ハードウェアおよびソフトウェアの要件を決定する (Office SharePoint Server)

この記事の内容 :

  • ハードウェア要件およびソフトウェア要件について

  • スタンドアロン インストール

  • サーバー ファーム インストール

ここでは、Microsoft Office SharePoint Server 2007 のインストールに必要なハードウェア要件とソフトウェア要件について説明します。

ハードウェア要件およびソフトウェア要件について

Office SharePoint Server 2007 のインストールは、単一のコンピュータ (スタンドアロン インストール) から複数のコンピュータ (サーバー ファーム) まで多岐に渡ります。インストールの要件は、ソリューションの可用性および規模の要件によって異なります。ここでは、スタンドアロン インストールを展開する場合とサーバー ファームを展開する場合に基づいて、最小ハードウェア要件と推奨ハードウェア要件について説明します。また、Office SharePoint Server 2007 のインストールに必要なソフトウェア要件を示します。

ここでは、可用性の要件やパフォーマンスおよび容量の要件に基づくファーム トポロジまたはハードウェアの選択に関する説明は提供しません。これらの要件に対処するためにソリューションを設計する方法の詳細については、「冗長性を計画する (Office SharePoint Server)」を参照してください。

ここで説明するハードウェア要件とソフトウェア要件は、x32 ビットベースのシステムと x64 ビットベースのシステムの両方に当てはまります。ただし、64 ビット版の Windows Server 2008 をインストールした後、Enable32bitAppOnWin64 レジストリ キーを変更して Internet Information Server (IIS) が 32 ビット エミュレーション モードで動作するようにした場合は、Office SharePoint Server 2007 をインストールできません。32 ビットまたは 64 ビットの Office SharePoint Server 2007 をインストールするには、IIS を 64 ビット モードで実行する必要があります。

注意

Itanium ベースのシステムには当てはまりません。

32 ビット サーバーと 64 ビット サーバーを同じサーバー ファーム内で併用できます。ただし、場合によってパフォーマンスの問題が発生する可能性があるため、そのような構成はお勧めしません。たとえば、次のような問題が考えられます。

  • ラウンド ロビンを使用するクラスタ構成のフロントエンド Web サーバーがある場合、32 ビット サーバーがボトルネックになります。

  • 64 ビットのフロントエンド Web サーバーが 32 ビットの SQL Server データベースを呼び出す場合、SQL Server に十分なリソースがないとボトルネックが発生することがあります。64 ビットのインデクサから 32 ビットの SQL Server データベースを使用する場合についても同様です。

混在サーバー アーキテクチャを採用することが避けられない状況の場合、個々のアプリケーション層内は 32 ビットまたは 64 ビットどちらかのサーバー アーキテクチャに統一する (たとえば、フロントエンド Web サーバーはすべて 32 ビット サーバーにする) ことをお勧めします。

アーキテクチャを統一した環境でサーバー ファームのパフォーマンスが問題になった場合に推奨される解決策は、すべての SharePoint ファーム サーバーを 64 ビット アーキテクチャに移行することです。できるだけ早期にアーキテクチャを 64 ビットに統一する移行計画を立て、実施することをお勧めします。Microsoft がサポートとテストから得たデータによると、SharePoint 製品とテクノロジを 64 ビット サーバーにインストールした場合、ピーク負荷時のシステム スループットとパフォーマンスが大幅に向上します。

注意

32 ビット サーバーから 64 ビット サーバーへの移行過程では、層内にサーバー アーキテクチャを混在させることが必要な状況が発生することも考えられます。しかし、パフォーマンスの問題が発生するのは移行作業中のみです。

スタンドアロン インストール

以下のどちらかの方法を使用して、Office SharePoint Server 2007 を単一のコンピュータにインストールすることができます。

  • [基本] を選択します。

  • Office SharePoint Server 2007 のセットアップで [詳細設定] を選択し、[スタンドアロン] を選択します。

ハードウェア要件

以下の表に、Office SharePoint Server 2007 を展開するための最小要件および推奨要件を示します (スタンドアロン インストールの Microsoft SQL Server 2005 Express Edition の展開を含む)。

コンポーネント 最小要件 推奨要件

プロセッサ

2.5 ギガヘルツ (GHz)

