sp_trace_setstatus (Transact-SQL)
指定したトレースの現在の状態を変更します。
重要
この機能は、将来のバージョンの Microsoft SQL Server では削除される予定です。新しい開発作業では、この機能の使用を避け、現在この機能を使用しているアプリケーションは修正するようにしてください。代わりに拡張イベントを使用します。
適用対象: SQL Server (SQL Server 2008 から現在のバージョンまで) |
構文
sp_trace_setstatus [ @traceid = ] trace_id , [ @status = ] status
引数
[ @traceid= ] trace_id
変更するトレースの ID を指定します。 trace_id のデータ型は int で、既定値はありません。 ユーザーは、この trace_id 値を使用して、トレースの識別、変更、および制御を行います。 trace_id の取得については、「sys.fn_trace_getinfo (Transact-SQL)」を参照してください。[ @status= ] status
トレースに実装する操作を指定します。 status のデータ型は int で、既定値はありません。次の表は、指定できる状態の一覧です。
状態
説明
0
指定されたトレースを停止します。
1
指定されたトレースを開始します。
2
指定されたトレースを閉じて、その定義をサーバーから削除します。
注意
トレースを閉じるには、最初にそのトレースを停止する必要があります。トレースを表示するには、最初にそのトレースを停止して閉じる必要があります。
リターン コード値
次の表は、このストアド プロシージャの完了時に返されるコード値を示しています。
リターン コード |
説明 |
---|---|
0 |
エラーはありません。 |
1 |
不明なエラーです。 |
8 |
指定した状態は無効です。 |
9 |
指定したトレース ハンドルは無効です。 |
13 |
メモリが不足しています。 指定した操作を実行するための十分なメモリがない場合に返されます。 |
トレースが既に指定した状態である場合は、0 が返されます。
説明
すべての SQL トレース ストアド プロシージャ (sp_trace_xx) のパラメーターでは、データ型が厳密に定義されています。 これらのパラメーターを、引数の説明で指定されている正しいデータ型で指定しないと、このストアド プロシージャはエラーを返します。
トレース ストアド プロシージャを使用した例については、「トレースの作成 (Transact-SQL)」を参照してください。
権限
ユーザーに ALTER TRACE 権限が必要です。
関連項目
参照
sys.fn_trace_geteventinfo (Transact-SQL)
sys.fn_trace_getfilterinfo (Transact-SQL)
sp_trace_generateevent (Transact-SQL)
sp_trace_setevent (Transact-SQL)
sp_trace_setfilter (Transact-SQL)