Eseutil /G (整合性) を実行する方法
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007
トピックの最終更新日: 2006-12-19
Exchange Server データベース ユーティリティ (Eseutil.exe) での整合性チェックは、基本的に修復機能のテスト実行です。修復機能で対処する問題は、<database>.integ.raw ファイルに報告されます。この .raw ファイルには、問題があるテーブルだけでなく、データベース内のすべてのテーブルについての結果が記録されます。Eseutil 整合性モードの詳細については、「Eseutil /G 整合性モード」を参照してください。
注 : |
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他の部分をチェックする前にデータベースの一部を修復する必要があるような破損がデータベースにある場合、整合性チェックが途中で終了することがあります。整合性チェックが途中で終了したとしても、必ずしも修復が失敗する可能性が高いことを意味しているわけではありません。 |
開始する前に
メールボックス、パブリック フォルダ、またはトランスポート キューの Exchange データベースに対して整合性チェックを実行する前に、次の点に注意してください。
- ダーティ シャットダウン後に整合性チェックを実行することはできますが、お勧めできません。可能な場合は、データベースをクリーン シャットダウン状態に回復してから整合性チェックを実行してください。
- データベースがオフラインまたはマウント解除されていることを確認してください。
- チェックするファイルのサイズの 20% 相当のディスクの空き容量があることを確認してください。そうでない場合は、チェック中にディスク容量が不足する可能性が高くなります。ディスクの空き容量が十分にない場合は、チェックするファイルを空き容量の多いドライブ上の一時データベースにリダイレクトできます。
- そのコンピュータのローカルの Administrators グループのメンバシップを委任されたアカウントを使用してログオンしていることを確認します。
手順
Eseutil /G を実行するには、次の操作を行います。
Eseutil を使用して整合性チェックを実行するコマンド ラインの基本構文は次のとおりです。
ESEUTIL /G database_filename.edb
以下に例を示します。
ESEUTIL /G Mailbox Database.edb
注 : Exchange データベース (.edb) のサイズの 20% 相当のディスクの空き容量が必要です。 必要なディスクの空き容量がない場合は、チェックするファイルを空き容量の多いドライブ上の一時データベースにリダイレクトできます。
/Tpath_to_temporary_database
以下に例を示します。
ESEUTIL /G Mailbox Database.edb /T\\Server2\d$\scratchpad.edb
注 : /T スイッチとパス指定の間にスペースはありません。通常のドライブ文字パス指定を使用することもできます。
詳細情報
Eseutil /G のコマンド ラインの完全なリファレンスと構文を表示できます。それには、コマンド プロンプトで「eseutil /?」と入力し、整合性を表す G を選択します。
Eseutil の詳細については、以下のトピックを参照してください。
- Eseutil /D 最適化モード
- Eseutil /P 修復モード
- Eseutil /C 復元モード
- Eseutil /R 回復モード
- Eseutil /G 整合性モード
- Eseutil /M ファイル ダンプ モード
- Eseutil /K チェックサム モード
- Eseutil /Y コピー ファイル モード
- 一般的な Eseutil エラーのリファレンス
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。