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バージョン管理を有効化および構成する (Office SharePoint Server 2007)

バージョン管理は、サーバー ファーム レベルで制御されません。バージョン管理は、各ライブラリまたはリストごとに、サイト所有者が個別に有効化および構成する必要があります。ファイルまたはリスト アイテムのバージョンを維持すると、各バージョンに番号が与えられて、バージョン履歴として保存されます。組織内のユーザーは、バージョン履歴を表示し、必要に応じて以前のバージョンを回復できます。各リストまたはライブラリでは、次の設定を指定できます。

  • バージョンを管理しない
    各バージョンに関連付けられた以前のドキュメントのバージョンおよび履歴 (コメントなど) は取得できません。これは既定の設定です。

  • メジャー バージョンを作成する
    反復ごとに、ドキュメントの完全なコピーが作成され、1、2、3、のようにバージョン番号が順に付けられます。ドキュメント ライブラリに対する権限を持つすべてのユーザーが、更新された各バージョンを表示できます。このオプションは、下書きバージョンと公開バージョンを区別する必要がない場合に使用します。記憶域に対する影響を制御するため、現在のバージョンからいくつ前のバージョンまで維持するかを指定できます。

  • メジャーとマイナー (下書き) バージョンを作成する
    最後がゼロ (.0) のバージョンはメジャー バージョンで、最後がゼロ以外のバージョンはマイナー バージョンです。公開できるのは、メジャー バージョンのみです。マイナー バージョンを操作する際には、追加の権限レベルを構成できます。通常、メジャー バージョンを編集できるユーザーには、マイナー バージョンの表示も許可されます。しかし、読み取り専用ユーザーは、メジャー バージョンの表示のみを行えます。前述のオプションのように、現在のバージョンからいくつ前のバージョンを維持するかを指定できます。また、メジャー バージョンごとに、いくつのマイナー バージョンを維持するかを指定することもできます。

バージョン管理を有効化および構成する

リストのバージョン管理を有効化するには、以下の手順を使用します。この手順を完了した後、組織内のユーザーはバージョン履歴を表示し、必要に応じてリストの以前のバージョンを復元できます。

重要

バージョン管理を有効化および構成するには、リストまたはライブラリに対するFull Controlのアクセス許可が必要です。

リストのバージョン管理を有効化および構成する

  1. バージョン管理を有効にするリストを開きます。

  2. [設定] メニューで、[リストの設定] をクリックします。

  3. [<リスト名> のカスタマイズ] ページの [全般設定] セクションで、[バージョン設定] をクリックします。

  4. [リストのバージョン設定] ページの [コンテンツの承認] セクションで、リストの変更に適用するコンテンツ承認オプションを選択します。
    送信されたアイテムに対してコンテンツの承認を必須にすることの詳細については、「リストまたはライブラリでアイテムやファイルの承認を要求する」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=104971&clcid=0x411) を参照してください。

  5. [アイテムのバージョン履歴] セクションで、[はい] をクリックして、リストが編集されるたびに新しいバージョンが作成されるようにします。

  6. 保存するアイテムまたはファイルのバージョンの数を指定するには、[次の数のバージョンを保存する] チェック ボックスをオンにして、保存するバージョンの数を入力します。

  7. 送信されたアイテムに対してコンテンツの承認を必須にするには、[次の数の承認済みバージョンの下書きを保存する] チェック ボックスをオンにして、保存するバージョン数を入力します。

  8. [下書きアイテムのセキュリティ] セクションで [送信されたアイテムに対してコンテンツの承認を必須にする] を選択する場合は、このドキュメント ライブラリの下書きアイテムを確認するユーザーを選択する必要があります。次のいずれかを選択します。

  9. [OK] をクリックします。

ライブラリでのバージョン管理を有効にするには、次の手順を実行します。この手順を完了すると、組織内のユーザーはバージョン履歴を表示したり、必要に応じてライブラリ ドキュメントの以前のバージョンを復元したりできるようになります。

重要

バージョン管理を有効化および構成するには、リストまたはライブラリに対するFull Controlのアクセス許可が必要です。

ライブラリのバージョン管理を有効化および構成する

  1. バージョン管理を有効にするライブラリを開きます。

  2. [設定] メニューで、[ドキュメント ライブラリの設定] をクリックします。

  3. [<ライブラリ名> のカスタマイズ] ページの [全般設定] セクションで、[バージョン設定] をクリックします。

  4. [ドキュメント ライブラリのバージョン設定] ページの [コンテンツの承認] セクションで、リストの変更に適用する、コンテンツ承認オプションを選択します。
    送信されたアイテムに対してコンテンツの承認を必須にする方法の詳細については、「リストまたはライブラリでアイテムやファイルの承認を要求する」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=104971&clcid=0x411) を参照してください。

  5. [ドキュメントのバージョン履歴] セクションで、バージョン管理オプションを選択します。

    • 1 種類のバージョンのみが追跡されるように指定するには、[メジャー バージョンを作成する] をクリックします。

    • メジャー バージョンとマイナー バージョンの両方が追跡されるようにするには、[メジャーとマイナー (下書き) バージョンを作成する] をクリックします。

  6. 保存するアイテムまたはファイルのメジャー バージョンの数を指定するには、[次の数のメジャー バージョンを保存する] チェック ボックスをオンにし、保持するバージョンの数を入力します。

  7. メジャー バージョンとマイナー バージョンの両方を作成するには、[次の数のメジャー バージョンの下書きを保存する] チェック ボックスをオンにして、保持するバージョンの数を入力します。

  8. 送信されたアイテムに対してコンテンツの承認を求めるように設定する場合、[下書きアイテムのセキュリティ] セクションで、このドキュメント ライブラリで下書きアイテムを表示するユーザーを指定する必要があります。次のいずれかを選択してください。

    • アイテムを閲覧できるすべてのユーザー

    • アイテムを編集できるユーザー

    • アイテムの作成者およびアイテムを承認できるユーザー

    下書きを表示および編集できるユーザーを指定する方法の詳細については、「下書きを表示できるユーザーを指定する」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=104975&clcid=0x411) を参照してください。

  9. [チェックアウトを必須にする] セクションで、ライブラリ編集に適用するチェックアウト オプションを選択します。
    チェックアウトを必須にする方法の詳細については、「ライブラリでファイルのチェックアウトを必須にする」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=104974&clcid=0x411) を参照してください。

  10. [OK] をクリックします。

関連項目

概念

ごみ箱とバージョン管理機能を使用してコンテンツを保護および復元する (Office SharePoint Server 2007)
クォータを使用してバージョン管理機能を管理する (Office SharePoint Server 2007)
ごみ箱を構成する (Office SharePoint Server 2007)