カスタム クエリを使用したデータの追加 (チュートリアル)
ここでは、Microsoft Access データベースに接続し、カスタム クエリを使用してデータを PowerPivot ブックにインポートします。Access データベースは、リレーショナル データ ソースです。PowerPivot では、SQL Server、Oracle、Sybase、Informix、DB2、Teradata など、さまざまなリレーショナル ソースからデータをインポートできます。
Access データベースからデータをインポートするには、データベースに接続して、クエリ ファイルを特定し、データを PowerPivot ブックにインポートするためのクエリを実行する必要があります。
このデータを分析で使用するには、Access データベースのデータと PowerPivot ブックの他のデータとの間にリレーションシップを作成する必要があることに注意してください。リレーションシップを作成する手順については、後のレッスンで説明します。詳細については、「テーブル間のリレーションシップの作成 (チュートリアル)」を参照してください。
必要条件
このトピックは PowerPivot for Excel チュートリアルの一部であり、チュートリアルでの順番に従って実行する必要があります。前提条件およびチュートリアルでの最初の手順については、「PowerPivot for Excel チュートリアルの概要」を参照してください。
Access データベースへの接続を作成するには
PowerPivot ウィンドウの [ホーム] タブで、[データベースから] をクリックし、[Access から] をクリックします。テーブルのインポート ウィザードが起動し、その指示に従ってデータ ソースへの接続を設定することができます。
[表示名] ボックスに「Product Category Access DB」と入力します。
[データベース名] フィールドで [参照] をクリックします。サンプル ファイルをダウンロードした場所に移動して [ProductCategories] を選択し、[開く] をクリックします。
[次へ] をクリックします。
クエリを使用したインポートするデータの選択
テーブルのインポート ウィザードに従ってテーブルの一覧からテーブルを選択し、データをインポートする手順については、このチュートリアルの前のレッスンで説明しました。ここでは同じ手順ではなく、カスタム クエリを使用して Access のデータセットをインポートします。
テーブルのインポート ウィザードに従って、手順を実行します。クエリをインポートするか、既存のクエリのテキストをコピーして貼り付けるか、または PowerPivot グラフィカル クエリ ビルダーを使用して新しいクエリを作成します。このレッスンでは、IT 部門から入手したクエリをインポートします。
クエリ デザイナー ツールを使用してインポートするデータを選択するには
[インポートするデータを指定するクエリを記述する] オプションをクリックし、[次へ] をクリックします。
[クエリの表示名] ボックスに「Product Category Query」と入力します。
[デザイン] をクリックして、[クエリ ビルダー] ウィンドウを開きます。
[インポート] をクリックし、サンプルを保存したコンピューター上の場所に移動します。
ファイルが表示されない場合は、ファイルの下矢印をクリックして [すべてのファイル (*.*)] をクリックします。
[SQLQuery] をクリックし、[開く] をクリックします。
ウィンドウに SQL ステートメントが表示されます。このクエリは、[GAMES and TOYS] と [HOME APPLIANCES] を除く、ProductCategory テーブルのすべてのデータを選択します。
[OK]、[検証]、[完了] の順にクリックします。インポートする列の概要が表示されます。
インポートが完了したら、[閉じる] をクリックします。
データは、PowerPivot ブックに Product Category Query という名前の新しいテーブルとして表示されます。更新することで、このデータを最新に保つことができます。Access データベースの内容が変更されても、更新処理によって PowerPivot のデータは最新の状態に保たれます。 詳細については、「PowerPivot でデータを更新する各種の方法」を参照してください。
[Product Category Query] タブを右クリックして [名前の変更] をクリックし、新しいテーブルの名前を変更します。「ProductCategory」と入力し、Enter キーを押します。