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ヒント : 知られていない方法

更新 : 2007 年 11 月

Visual Basic ガイド ツアーでは、さまざまな手法について説明してきましたが、Visual Basic 2008 で実現できることは他にもたくさんあります。Visual Basic のエキスパートと呼ばれる人たちでも、新しいヒントや手法の習得に常に励んでいるのです。ここでは、あまり知られていない手法について、いくつか取り上げます。

ms233954.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

Visual Basic Express Edition を使用している場合、インストール時に選択したオプションによっては、このページのヘルプ リンクの一部を利用できないことがあります。詳細については、「Visual Basic Express のトラブルシューティング」を参照してください。

形状を指定した Windows フォームの作成

おなじみの四角形のフォームでは飽き足らない場合や、アプリケーションの見栄えが物足りない場合があります。Visual Basic 2008 なら簡単に対応できます。目的の形状のビットマップ イメージを作成してフォームとして使用し、そのフォームを移動したり閉じたりするためのコードを追加できます。詳細については、「方法 : 四角形以外の Windows フォームを作成する」を参照してください。

分割ウィンドウの作成

現在使用しているこの Document Explorer のように、ユーザーがサイズを変更できる複数の領域に分かれたフォームを作成する場合、Windows フォームの SplitContainer コントロールを使用すると、コードなしで作成できます。SplitContainer コントロールをフォーム上にドロップし、他のコントロールをその上に追加するだけです。サイズ変更の動作は、アプリケーションを実行すると自動的に実行されます。

複数の SplitContainer コントロールをフォーム上に追加して、サイズを変更できる領域を他の領域内に作成できます。こうすると Microsoft Outlook のような外観のアプリケーションを作成できます。詳細については、「SplitContainer コントロール (Windows フォーム)」を参照してください。

サウンドの再生

通常、ゲームを作成する場合には、さまざまなイベントに対する反応として、プログラムでサウンドを再生する必要があります。それには My.Computer.Audio オブジェクトを使用します。これを使用すると、アプリケーションに組み込んだ wave ファイルを再生したり、インターネットからファイルを直接再生したりできます。詳細については、「My.Computer.Audio オブジェクト」を参照してください。

ユーザー設定の保存

Windows ベースのアプリケーションの多くでは、ウィンドウの配置や、そのアプリケーションを前回使用したときに表示していたツール バーなど、ユーザーの設定が追跡されます。アプリケーション設定を作成および使用して、情報を格納し、アプリケーションの次回実行時にその情報を取得するようにすると、自作のプログラムでも同じことを実現できます。詳細については、「アプリケーション設定の概要」を参照してください。

パーソナル化の実現

Web ページがユーザーの名前を把握していて、"Welcome back (ユーザー名)" のようなメッセージを表示することがあります。自作のアプリケーションでも、My.User.Name プロパティ プロパティを使用して、コンピュータに現在ログオンしているユーザーの名前を取得すると、似たような処理を実現できます。詳細については、「My.User オブジェクト」を参照してください。

Visual Basic 6.0 のコードの使用

ときには、Visual Basic 6.0 のコード例を Visual Basic 2008 で使用したい場合もあります。Visual Basic 6 コードのアップグレード ツールを使用すると、Visual Basic 6.0 のコードを変換して Visual Basic 2008 のコードに挿入できます。コードの中に変換できなかった部分がある場合には、コメントが追加され、コードを動作させるために必要な対処を説明するヘルプ トピックへのリンクが示されます。詳細については、「方法 : [Visual Basic 6 コードのアップグレード] ダイアログ ボックスを使って Visual Basic 6.0 のコードをアップグレードする」を参照してください。

マルチスレッドを使用したパフォーマンスの向上

Visual Basic アプリケーションでは、マルチスレッドという手法を使用して、複数のタスクを同時に実行できます。マルチスレッドとは、あるタスクが別の実行スレッドで実行される処理のことで、プログラムのパフォーマンスや反応が向上します。

たとえば、インターネットからファイルをダウンロードするプログラムの場合、ダウンロードには長い時間がかかることがあるため、ダウンロードが完了するまでユーザーが他の操作を実行できなくなるおそれがあります。ダウンロードを別個のスレッドで実行すると、ファイルのダウンロードをバックグラウンドで進めたままで、ユーザーが他の操作を自由に実行できます。詳細については、「Visual Basic におけるマルチスレッド」を参照してください。

Visual Basic には BackgroundWorker というコンポーネントもあります。これを使用すると、タスクをバックグラウンドで簡単に実行できます。詳細については、「チュートリアル : バックグラウンド操作を使用するフォームの実装」を参照してください。

XML ドキュメントの作成

XML ドキュメントを使用すると、クラスまたはユーザー コントロールにコメントを追加でき、他のプログラマがその使用方法を把握できます。たとえば、自作のユーザー コントロールに、"Stretch" という名前のプロパティがあるとします。これが何をするプロパティなのかは、名前からは判断できません。XML ドキュメントを使用すると、"見出しいっぱいにテキストが広がるかどうかを決定する" のような説明を追加できます。この説明は [プロパティ] ウィンドウと IntelliSense に表示されます。詳細については、「XML の使用によるコードのドキュメントの作成 (Visual Basic)」を参照してください。

自作のプログラムと .NET Framework のインストール

Visual Basic 2008 で作成したプログラムを実行するコンピュータには、.NET Framework ランタイムがインストールされている必要があります。また、プログラムによっては、他のファイルや必要条件が併せて必要な場合もあります。ClickOnce の発行機能を使用してプログラムを共有する場合には、ブートストラップという機能を使用してこれらのファイルを含めることができ、必要に応じて自動的にインストールできます。詳細については、「方法 : ClickOnce アプリケーションと共に必須コンポーネントをインストールする」を参照してください。

次の手順

このレッスンでは、Visual Basic 2008 でできることをいくつか説明しました。もちろん、ここで取り上げたものはごく一部にすぎません。Visual Basic 2008 を使い続けていくうちに、それまで知らなかった手法をいくつも発見できます。

次のレッスンでは、Visual Basic の他のユーザーに接続する方法について説明します。

次のレッスン : 「コミュニティ リソース : 他の開発者から助けを得る

参照

処理手順

生産性の向上 : Rapid Application Development

概念

さらに上のステップへ : 次の学習

Visual Basic Express での操作方法

その他の技術情報

Visual Basic ガイド ツアー