それぞれが 3 GHz 以上のデュアル プロセッサ

RAM

1 ギガバイト (GB)

2 GB

ディスク

3 GB 以上の空き容量がある NTFS ファイル システム形式のパーティション

3 GB の空き容量と Web サイト用の適切な空き容量がある NTFS ファイル システム形式のパーティション

ドライブ

DVD ドライブ

DVD ドライブ、またはローカル ドライブかネットワークでアクセス可能なドライブにコピーされたソース

ディスプレイ

1024 × 768

解像度が 1024 x 768 以上のモニタ

ネットワーク

クライアント コンピュータとサーバーの間の接続が 56 キロビット/秒 (Kbps)

クライアント コンピュータとサーバーの間の接続が 56 Kbps 以上

ソフトウェア要件

Office SharePoint Server 2007 は Windows SharePoint Services 3.0 に基づいて構築されているので、Windows SharePoint Services 3.0 に適用される要件は Office SharePoint Server 2007 にも適用されます。

注意

Office SharePoint Server 2007 のインストールおよび構成ウィザードによって多くのコンポーネントがマーシャリングされるので、Office SharePoint Server 2007 をアンインストールしてから、同じコンピュータに Office SharePoint Server 2007 をインストールすると、構成データベースの作成時にセットアップ プログラムが失敗し、インストール処理全体が失敗する可能性があります。この失敗を避けるには、既存の構成データベースを削除するか、psconfig コマンドを使用して新しい構成データベースを作成します。

2007 Microsoft Office system では一般的なインストーラを使用します。Office SharePoint Server 2007 のインストールで使用できる機能は、インストール中に指定する製品 ID (PID) キーによって異なります。つまり、同じインストール ソースを使用する場合であっても、異なる PID キーを指定すると (異なる Office SharePoint Server 2007 エディションの PID キーなど)、そのインストールでは異なる機能セットが使用できます。

データベース

[基本] インストールを実行すると、SQL Server 2005 Express Edition は自動的にインストールされます。Microsoft SQL Server が既にインストールされているスタンドアロンのコンピュータで詳細インストールを実行する場合は、コンピュータがデータベース サーバーのハードウェア要件とソフトウェア要件を満たしていることを確認してください。詳細については、後述の「データベース サーバー」を参照してください。

注意

Office SharePoint Server 2007 Service Pack 1 (SP 1) を Windows Server 2008 にインストールしている場合、セットアップ プログラムは Windows Internal Database Service Pack 2 (SP2) をインストールします。

Windows のライセンス上の制限により、単一サーバー環境で Windows Server 2003, Web Edition を使用している場合、実行できるのは高度なフロントエンド Web サーバー インストールのみになります。これは、Windows Server 2003, Web Edition 上には SQL Server の完全版をインストールできないからです。この場合、Office SharePoint Server 2007 で使用する互換性のあるバージョンの Windows Server 2003 に、フル バージョンの SQL Server をインストールする必要があります。Windows Server 2003, Web Edition は、Office SharePoint Server 2007 の基本インストールをサポートしません。ただし、SQL Server 2005 Express Edition または SQL Server 2000 Desktop Engine (Windows) (WMSDE) はインストールできます。

重要

SQL Server 2000 を最新の Service Pack (SQL Server 2000 Service Pack 4) に更新する必要があります。詳細については、「Microsoft SQL Server 2000 Service Pack 4」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=86989&clcid=0x411) を参照してください。

オペレーティング システム

Office SharePoint Server 2007 は、Windows Server 2003 SP1 以降で動作します。重要な更新プログラムをすべて適用することをお勧めします。以下の Windows Server 2003 エディションを使用できます。

  • Windows Server 2003, Standard Edition

  • Windows Server 2003, Enterprise Edition

  • Windows Server 2003, Datacenter Edition

  • Windows Server 2003, Web Edition

Windows のライセンス上の制限により、単一サーバー環境で Windows Server 2003, Web Edition を使用している場合、実行できるのは高度なフロントエンド Web サーバー インストールのみになります。これは、Windows Server 2003, Web Edition 上には SQL Server の完全版をインストールできないからです。この場合、Office SharePoint Server 2007 で使用する互換性のあるバージョンの Windows Server 2003 に、フル バージョンの SQL Server をインストールする必要があります。Windows Server 2003, Web Edition は、Office SharePoint Server 2007 の基本インストールをサポートしません。ただし、SQL Server 2005 Express Edition または SQL Server 2000 Desktop Engine (Windows) (WMSDE) はインストールできます。

