CDC::SelectPalette

[アーティクル]
08/09/2011

pPalette により指定される論理パレットをデバイスコンテキストの選択されたパレットオブジェクトとします。

CPalette* SelectPalette(
   CPalette* pPalette,
   BOOL bForceBackground 
);

パラメーター

pPalette
選択される論理パレットを識別します。このパレットは、CPalette クラスの CreatePalette メンバー関数であらかじめ作成しておきます。
bForceBackground
論理パレットを 2 次パレットとするかどうかを指定します。 bForceBackground が 0 以外の値のときは、ウィンドウが入力フォーカスを持っているかどうかにかかわらず、選択されたパレットは常に 2 次パレットになります。 bForceBackground が 0 であり、デバイスコンテキストが Windows に結び付けられている場合は、ウィンドウが入力フォーカスを持っているときに、論理パレットは優先表示パレットになります。

戻り値

pPalette で指定されたパレットで置き換えられた論理パレットを識別する CPalette オブジェクトへのポインターを返します。エラーが発生した場合は NULL を返します。

解説

新しいパレットは、直前のパレットに代わり、GDI がデバイスコンテキストに表示された色を管理するために使うパレットオブジェクトになります。

アプリケーションは、1 つの論理パレットを複数のデバイスコンテキストに対して選択できます。しかし、論理パレットに変更を加えると、そのパレットを選択しているすべてのデバイスコンテキストが影響を受けます。アプリケーションが、1 つのパレットオブジェクトを複数のデバイスコンテキストに対して選択するときは、それらデバイスコンテキストはすべて同じ物理デバイスに属している必要があります。