Preparetomove : Stsadm 操作 (Office SharePoint Server)

操作名 : Preparetomove

説明

プロファイルおよびメンバシップの同期サービスを一時的に停止して、ユーザー プロファイル情報を、特定のサイト コレクションまたは特定のコンテンツ データベースに対して同期する場合に使用します。コンテンツ データベース ID やサイト コレクション ID の変更が発生する操作 (サイト コレクションをあるコンテンツ データベースから別のコンテンツ データベースへ移動する操作など) を実行する前に、管理者は、preparetomove を実行します。

プロファイルおよびメンバシップの同期サービスは、すべてのサイト コレクションに対してユーザー情報リストに至るまでユーザー プロファイル データを同期させ、環境全体でユーザー データの一貫性を確保します。このサービスは、ユーザーがメンバとなっているすべてのサイトを保存するユーザー プロファイルに戻されるサイト メンバシップ データも同期します。このサイト メンバシップ データはユーザーの個人用サイトに表示されます。必要な場合に preparetomove を実行しないと、ユーザー メンバシップ メタデータが削除される可能性があります。このメタデータには、個人用サイト メンバシップの [プロファイルの編集] ページにある [プライバシーとグループ化] セクションで行った選択肢などが含まれます。

個人用サイトにおけるグループやプライバシーの設定を構成する方法の詳細については、「個人用設定ポリシーを管理する」を参照してください。

重要

サイト コレクションをコンテンツ データベース間で移動する前に、すべてのユーザー メンバシップ メタデータが適切に保持されるように、preparetomove 操作を実行する必要があります。

構文

stsadm -o preparetomove

-contentdb <サーバー名: データベース名>

-site <URL 名>

[-oldcontentdb] <一意の識別子>

[-undo]

パラメータ

パラメータ 必須/省略可 説明

contentdb

有効なコンテンツ データベース GUID ("WSS_Content_21d186e1-7036-4092-a825-0eb6709e9285" など)

必須

新しい Web アプリケーションに移動するコンテンツ データベースの名前

データベース名を確認するには、Enumcontentdbs : Stsadm 操作 (Office SharePoint Server) 使用します。

site

有効な URL

("http://*server_name*" など)

必須

新しい Web アプリケーションに移動するサイトの URL

oldcontentdb

有効なコンテンツ データベース GUID ("21d186e1-7036-4792-a825-0eb6709e9235" など)

省略可

コンテンツ データベースの移動前に preparetomove 操作が実行されていないと、新しい Web アプリケーションに移動された特定のコンテンツ データベースで同期が失敗する場合があります。同期はそのコンテンツ データベースに固定されています。

undo

<なし>

省略可

最後の preparetomove 操作を取り消します。たとえば、サイトまたはコンテンツ データベースの移動を取り消す場合などに使用します。

関連項目

概念

個人用サイト ホストの場所を管理する