重要

SQL Server 2000 を最新の Service Pack (SQL Server 2000 Service Pack 4) に更新する必要があります。詳細については、「Microsoft SQL Server 2000 Service Pack 4」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=86989&clcid=0x411) を参照してください。

Office SharePoint Server 2007 の管理機能には、最新の Service Pack を適用した Microsoft Internet Explorer 6.0 または Internet Explorer 7.0 が必要です。

重要

Office SharePoint Server 2007 でのファーム展開では、Active Directory ディレクトリ サービスが必要です。したがって、Office SharePoint Server 2007 を Windows NT 4.0 ドメイン上のファームにインストールすることはできません。

Office SharePoint Server 2007 SP1 では、Windows Server 2008 に Office SharePoint Server 2007 をインストールできるようになりました。Windows Server 2003 オペレーティング システムと同様、セットアップ プログラムおよび SharePoint 製品とテクノロジの構成ウィザードをダウンロードして実行する必要があります。Service Pack のない Office SharePoint Server 2007 は Windows Server 2008 にインストールできません。

Windows コンポーネント

オペレーティング システムをインストールし、すべての重要な更新プログラムを適用した後で、以下を含むインターネット インフォメーション サービス (IIS) 6.0 を有効にして、コンピュータを Web サーバーとして構成する必要があります。

  • 共通ファイル

  • WWW

  • 簡易メール転送プロトコル (SMTP)

IIS 6.0 ワーカー プロセス分離モードを使用するようにサーバーを構成する必要があります。これは新しいインストールの既定の設定です。ただし、Windows Server 2000 の IIS 5.0 からアップグレードした場合は、[IIS 5.0 プロセス分離モードで WWW サービスを実行する] が有効になっているので、この設定を [IIS 6.0 ワーカー プロセス分離モード] に変更する必要があります。

注意

Office SharePoint Server 2007 SP1 を Windows Server 2008 にインストールするには、インターネット インフォメーション サービス (IIS) 7.0 がインストールされている必要があります。

電子メール通知を有効にするには、受信メールと送信メールを構成する必要があります。電子メールの警告および通知の送信を構成するには、SMTP 電子メール サーバーを指定する必要があります。SharePoint サイトで受信メールを受信およびアーカイブできるようにインストールを構成するには、IIS SMTP サービスをインストールする必要があります。

重要

Office SharePoint Server 2007 を正しく実行するには、Web サーバー ロール、Microsoft .NET Framework Version 3.0、Windows Internal Database の各コンポーネントが必要です。これらをアンインストールしないでください。アンインストールすると、Office SharePoint Server 2007 を実行できなくなります。

Microsoft .NET Framework 3.0

Office SharePoint Server 2007 をインストールする前に、Microsoft .NET Framework 3.0 をインストールし、ASP.NET 2.0 が有効になっていることを確認する必要があります。

注意

Microsoft .NET Framework Version 3.5 を使用することもできます。.NET Framework Version 3.5 は、Microsoft の Web サイト (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=110508&clcid=0x411) からダウンロードできます。

ASP.NET v2.0.50727 を有効にするには、Microsoft 管理コンソール (MMC) の IIS スナップインで Web サービス拡張を開きます。IIS を有効にする前に ASP.NET 2.0 をコンピュータにインストールした場合は、コマンド aspnet_regiis -i を実行して ASP.NET 2.0 を有効にする必要があります。

サーバー ファーム インストール

単一のサーバーとサーバー ファームのトポロジの主な違いは、1 台以上のコンピュータを使用して、以下のサーバー ロールをホストできる点です。

  • アプリケーション サーバー

  • フロントエンド Web サーバー

  • データベース サーバー

ここでは、各サーバー ロールの最小システム要件および推奨システム要件について説明します。単一のコンピュータに複数のロールをインストールする場合は、そのコンピュータがすべてのサーバー ロールの最小要件を満たしていることを確認してください。

