SQL Server のフェールオーバー クラスタ インスタンスを削除する方法 (セットアップ)
この手順を使用して、SQL Server のフェールオーバー クラスタ インスタンスをアンインストールします。
重要 |
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フェールオーバー クラスタのすべてのノードにサービスとしてログインする権限を持つローカル管理者だけが、SQL Server フェールオーバー クラスタを更新または削除できます。 |
アンインストールの準備
SQL Server フェールオーバー クラスタをアンインストールする前に、次の重要な点について検討します。
同じコンピュータ上で SQL Server 2008 と以前のバージョンの SQL Server を同時に実行している場合、SQL-DMO に依存する Enterprise Manager や他のプログラムが無効になることがあります。この現象は、次の状況で発生する場合があります。
SQL Server 2000 または SQL Server 7.0 のいずれか、あるいは両方が、SQL Server 2008 とサイド バイ サイド インストールされ、どのバージョンもアンインストールされていない場合。
SQL Server 2000 と SQL Server 2008 のサイド バイ サイドでインストールされており、SQL Server 2000 が SQL Server 2008 の後にインストールされている場合。
この問題は、SQL Server 2008 SQL-DMO COM ライブラリの登録削除によるものです。SQL-DMO に依存する SQL Server 2000 Enterprise Manager や他のプログラムを再度有効にするには、コマンド プロンプトから 'regsvr32.exe sqldmo.dll' を実行して SQL-DMO を登録します。
クラスタ環境に SQL Server 2000 と SQL Server 2008 がサイド バイ サイド インストールされている場合、SQL Server 2008 のアンインストール時に SQL Server Native Client をアンインストールしないでください。SQL Server 2008 の SQL Server Resource DLL は、SQL Server との接続に必ず SQL Server Native Client を使用します。SQL Server 2008 がインストールされると、SQL Server Cluster Resource DLL がアップグレードされます。SQL Server 2008 をアンインストールした場合、SQL Server Resource DLL は SQL Server 2000 に必要なバージョンに置き換えられません。SQL Server Native Client をクラスタ ノードに残しておくと、SQL Server Resource DLL は SQL Server 2000 のインスタンスに引き続き接続できます。
誤って SQL Server Native Client をアンインストールすると、SQL Server リソースを起動できなくなります。SQL Server Native Client を再インストールするには、SQL Server セットアップ プログラムを実行し、SQL Server に必要なコンポーネントをインストールします。
複数の SQL IP クラスタ リソースを持つフェールオーバー クラスタをアンインストールする場合は、クラスタ アドミニストレータを使用してすべての SQL IP リソースを削除する必要があります。
コマンド プロンプトの構文の詳細については、「コマンド プロンプトから SQL Server 2008 をインストールする方法」を参照してください。
SQL Server フェールオーバー クラスタをアンインストールするには
- SQL Server フェールオーバー クラスタをアンインストールするには、SQL Server セットアップによって提供されるノードの削除機能を使用して、各ノードを個別に削除します。詳細については、「SQL Server フェールオーバー クラスタでノードを追加または削除する方法 (セットアップ)」を参照してください。