方法 : Windows フォーム DataGrid コントロールを使用してマスター/詳細リストを作成する

[アーティクル]
08/09/2011

注意

DataGridView コントロールは、DataGrid コントロールに代わると共に追加の機能を提供します。ただし、DataGrid コントロールは、下位互換性を保つ目的および将来使用する目的で保持されます。詳細については、「Windows フォームの DataGridView コントロールと DataGrid コントロールの違いについて」を参照してください。

DataSet に一連の互いに関連するテーブルが含まれている場合は、2 つの DataGrid コントロールを使用してデータをマスター/詳細形式で表示できます。一方の DataGrid をマスターグリッドに指定し、もう一方を詳細グリッドに指定します。マスターリストのエントリを選択すると、関連するすべての子エントリが詳細リストに表示されます。たとえば、DataSet に Customers テーブルおよび関連する Orders テーブルが含まれている場合は、Customers テーブルをマスターグリッドに指定し、Orders テーブルを詳細グリッドに指定します。マスターグリッドから顧客が選択されると、Orders テーブル内でその顧客に関連するすべての注文が、詳細グリッドに表示されます。

プログラムでマスター/詳細リレーションシップを設定するには

2 つの DataGrid コントロールを新規作成し、そのプロパティを設定します。
データセットにテーブルを追加します。
作成するリレーションシップを表す DataRelation 型の変数を宣言します。
リレーションシップの名前と、2 つのテーブルを結び付けるテーブル、列、および項目を指定して、リレーションシップをインスタンス化します。
DataSet オブジェクトの Relations コレクションにリレーションシップを追加します。

DataGrid の SetDataBinding メソッドを使用して、各グリッドを DataSet にバインドします。

次の例は、前に生成した DataSet (ds) 内の Customers テーブルと Orders テーブルの間にマスター/詳細リレーションシップを設定する方法を示しています。

Dim myDataRelation As DataRelation
myDataRelation = New DataRelation _
   ("CustOrd", ds.Tables("Customers").Columns("CustomerID"), _
   ds.Tables("Orders").Columns("CustomerID"))
' Add the relation to the DataSet.
ds.Relations.Add(myDataRelation)
GridOrders.SetDataBinding(ds, "Customers")
GridDetails.SetDataBinding(ds, "Customers.CustOrd")

DataRelation myDataRelation;
myDataRelation = new DataRelation("CustOrd", ds.Tables["Customers"].Columns["CustomerID"], ds.Tables["Orders"].Columns["CustomerID"]);
// Add the relation to the DataSet.
ds.Relations.Add(myDataRelation);
GridOrders.SetDataBinding(ds,"Customers");
GridDetails.SetDataBinding(ds,"Customers.CustOrd");

DataRelation^ myDataRelation;
myDataRelation = gcnew DataRelation("CustOrd",
   ds->Tables["Customers"]->Columns["CustomerID"],
   ds->Tables["Orders"]->Columns["CustomerID"]);
// Add the relation to the DataSet.
ds->Relations->Add(myDataRelation);
GridOrders->SetDataBinding(ds, "Customers");
GridDetails->SetDataBinding(ds, "Customers.CustOrd");

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