アプリケーション サーバー

ハードウェア要件

以下の表に、Office SharePoint Server 2007 アプリケーション サーバーを展開するための最小要件および推奨要件を示します。

コンポーネント 最小要件 推奨要件

プロセッサ

2.5 GHz

それぞれ 2.5 GHz 以上のデュアル プロセッサ

RAM

2 GB

4 GB

ディスク

3 GB 以上の空き容量がある NTFS ファイル システム形式のパーティション

3 GB の空き容量とデータ記憶域用の適切な空き容量がある NTFS ファイル システム形式のパーティション

ドライブ

DVD ドライブ

DVD ドライブ、またはローカル ドライブかネットワークでアクセス可能なドライブにコピーされたソース

ディスプレイ

1024 × 768

解像度が 1024 x 768 以上のモニタ

ネットワーク

  • クライアント コンピュータとサーバーの間の接続が 56 Kbps

  • サーバー ファーム内のコンピュータ間の接続については、100 メガビット/秒 (Mbps) の接続

  • クライアント コンピュータとサーバーの間の接続が 56 Kbps 以上

  • サーバー ファーム内のコンピュータ間の接続については、1 ギガビット/秒 (Gbps) の接続

ソフトウェア要件

Office SharePoint Server 2007 は Windows SharePoint Services 3.0 に基づいて構築されているので、Windows SharePoint Services 3.0 に適用される要件は Office SharePoint Server 2007 にも適用されます。

Office SharePoint Server 2007 は、Windows Server 2003 with SP1 以降およびすべての重要な更新プログラムがインストールされたコンピュータにインストールすることをお勧めします。

2007 Microsoft Office system では一般的なインストーラを使用します。Office SharePoint Server 2007 のインストールで使用できる機能は、インストール中に指定する PID によって異なります。つまり、同じインストール ソースを使用する場合であっても、異なる PID キーを指定すると (異なる Office SharePoint Server 2007 エディションの PID キーなど)、そのインストールでは異なる機能セットが使用できます。

オペレーティング システム

Office SharePoint Server 2007 は、Windows Server 2003 SP1 以降で動作します。重要な更新プログラムをすべて適用することをお勧めします。以下の Windows Server 2003 エディションを使用できます。

  • Windows Server 2003, Standard Edition

  • Windows Server 2003, Enterprise Edition

  • Windows Server 2003, Datacenter Edition

  • Windows Server 2003, Web Edition

Office SharePoint Server 2007 の管理機能では、最新のサービス パックを適用した Internet Explorer 6.0 か Internet Explorer 7.0 が必要です。

Office SharePoint Server 2007 SP1 では、Windows Server 2008 に Office SharePoint Server 2007 をインストールできるようになりました。Windows Server 2003 オペレーティング システムと同様、セットアップ プログラムおよび SharePoint 製品とテクノロジの構成ウィザードをダウンロードして実行する必要があります。Service Pack のない Office SharePoint Server 2007 は Windows Server 2008 にインストールできません。

Windows コンポーネント

オペレーティング システムをインストールし、すべての重要な更新プログラムを適用した後で、以下を含む IIS 6.0 を有効にして、コンピュータを Web サーバーとして構成する必要があります。

  • 共通ファイル

  • WWW

  • SMTP

IIS 6.0 ワーカー プロセス分離モードを使用するようにサーバーを構成する必要があります。これは新しいインストールの既定の設定です。ただし、Windows Server 2000 の IIS 5.0 からアップグレードした場合は、[IIS 5.0 プロセス分離モードで WWW サービスを実行する] が有効になっているので、この設定を [IIS 6.0 ワーカー プロセス分離モード] に変更する必要があります。

注意

Office SharePoint Server 2007 SP1 を Windows Server 2008 にインストールするには、IIS 7.0 がインストールされている必要があります。

電子メール通知を有効にするには、受信メールと送信メールを構成する必要があります。電子メールの警告および通知の送信を構成するには、SMTP 電子メール サーバーを指定する必要があります。SharePoint サイトで受信メールを受信およびアーカイブできるようにインストールを構成するには、IIS SMTP サービスをインストールする必要があります。

重要

Office SharePoint Server 2007 を正しく実行するには、Web サーバー ロール、Microsoft .NET Framework Version 3.0 の各コンポーネントが必要です。これらをアンインストールしないでください。アンインストールすると、Office SharePoint Server 2007 を実行できなくなります。

