Microsoft Expression Encoder に VC-1 設定が加わり、Windows メディアのエンコード オプションを正確に調整して、特定の再生またはストリーミングのシナリオ用に最適化したファイルを作成できるようになりました。
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[VC-1 設定] は、[出力形式] で [Windows メディア] か [IIS スムーズ ストリーミング] を選択した場合だけ表示されます。 出力形式の詳細については、「出力形式の設定」を参照してください。 |
VC-1 のオプションを設定するには
[メディア コンテンツ] パネルで、処理するビデオを選択します。
[エンコード] タブをクリックします。
[出力形式] メニューで、[Windows メディア] または [IIS スムーズ ストリーミング] を選択します。
出力形式の詳細については、「出力形式の設定」を参照してください。
[詳細プロパティの表示] または [詳細プロパティの非表示]
をクリックして [VC-1 設定] カテゴリを表示し、次の説明に従ってオプションを調整します (表示されるオプションは、[出力形式] で選択した形式によって異なります)。ビデオの複雑度 ビデオ ストリームのエンコードの複雑さを数値で指定します。 この値によって、エンコードするときの速度と品質の比率が決まります。 通常、値を 1 つ大きくするたびに処理時間が約 2 倍になります。 一般に、ストリーミング向けのエンコードでは、3 を選択します。 ライブ用のエンコードでは、0 か 1 を選択します。保存用またはオフライン再生用の場合は、2 ~ 5 を選択します。
アダプティブ デッド ゾーン 画像の緻密な部分をコーデックがどの程度維持するかを調整して、画像内のビットの分布を最適化します。 最適化が行われないようにするには、[オフ] をクリックします。 この設定は、高品質で高ビット レートのエンコードに適しています。 低レベルの最適化を適用する場合は [標準] をクリックします。細かい部分の情報だけが破棄されます。高レベルの最適化を適用する場合は、[アグレッシブ] をクリックします。破棄される情報量が増えます。 最適化のレベルを高くするほど、細かなテクスチャの領域の画質が粗くなります。
差分量子化 DQuant ともいいます。 I フレーム、P フレーム、B フレームの滑らかな領域、グラデーションの付いた領域、または暗い領域を、画像の他の部分より低い圧縮率で圧縮し、これらの領域の詳細と色の変化が正確に表されるようにします。 量子化されないようにする場合は、[オフ] をクリックします。 他の種類のフレームにこの最適化を適用するには、該当するフレームの種類を選択します。
16 ピクセル サイズを強制する ビデオの高さと幅の値を 16 の倍数にする場合に、このオプションを選択します。サイズが 16 の倍数のビデオの方が、コーデックのパフォーマンスが向上します。この設定を選択しないと、幅と高さの値が 4 の倍数になります。
インループ フィルター エンコード時にデブロック (ブロック分割によるアーティファクトを軽減) する場合に、このオプションを選択します。ブロック分割によるアーティファクトが、P フレームと B フレームによって、ビデオのデコード時に持ち越されなくなります。
オーバーラップ フィルター 隣接するマクロブロックの境界を平滑化することで、ブロック分割の影響を軽減する場合に、このオプションを選択します。 これは、ビデオを高い圧縮率で圧縮し、Web で配信する場合に適したオプションです。
ノイズ除去フィルター グレインの多い映像、アナログ ビデオ、暗い場所で撮影されたデジタル ビデオなど、ノイズの多いビデオ ソースの品質を向上する場合に、このオプションを選択します。
ノイズ エッジ除去フィルター キャプチャしたアナログ ビデオのノイズの多いエッジを除去する場合に、このオプションを選択します。 通常、このオプションは、キャプチャしたアナログ ビデオをエンコードする場合以外は選択しません。
B フレーム数 コーデックが I フレームと P フレームの間で使用する、連続した双方向予測フレーム (B フレーム) の数を指定する場合に、このオプションを選択します。 B フレームを使用すると、エンコードの効率が向上し、エンコードしたビデオをシークしやすくなりますが、追加する B フレームの数が多いほど、ファイルのサイズが大きくなります。 通常、2 に設定することをお勧めします。
