End プロパティ

Office web コンポーネント Visual Basic リファレンス

End プロパティ

Range オブジェクトの End プロパティ

指定したソース範囲が含まれる領域の最後にあるセルを表す Range オブジェクトを取得します。このプロパティの設定は Ctrl + ↑、Ctrl + ↓、Ctrl + ←、または Ctrl + → のキー操作に対応します。

expression.End(Direction)

*expression   *   必ず指定します。Range オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。

Direction      必ず指定します。XlDirection クラスの定数を使用して、移動する方向を指定します。

使用できる定数は、次に示す XlDirection クラスの定数のいずれかです。

xlDown

xlToLeft

xlToRight

xlUp

ChSegment オブジェクトの End プロパティ

書式マップでセグメント境界の終了を表す ChSegmentBoundary オブジェクトを取得します。

expression.End

*expression   *   必ず指定します。ChSegment オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。

解説

書式マップの指定したセグメントの終了値を設定するには、取得した ChSegmentBoundary オブジェクトの Value プロパティを使用します。セグメント境界の書式を設定するには、Interior、Line、および Border プロパティを使用します。

使用例

Range オブジェクトの場合

次の使用例は、アクティブ セルから下方向に移動し、空のセルに達するまでの範囲を選択します。

Sub SelectContiguousCells()

    Dim ssConstants
    Dim rngStartCell

    Set ssConstants = Spreadsheet1.Constants

    Set rngStartCell = Spreadsheet1.ActiveCell

    Spreadsheet1.ActiveSheet.Range(rngStartCell, _
     rngStartCell.End(ssConstants.xlDown)).Select

End Sub
				

ChSegment オブジェクトの場合

次の使用例は、SQL Server の Northwind データベースの Order Details テーブルに Chartspace1 を連結します。次に、値の下位 10% は赤で、上位 20% は緑で強調表示される書式マップを作成します。

Sub Window_Onload()

    Dim serseries1
    Dim segBottom10Pct
    Dim segTop20Pct
    Dim chConstants

    Set chConstants = ChartSpace1.Constants

    ' 次の 2 行のコードでは、SQL Server の Northwind データベースの
    ' Order Details テーブルに Chartspace1 を連結します。
    ChartSpace1.ConnectionString = "Provider=SQLOLEDB.1;Persist Security Info=TRUE;" & _
                     "Integrated Security=SSPI;Initial Catalog=Northwind;" & _
                     "Data Source=DataServer;"
    ChartSpace1.DataMember = "Order Details"

    ' 次の 2 行のコードでは、Order Details テーブルの Quantity フィールド
    ' および ProductID フィールドに Chartspace1 を連結します。
    ChartSpace1.SetData chConstants.chDimCategories, chConstants.chDataBound, "ProductID"
    ChartSpace1.SetData chConstants.chDimValues, chConstants.chDataBound, "Quantity"

    ' 書式マップを作成します。
    ChartSpace1.SetData chConstants.chDimFormatValues, chConstants.chDataBound, "Quantity"

    ' Chartspace1 にある最初のグラフの最初の系列を変数に代入します。
    Set serseries1 = ChartSpace1.Charts(0).SeriesCollection(0)

    ' 書式マップにセグメントを追加します。
    ' このセグメントは、グラフの下位 10% の値を表します。
    Set segBottom10Pct = serseries1.FormatMap.Segments.Add

    ' セグメント境界をパーセント単位で計測します。
    segBottom10Pct.Begin.ValueType = chConstants.chBoundaryValuePercent
    segBottom10Pct.End.ValueType = chConstants.chBoundaryValuePercent

    ' 開始値を 0% に設定し、終了値を 10% に設定します。
    segBottom10Pct.Begin.Value = 0
    segBottom10Pct.End.Value = 0.1

    ' これらの値に対応する内部の書式を設定します。
    segBottom10Pct.Begin.Interior.Color = "red"
    segBottom10Pct.End.Interior.Color = "red"

    ' 書式マップにセグメントを追加します。
    ' このセグメントは、グラフの上位 20% の値を表します。
    Set segTop20Pct = serseries1.FormatMap.Segments.Add

    ' セグメント境界をパーセント単位で計測します。
    segTop20Pct.Begin.ValueType = chConstants.chBoundaryValuePercent
    segTop20Pct.End.ValueType = chConstants.chBoundaryValuePercent

    ' 開始値を 80% に設定し、終了値を 100% に設定します。
    segTop20Pct.Begin.Value = 0.8
    segTop20Pct.End.Value = 1

    ' これらの値に対応する内部の書式を設定します。
    segTop20Pct.Begin.Interior.Color = "green"
    segTop20Pct.End.Interior.Color = "green"

End Sub