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ビデオ オプションの設定

Microsoft Expression Encoder の [エンコード] パネルの [ビデオ] 設定では、全体的なビデオ品質および再生のパラメーターを指定します。 ここで行う選択によって、エンコード処理がどの程度複雑になり、再生がどの程度滑らかになるかが決まります。 次のセクションで説明している設定の中には、特定の出力形式でしか使用できないものがあります。

出力形式の詳細については、「出力形式の設定」を参照してください。

ビデオ オプションを設定するには

  1. [エンコード] タブをクリックします。

  2. 次のガイドラインに従って、[ビデオ] のオプションを設定します。

    • [モード] を設定して、Expression Encoder が固定ビット レート (CBR) と可変ビット レート (VBR) のどちらのエンコードを使用するかを指定します。 CBR エンコードでは、[CBR - 1 パス] と [CBR - 2 パス] のいずれかを選択できます。 これによって、コーデックがデータを 1 回でエンコードするか、2 回に分けてエンコードするかを指定します。 ワン パス エンコードの場合、Expression Encoder は、1 回のパスでコンテンツの分析と圧縮を実行します。 2 パス エンコードでは、コーデックは最初にコンテンツの分析を行い、その後、2 回目のパスでこれをエンコードします。 この方法で、高品質のファイルを作成できます。

      Noteメモ :

      2 パス エンコードはライブ ブロードキャスト プロジェクトでは使用できません。

      CBR エンコードと VBR エンコードの詳細については、「さまざまな種類のビット レートのエンコードについて」を参照してください。

      VBR エンコードでは、出力形式として MP4 を選択した場合にのみ 1 パス エンコードまたは 2 パス エンコードを選択できます。

      • 全体的に平均ビット レートよりも高いピーク ビット レートを取得しつつも、変動を制限する場合は、[VBR - ピークの制限あり] を選択します。 これは、プログレッシブ ダウンロードを行ってローカルで再生するシナリオに最適なコーデックです。

      • エンコード中にビット レートの変動を制限しない場合は、[VBR - ピークの制限なし] を選択します。 つまり、再生時にビット レートが大きく変動する可能性があります。 このモードは、再生側の環境がビット レートの急激な上昇に対応できることがわかっている場合だけ使用してください。

      • [VBR - 高品質] を選択すると、選択した [品質] の値に基づいて最も広い帯域幅が使用されます。 [VBR - 高品質] に設定すると、エンコードしているシーンが複雑な場合に、ビット レートが突然上昇することがあります。

      Noteメモ :

      2 パス エンコードにかかる時間は、1 パス エンコードの 2 倍にはなりません。 1 回目のパスは 2 回目のパスより速いので、エンコードにかかる合計時間は、1 パス エンコードに比べ 20 パーセントほど長くなるだけです。

    • [バッファー ウィンドウ] に、再生前にプリロードするコンテンツの量を秒単位で指定します。 通常、既定の 5 秒が最適な設定です。 大きなバッファーに指定すると、ビデオの再生開始までにかかる時間とシーク時間が長くなる可能性があります。

    • [フレーム レート] で、エンコードしたファイルの 1 秒あたりのフレーム (fps) の数を指定します。

    • [キー フレームの間隔] で、キー フレームの間隔を秒数かフレーム数で指定します。

    • [ストリーム] タブを使用して、複数のストリームをコンテンツに追加します。 視聴者の異なる再生シナリオに対応できるように、複数のストリームを使用して、さまざまな帯域幅のコンテンツをエンコードできます。 出力形式として MP4 または Windows Media を選択した場合は、既定で、作成するストリームがすべてまとめられ、1 つのファイルにエンコードされます。 ただし、ストリームごとに個別のファイルにエンコードすることを選択できます。 特定のストリームの設定を表示するには、タブをクリックします。 出力形式として IIS スムーズ ストリーミングを選択した場合は、既定で、ストリームごとに個別のファイルが作成されます。 一方、出力形式として MP4 を選択した場合は、ストリームごとに個別のファイルを作成する必要があります。 また、IIS スムーズ ストリーミング形式のファイルを作成するときに、既定で、ジョブにストリームがいくつか追加されます。 他の出力形式では、手動でストリームを追加する必要があります。 新しいストリームを追加するには、空のストリームのタブをクリックします。