アダプティブ GOP I フレーム、P フレーム、および B フレームのセットで構成される画像グループ (GOP) を可変長にする場合に、このオプションを選択します。
クローズド GOP どの GOP も隣接する GOP に依存しないようにして、エンコードしたビデオを編集しやすくする場合に、このオプションを選択します。 クローズド GOP は主に光ディスクのチャプター ポイントに使用されますが、Windows Media には必要ありません。
フィルター ブロック分割によるアーティファクトとノイズを除去することによって、ビデオの画質を調整する場合に、これらのオプションを選択します。 これらのオプションは任意に組み合わせて選択できます。 任意のオプションにマウス カーソルを合わせるとそのオプションの説明が表示されます。
彩度による動体検知 このメニューのオプションで、コーデックが動きを確認するときに、ビデオの彩度 (色) 情報を使用するかどうかと、どの程度使用するかを選択します。 これらの設定で、コーデックがフレームの動きをどのように探索するかが決まります。 これらの設定で、品質を大きく向上できる可能性がありますが、エンコード時間も大幅に長くなることがあります。 彩度による動体検知を使用すると、特に、同一のビデオ内で彩度は変化するものの輝度は変化しない場合に、エンコード後のビデオの品質が大幅に向上します。 たとえば、モーション グラフィックス、セル アニメーション、画面の録画は、この設定によって大幅に品質が向上する場合があります。
フレームのブロックの 50 パーセントだけに彩度による動体検知を適用する場合は、[アダプティブ、整数、彩度] または [アダプティブ、True、彩度] をクリックします。 この選択では品質とパフォーマンスの適度なバランスが取れます。
ビデオを最高品質にする場合は、[輝度のみ] または [フル、True、彩度] をクリックします。ただし、パフォーマンスが低下します。
適度な品質とパフォーマンスが得られるようにする場合は、[フル、整数、彩度] をクリックします。
動きの照合方法 このメニューのオプションで、動き予測で使用する探索方法を選択します。
最適なパフォーマンスを得るには、[SAD] をクリックします。
アダマール変換を使用して品質を優先する場合は、[アダマール] をクリックします。 この変換方法は、プロセッサの負荷が大きくなる可能性があります。
SAD または アダマールのどちらの方法を使用するかをマクロブロックごとに自動的に割り当てるようにコーデックを構成するには、[アダプティブ] をクリックします。 [アダプティブ] を選択すると、必要な場合以外はアダマール変換が実行されなくなるので、プロセッサの負荷を軽減することができます。
動体検知範囲 このメニューのオプションで、コーデックが前のフレームから変化したフレームを見つけるために、探索する領域のサイズを制御します。 動体検知範囲は、探索する領域の縦 (V) と横 (H) のピクセル数で表されています。 検知範囲を広くすると、速い動きを検出しやすくなりますが、処理時間が長くなります。 検知範囲の設定を 1 つ上げるたびに、処理時間が 2 倍になります。 検知範囲を広げると誤検出の確率も上昇するので、ビデオ サイズに合った適切な範囲を設定するようにしてください。 高い設定は、ライブ画像のエンコードに適しています。 コンテンツに最適な範囲がコーデックによって動的に選択されるようにする場合は、[アダプティブ] をクリックします。
動きベクトルのコスト このメニューのオプションで、コーデックで動きベクトルのエンコードに必要な処理量を推定する方法を指定します。 この推定値 (コストといいます) によって、どの特性がエンコードで使用されるかが決まります。 すべてのマクロブロックに同じコスト推定値を割り当てる、つまりすべての特性を均等に使用する場合は [静的] をクリックします。画像の品質を最大限高めるために、マクロブロック間でコストを変える場合は、[動的] をクリックします。
使用するスレッド このメニューのオプションで、コーデックでコンテンツをエンコードするときに使用するスレッドの数を設定します。 VC-1 コーデックを使用している場合は、ユーザー システムのコア数に対応したスレッド数に選択が制限されます。 [自動] を選択すると、Expression Encoder によって、最適な量が自動的に決定されます。
出力モード エンコーダーで作成されるビデオの基本ストリームの種類を指定します。
関連項目
タスク
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