Microsoft® Internet Explorer 5 以降で使用可能な Web Folder Behaviors は、フォルダ ビューでのナビゲートを可能にし、Distributed Authoring and Versioning(DAV)と Web Extender Client(WEC)プロトコルのサポートを含みます。DAV は Hypertext Transfer Protocol(HTTP)への一連の拡張であり、フォルダのコピー、移動、削除、および作成などの基本的なファイル機能を HTTP を介して実行する方法を定義しています。WEC は、独自の FrontPage 付加価値機能のほかに、DAV と同じ種類の機能を提供する Microsoft® FrontPage® のプロトコルです。どちらのプロトコルも、HTTP リソースのプロパティの設定および取り出しの方法を定義しています。
Web Folder Behaviors によって、作成者は Microsoft® Windows® Explorer のフォルダ ビューに似た Web フォルダ ビューにサイトを表示することができます。DAV および WEC プロトコルは、Web フォルダ ビューに機能を追加します。たとえば、Web Folder Behaviors と DAV を使用すると、HTTP リソースに対して DIR コマンドに相当する機能を実行して、Windows Explorer ビューの表示に必要なすべての情報を取り出すことができます。Internet Explorer 5 以降では、ユーザーが Web フォルダ ビューでサイトをブラウズするための 2 つの Web Folder Behaviors をサポートします。
anchor および httpFolder Web Folder Behaviors は、Web ページから Web フォルダ ビューへのナビゲート手段をカバーします。これらは、HTTP サーバー上のフォルダとファイルへの便利なアクセスを提供します。Web フォルダ ビューは、ローカルのファイル システム、ネットワーク接続されたドライブ、およびインターネットの Web サイトのどこをナビゲートする場合でも、一貫した見た目と操作性を保ちます。Web フォルダはファイル システム階層の一部ですが、ファイル システム内のものを表すとは限りません。
- Web Folder Behaviors の利点
- Web Folder Behaviors の実装
- 関連トピック
Web Folder Behaviors の利点
Web Folder Behaviors は、Internet Explorer 5 以降を使用している人が HTTP サーバー上のファイルとフォルダを表示するための容易な手段を提供します。さらに、スクリプト作成者は、Web Folder Behaviors の Web フォルダ ナビゲーション機能に HTML オブジェクトを公開する堅牢な実装を利用することができ、独自のインターフェイスを設計できる拡張性も得られます。Web Folder Behaviors の利用には、次のような利点があります。
- Internet Explorer 5 を使用している人は誰でも、スクリプトを書かなくても、簡単に Web フォルダを開くことができます。
- インターネット サービス プロバイダ(ISP)は、Web ページ クライアントにコンテンツへの容易なファイルおよびフォルダへのアクセスを提供することができます。
- 作成者は、Web Folder Behaviors の外観と操作に対する制御を保持しながら、Web フォルダ ビューでコンテンツにアクセスすることができます。
Web Folder Behaviors の実装
anchor は、Internet Explorer 5 以上で Web フォルダを開く最も迅速な手段です。 この Behavior は、anchor Behavior を使用する STYLE 定義、HTML 要素、および FOLDER 属性を必要とします。 anchor Behavior を使用するときに FOLDER 属性が設定されていなかった場合には、アンカーの HREF 属性が標準として使用されます。
以下のコードをコピーして、Web ページに貼り付けます。
<STYLE>
A {behavior: url(#default#AnchorClick);}
</STYLE>
<A HREF = "http://your_server.com/your_directory/your_file.htm"
FOLDER = "http://your_server.com/your_directory/"
TARGET = "_top"
>
Open in Web Folder View
</A>
FOLDER 属性は、アンカーが開く Web フォルダの場所を指定します。 TARGET 属性を使用して、フレームとウィンドウを指定することができます。 anchor Behavior は、STYLE 要素に Behavior を追加し、anchor Behaviorに FOLDER 属性を追加する以外には、作成者側での処理を必要としません。
- anchor オブジェクトをクリックすると、FOLDER 属性で指定されたアドレスが Web フォルダ ビューで開きます。
- マウスをアンカーに移動すると、FOLDER 属性の値が表示されます。
- ダウンレベルのブラウザでは、href プロパティの値がステータス バーに、またはタイトルとして表示されるので、ダウンレベル ファイルのファイル名とコンテンツに注意する必要があります。
- ダウンレベルのブラウザは、次に、HREF 属性によって指定されたアドレスを開きます。
スクリプト作成者は、httpFolder Behavior に参加しているオブジェクトを使用して、フォルダ ビューにナビゲートすることができます。httpFolder Behavior に公開された navigate および navigateFrame メソッドは、スクリプトを通じて Web フォルダ ビュー機能を提供します。インターフェイスとエラー処理の責任は作成者が負い、Behavior と 2 つのメソッドの創造的な実装の手段を提供します。
2 つのメソッドは、同じような機能を提供します。navigateFrame メソッドによって、作成者はアドレスと使用するウィンドウまたはフレームを指定することができます。このメソッドの構文は、次のとおりです。
oDAV.navigateFrame(sURL,sTarget)
- oDAV は、httpFolder Behavior に参加しているオブジェクトを指定します。
- sURL は、http または https プロトコルを使用した有効な Web サイト アドレスを指定します。
- sTarget は、現在のウィンドウの場合は "_self" を、新しいウィンドウの場合は "_blank" を、またはウィンドウあるいはフレームの名前を指定します。
以下のサンプル実装は、任意のアドレス "http://www.your_server.com/your_directory/" を Web フォルダ ビューで現在のウィンドウを使用して開きます。
oDAV.navigateFrame("http://www.your_server.com/your_directory/","_self");
navigate メソッドは、navigateFrame (sURL,"_self") に等しく、sTarget が取り得る値は _self に等しいです。
httpFolder Behavior の実装には、STYLE 定義、httpFolder Behavior に参加している HTML オブジェクト、およびナビゲーション要求を処理するスクリプトが必要です。たとえば:
<!-- The httpFolder class enables the Web Folder behavior. -->
<STYLE>
.httpFolder {behavior: url(#default#httpFolder);}
</STYLE>
<!-- The fnOpenFolderView function navigates to Web folder view. -->
<SCRIPT>
function fnOpenFolderView(){
oDAV.navigateFrame("http://sample.microsoft.com","_self");
}
</SCRIPT>
<!-- The DIV tag is an arbitrary object -->
<DIV
ID = "oDAV"
CLASS = "httpFolder"
/>
<!-- The INPUT object calls the fnOpenFolderView function -->
<INPUT
TYPE = "button"
VALUE = "Open Folder View"
onclick = "fnOpenFolderView()"
>
関連トピック
以下のリンクには、Dynamic HTML Behaviors についての追加情報があります。