ヒント: Windows 7 でブート構成データを表示および管理するコマンド
BCD エディター (Bcdedit.exe) は、BCD ストアを表示および管理できるコマンド ライン ユーティリティです。BCD エディターを使用するには、次の手順を実行します。
- [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントして、[アクセサリ] をクリックします。
- [コマンド プロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。
- コマンド プロンプトで「bcdedit」と入力します。
bcdedit.exe では、コマンドを適切に組み合わせて使用すると、次の処理を行えます。
- BCD ストア全体を作成、インポート、エクスポート、および特定する
- BCD ストアでエントリを作成、削除、およびコピーする
- BCD ストアでエントリのオプションの値を設定または削除する
- ブート シーケンスとブート マネージャーを制御する
- 緊急管理サービス (EMS) を構成および制御する
- ブート デバッグとハイパーバイザー デバッグを構成して制御する
- BCD ストアを操作する際に使用できるコマンドの概要を表示する
BCD エディターは高度なコマンド ライン ツールなので、豊富な経験のある IT プロフェッショナル以外は、BCD ストアを変更しないことをお勧めします。安全対策として、BCD ストアを変更する前には、コンピューターの完全バックアップを作成することをお勧めします。BCD ストアの変更を誤ると、コンピューターは、起動できない状態になり、システムの回復が必要になります。
BCD エディターで使用できるコマンドとその概要は、次のとおりです。
/bootdebug: ブート アプリケーションのブート デバッグを有効または無効にします。
/bootems: ブート アプリケーションの緊急管理サービスを有効または無効にします。
/bootsequence: ブート マネージャー用に 1 回限りのブート シーケンスを設定します。
/copy: ストアにエントリのコピーを作成します。
/create: ストアに新しいエントリを作成します。
/createstore: 新しい (空の) ブート構成データ ストアを作成します。
/dbgsettings: デバッガーのグローバル パラメーターを設定します。
/debug: オペレーティング システム エントリのカーネル デバッグを有効または無効にします。
/default: ブート マネージャーで使用する既定のエントリを設定します。
/delete: ストアからエントリを削除します。
/deletevalue: ストアからエントリのオプションを削除します。
/displayorder: ブート マネージャーでマルチブート メニューを表示する順序を設定します。
/ems: オペレーティング システム エントリの緊急管理サービスを有効または無効にします。
/emssettings: 緊急管理サービスのグローバル パラメーターを設定します。
/enum: ストアのエントリを一覧表示します。
/export: システム ストアのコンテンツをファイルにエクスポートします。このファイルは、後でシステム ストアの状態を復元するのに使用できます。
/hypervisorsettings: ハイパーバイザーのパラメーターを設定します。
/import: /export コマンドを使用して作成したバックアップ ファイルを使ってシステム ストアの状態を復元します。
/mirror: ストアにエントリのミラーを作成します。
/set: ストアにエントリのオプションの値を設定します。
/sysstore: システム ストア デバイスを設定します。この設定は EFI システムでのみ有効です。
/timeout: ブート マネージャーのタイムアウト値を設定します。
/toolsdisplayorder: ブート マネージャーでツール メニューを表示する順序を設定します。
/v: 出力を詳細モードに設定します。