される実際の型を制御するために使用される抽象クラスです。シリアル化中および逆シリアル化中に使用される型を制御するには、SerializationBinder の派生クラスを作成し、BindToName メソッドと BindToType メソッドをオーバーライドします。BindToName メソッドは Type を受け取り、アセンブリと型名を返します。BindToType メソッドはアセンブリと型名を受け取り、Type を返します。

参照

処理手順

シリアル化バインダーの使用

概念

シリアル化と逆シリアル化