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1. 概要

更新日: 2011 年 5 月 9 日

※このページは「Overview」(英語) の翻訳コンテンツです


Windows 7 には、デバイスを介さずに、指で触れることでアプリケーションを操作する機能があります。これにより、タブレット PC のスタイラス ベースの機能が拡張されます。他のポインティング デバイスとは違って、この新機能は、別々のポインティング位置からの複数の入力イベントを同時に扱うことや、10 本の指でアプリケーションを操作したり、複数のユーザーが同時にアプリケーションを操作するといった複雑なシナリオを可能にします。ただし、これを実現するには、この新しい入力モデルをサポートするようにアプリケーションのユーザー インターフェイスや動作を適応させる必要があります。

目的

このハンズオン ラボでは、次のジェスチャー イベントの処理方法について学習します。

  • 複数のタッチ イベントを同時に操作することの意味を理解する
  • マルチタッチ ハードウェアが存在し、使用できるか確認する
  • WM_TOUCH Windows メッセージから情報を抽出する

システム要件

このラボを完了するには、次のものが必要です。

  • Microsoft Visual Studio 2008 SP1 (またはそれ以降のバージョン)
  • Windows 7
  • Windows 7 SDK
  • マルチタッチ ハードウェア デバイス

はじめに

マルチタッチ ドリブンのアプリケーションを作成するには、3 つのアプローチ (良い、さらに良い、最も良い) の中からいずれかを選択できます。

"良い" アプローチは、3 つのアプローチの中で最も容易です。アプリケーションのユーザー インターフェイスを設計する際に、タッチ機能を考慮します。優れたユーザー エクスペリエンスを実現するために、自然なインターフェイスを作り出す、大きくクリーンな Win32 ベースのコントロールを使用します。スクロールなどのタッチ機能は、Win32 コントロールによってもたらされます。追加作業をする必要はありません。たとえば、今読んでいる文書を指でスクロールしてみてください。これは "良い" アプローチです。"さらに良い" アプローチでは、システムがさまざまな低レベルのタッチ イベントを受け取り、システムがそれらのイベントに対して行った処理の結果を取得します。たとえば、ユーザーが画面上で回転の動作を行うと、システムによって回転角度と共に回転ジェスチャー イベントが発行されます。"さらに良い" アプローチは使いやすいですが、制限があります。ジェスチャーを使用すると、回転、移動、および拡大/縮小を同時に行うことができません。また、たくさんの異なるタッチ ベースの動作を同時に処理できません。たとえば、Windows の異なる領域を操作するユーザーが 2 人いる場合がこれに該当します。

"最も良い" アプローチでは、低レベルのタッチ イベントをアプリケーションに対する入力として読み取ります。同時に動作可能な、ピアノなどのアプリケーションや、複数スライダーなどの複雑なコントロールが良い例です。ペイントを起動して、ギャラリーから描画ツールを選択し、5 本の指を使用して絵を描いてみてください (ハードウェアが対応している場合)。

図 1

このハンズオン ラボでは、このペイントの新しいマルチタッチ描画機能を模倣します。"最も良い" アプローチを使用して、タッチ イベントをそのまま読み込んで使用します。低レベルの WM_TOUCH マルチタッチ メッセージのデコードを始めましょう。

マルチタッチ スクラッチパッド アプリケーションについて

マルチタッチ スクラッチ パッド アプリケーションは、指を使用して複数の実線を同時に描画できる単純なウィンドウを表示します。HOL フォルダーには、ラボのタスクごとに 1 つのプロジェクトが用意されています。Starter フォルダーには、ラボの間に必要になるファイルが含まれています。ラボの完成版は、Final フォルダーにあります。

図 2

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