      Noteメモ :

      ライブ ブロードキャスト プロジェクトでは、出力形式として MP4 は使用できません。したがって、H.264 オプションも使用できません。

      選択した出力形式によっては、[ビット レート]、[平均的なビット レート]、[ピーク ビット レート]、または [品質] の値を調整して、エンコードの全体的な品質を制御することができます。 ドラッグして値を変更します。 ビット レートの値の単位は、キロビット毎秒 (Kbps) です。 [ビット レート] の値が高いほど、作成されるファイルが大きくなり品質が上がりますが、ストリーミングに必要な帯域幅が広くなります。 次の説明に従って、ビット レートのオプションを設定します。

      Noteメモ :

      以下のオプションの一部は、ライブ ブロードキャスト プロジェクトでは使用できません。

      • [平均的なビット レート] で、ファイル全体の平均にするビット レートの値を指定します。 通常、この値は、ファイル サイズを制御するために設定します。

      • [ピーク ビット レート] で、ビット ストリームの最大ビット レートの値を指定します。

      • [品質] で、最終的なビデオをどの程度精細にするかを指定します。 値を高くするほど精細になり、品質が上がりますが、ファイルのサイズが大きくなります。

    • [幅] と [高さ] の値をドラッグして変更します。 これらの値を大きくすると、画像が歪む場合があります。 これを防ぐには、イメージのサイズを小さくするか、元のサイズのままにします。

    • 再生中にデコーダーで画像グループ (GOP) がサイズ変更されるようにする場合は、[自動サイズ変更を許可する] を選択します。 スムーズ ストリーミングの再生で、利用可能なネットワーク帯域幅を最適化する方法の 1 つは、再生中にフレームのサイズを変更することです。 これによって、利用可能な帯域幅が狭くなっても、ビデオが高いビット レートで再生されます。 表示されるフレームのサイズは変わらないので、このサイズ変更が目立つことはありません。 ただし、サイズ変更された GOP の表示画質が低下する場合があります。 このオプションは、出力形式として [IIS スムーズ ストリーミング] を、ビデオ モードとして [VBR 制限あり] を選択した場合だけアクティブになります。

    • 指定したビット レートのストリームごとに別のファイルに保存するには、[ストリームごとにファイルを作成する] を選択します。 このオプションを選択しない場合は、Expression Encoder によって、すべてのストリームが最終のエンコード ファイルに統合されます。 このオプションは、出力形式として [IIS スムーズ ストリーミング] を選択した場合に、既定で選択されています。 出力形式として [MP4] を選択した場合も、このオプションが選択されていますが、選択を解除することはできません。

    • メニューで [ビデオの縦横比] を選択し、ソースと同じ縦横比にするか、一覧から縦横比を 1 つ選択します。 独自の縦横比を指定する場合は、錠前アイコンをクリックして、[表示] のいずれかの値をドラッグします。

    • 出力のピクセルが必ず正方形になるようにする場合は、[正方形ピクセルを強制する] を選択します。

    • [サイズ変更モード] を選択し、ソース ビデオのサイズと出力ビデオのサイズが異なる場合に、ビデオがどのように表示されるかを指定します。 エンコーダーで出力のサイズに合わせてビデオのサイズが変更されるようにする [レターボックス] と [引き伸ばし] の 2 つのオプションがあります。

関連項目

タスク

H.264 オプションの設定
前処理オプションの設定
ビデオ オプションの設定

その他のリソース

さまざまな種類のビット レートのエンコードについて

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