スマート デバイス プロジェクトのハードウェア要件とソフトウェア要件
更新 : 2007 年 11 月
開発用コンピュータ、対象デバイス、およびその接続に必要な要件を次に示します。
開発用コンピュータ
Visual Studio をインストールするときに [スマート デバイス プログラマビリティ] (既定) を選択すると、約 900 MB のハード ディスク容量が使用されます。スマート デバイス アプリケーションを開発しない場合、Smart Device Programmability をアンインストールすると、この容量を使用できるようになります。アンインストールするには、コントロール パネルの [プログラムの追加と削除] で Visual Studio のインストールをクリックし、[変更と削除] をクリックして、手順に従います。
スマート デバイス プログラマビリティをインストールすると、Pocket PC 2003 SDK、Windows Mobile 5.0 Pocket PC と Smartphone の SDK、および Windows CE 5.0 SDK もインストールされます。Windows Mobile 6.0 などの他の SDK は、手動でダウンロードしてインストールする必要があります。
デバイス プロジェクトでエミュレータを使用する場合、少なくとも追加で 64 MB の RAM が必要です。
デバイス
対象のデバイスで、開発先のプラットフォームをサポートしている必要があります。Visual Studio では、Pocket PC 2003、Smartphone 2003、および Windows CE 5.0 以降のプラットフォームがサポートされています。
.NET Compact Framework が ROM にインストールされていない場合、Framework 対応のデバイスには約 2 MB の RAM が必要です。
Windows Embedded CE SDK の要件
Visual Studio を使用すると、sysgen 変数には関係なく、任意の SDK のデバイス アプリケーションをビルドできます。ただし、デバイス上でアプリケーションの配置とデバッグを行うためには、Visual Studio でいくつかのオペレーティング システムのコンポーネントが必要になります。プラットフォーム ビルダを使用して、必要なコンポーネントが含まれていない Windows Embedded CE 6.0 デバイス用の SDK を作成する場合は、アプリケーションの配置とデバッグを手動で行う必要があります。デバイス上でネイティブ デバイス アプリケーションを配置してデバッグするには、SDK に以下の sysgen 変数が含まれている必要があります。
SYSGEN_CPP_EH_AND_RTTI
SYSGEN_STDIOA
SYSGEN_OLE
SYSGEN_WINSOCK
メモ : |
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sysgen 変数を追加すると、プラットフォーム ビルダによって、SYSGEN_FULL_CRT、SYSGEN_STDIO、SYSGEN_STRSAFE、SYSGEN_PMSTUBS などの依存 sysgen 変数が自動的に追加されます。 |
マネージ デバイス アプリケーションを配置してデバッグするには、SDK に以下の sysgen 変数も含まれている必要があります。
SYSGEN_DEVICE
SYSGEN_CORELOC
SYSGEN_IPHLPAPI
SYSGEN_DOTNETV2_HEADLESS または SYSGEN_DOTNETV2
Visual Studio がイーサネット経由でデバイスに接続している場合は、SDK に以下の sysgen 変数も含まれている必要があります。
SYSGEN_ETHERNET
SYSGEN_IPHLPAPI
接続
Visual Studio には、次のものが必要です。
ハードウェア
物理デバイスと開発コンピュータとの間で、無線接続が有効ではない場合、デバイスと開発コンピュータを接続するには、シリアル ケーブルまたは USB ケーブルが必要です。これらのケーブルはデバイス メーカーから提供されます。この接続を使用する前に、デバイス メーカーによって提供された指示に従って開発用コンピュータとデバイスを設定する必要があります。
デバイスにエミュレータを使用する場合、追加のハードウェアは必要ありません。
ソフトウェア
Windows Mobile Device Center 6.0 または Microsoft ActiveSync Version 4.0 以降。
参照
概念
Visual Studio のエディションとハードウェア要件