Microsoft .NET Framework 3.0

サーバーを Web サーバーとして構成した後で、Microsoft .NET Framework 3.0 をインストールし、ASP.NET 2.0 が有効になっていることを確認する必要があります。

注意

Microsoft .NET Framework Version 3.5 を使用することもできます。.NET Framework Version 3.5 は、Microsoft の Web サイト (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=110508&clcid=0x411) からダウンロードできます。

ASP.NET v2.0.50727 を有効にするには、MMC の IIS スナップインで Web サービス拡張を開きます。IIS を有効にする前に ASP.NET 2.0 をコンピュータにインストールした場合は、コマンド aspnet_regiis -i を実行して ASP.NET 2.0 を有効にする必要があります。

フロントエンド Web サーバー

ハードウェア要件

以下の表に、Office SharePoint Server 2007 フロントエンド Web サーバーを展開するための最小要件および推奨要件を示します。

コンポーネント 最小要件 推奨要件

プロセッサ

2.5 GHz

それぞれが 3 GHz 以上のデュアル プロセッサ

RAM

2 GB

2 GB 以上

ディスク

3 GB 以上の空き容量がある NTFS ファイル システム形式のパーティション

3 GB の空き容量とデータ記憶域用の適切な空き容量がある NTFS ファイル システム形式のパーティション

ドライブ

DVD ドライブ

DVD ドライブ、またはローカル ドライブかネットワークでアクセス可能なドライブにコピーされたソース

ディスプレイ

1024 × 768

解像度が 1024 x 768 以上のモニタ

ネットワーク

  • クライアント コンピュータとサーバーの間の接続が 56 Kbps

  • サーバー ファーム内のコンピュータ間の接続については、100 Mbps の接続

  • クライアント コンピュータとサーバーの間の接続が 56 Kbps 以上

  • サーバー ファーム内のコンピュータ間の接続については、1 Gbps の接続

ソフトウェア要件

フロントエンド Web サーバーはアプリケーション サーバーのサブセットなので、フロントエンド Web サーバーの機能はすべて、アプリケーション サーバーで使用できます。フロントエンド Web サーバーのソフトウェア要件は、容量計画段階の結果として予測される要求を満たすために特定のリソースを追加しない限り、アプリケーション サーバーのソフトウェア要件と同じです。

データベース サーバー

データベース サーバー ロールをホストするコンピュータでは、最新版のサービス パックを適用した SQL Server 2000、または Microsoft SQL Server 2005 SP1 以降を実行する必要があります。一部の高度な機能を使用するには、SQL Server 2005 Analysis Services SP1 以降が必要です。データベース サーバーの展開に必要なハードウェアとソフトウェアの詳細については、「SQL Server 2005 システム要件」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=75010&clcid=0x411) を参照してください。

重要

SQL Server 2000 を最新の Service Pack (SQL Server 2000 Service Pack 4) に更新する必要があります。詳細については、「Microsoft SQL Server 2000 Service Pack 4」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=86989&clcid=0x411) を参照してください。

注意

Office SharePoint Server 2007 では SQL Server 2008 がサポートされています。ただし、まず Windows SharePoint Services 3.0 SP1 以降と Office SharePoint Server 2007 SP1 以降をインストールし、それから SQL Server 2008 をインストールする必要があります。Office SharePoint Server 2007 では SQL Server 2008 R2 もサポートされています。この場合は、Office SharePoint Server 2007 Service Pack 2 (SP2) 以降をインストールしておく必要があります。

Windows のライセンス上の制限により、単一サーバー環境で Windows Server 2003, Web Edition を使用している場合、実行できるのは高度なフロントエンド Web サーバー インストールのみになります。これは、Windows Server 2003, Web Edition 上には SQL Server の完全版をインストールできないからです。この場合、Office SharePoint Server 2007 で使用する互換性のあるバージョンの Windows Server 2003 に、フル バージョンの SQL Server をインストールする必要があります。Windows Server 2003, Web Edition は、Office SharePoint Server 2007 の基本インストールをサポートしません。ただし、SQL Server 2005 Express Edition または SQL Server 2000 Desktop Engine (Windows) (WMSDE) はインストールできます。

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