コンソール アプリケーションの開発 (C# と Java の比較)
更新 : 2007 年 11 月
コンソール アプリケーションは、グラフィカル ユーザー インターフェイスなしで標準入出力 (I/O) を読み書きします。コンソール アプリケーションの構造は Java と C# で基本的に同じであり、コンソール I/O で同じようなクラスを使用します。
C# と Java では、クラスとメソッド シグネチャは細かな点で異なることもありますが、基本的に同じ概念を使用してコンソール I/O 操作を実行します。C# にも Java にも、コンソール アプリケーションとそれに関連するコンソールの読み取りおよび書き込みメソッドについてメイン エントリ ポイントという概念があります。これは、C# では Main、Java では main です。
Java の "Hello World" コード例
次の Java のプログラム例では、static void main() ルーチンが、アプリケーションの引数への String 参照を受け入れます。その後で、main ルーチンが行をコンソールに出力します。
/* A Java Hello World Console Application */
public class Hello {
public static void main (String args[]) {
System.out.println ("Hello World");
}
}
C# の "Hello World" コード例
次の C# のプログラム例では、static void Main() ルーチンが、アプリケーションの引数への string 参照を受け入れます。その後で、Main ルーチンが行をコンソールに書き込みます。
// A C# Hello World Console Application.
public class Hello
{
static void Main()
{
System.Console.WriteLine("Hello World");
}
}
コードのコンパイル
Visual C# を使用している場合は、F5 キーを押すだけでコードをコンパイルして実行できます。コマンド ラインを使用し、ファイル名が "Hello.cs" の場合、C# コンパイラを次のように起動します。
csc Hello.cs
参照項目
コンソール アプリケーションの作成の詳細については、「コンソール アプリケーションの作成 (Visual C#)」を参照してください。
.NET Framework コンソール クラスの詳細については、以下のトピックを参照してください。
参照
概念
Main() とコマンド ライン引数 (C# プログラミング ガイド)