Expression Encoder を利用したビデオ ファイルのエンコード
このサンプルでは、Microsoft Expression Encoder を使用して、ビデオを Silverlight Streaming で使用できるようにエンコードする方法を説明します。ダウンロード、インストール、および利用の手順については、Expression のホーム ページを参照してください。このサンプルの作業を始める前に、Expression Encoder の基本操作に慣れておくことをお勧めします。
このクイック スタートで行う作業
- Expression Encoder を使用してビデオ ファイルをエンコードします。
- マニフェスト ファイルを作成してプロジェクトの内容の一覧を作成します。
- 自分の Silverlight Streaming アカウントにアクセスしてプロジェクトをアップロードおよびテストします。
前提条件
- Expression Encoder (https://www.microsoft.com/japan/products/expression/expression-media/encoder.mspx で入手可能)
- Expression Encoder でサポートされている形式の 1 つ以上のビデオ ファイル
- テキスト エディタ (メモ帳など)
- Silverlight Streaming のアカウント(アカウントをまだ取得していない場合は http://silverlight.live.com を参照して取得してください)
メディア ファイルをエンコードする
Expression Encoder を起動します。
[ファイル] メニューの [インポート] をクリックします。
エンコードするビデオ ファイルを選択して、[開く] をクリックします。これで、Expression Encoder でファイル マーカーの追加やスキンの選択などのタスクを実行できるようになります。ビデオの長さは 10 分以内、ビット レートは 1.4 Mbps 以下にしてください。
Expression Encoder で、[ウィンドウ] メニューの [出力] をクリックしてオンにし、[出力] パネルを表示します。
[出力] パネルの [ジョブ出力] でテンプレートを選択します。テンプレートを選択しない場合、ビデオに添付する適切なプロジェクト ファイルが Expression Encoder から出力されません。
[メディア ファイル名] ボックスにファイル名を入力します。
Expression Encoder でのエンコード関連のプロパティの設定の詳細については、Expression Encoder ユーザー ガイドの「エンコードの基本事項」を参照してください。
エンコード関連のプロパティを指定したら、[ファイル] メニューの [エンコード] または [選択したメディアをエンコード] をクリックします。
出力ファイルのディレクトリに移動します。このディレクトリは、通常は
..\My Documents\Expression\Expression Encoder\Output
です。既定では、出力されたエンコード済みファイルは、それぞれ、タイムスタンプが名前に含まれる個別のフォルダに保存されます。これらの設定は、[出力] パネルの [ジョブ出力] で変更できます。出力ファイルのディレクトリでは、Silverlight アプリケーションが Expression Encoder によって作成されたことを確認できます。これには、選択したテンプレートを使用してビデオ ファイルを表示するために必要な XAML ファイル (player.xaml) および JavaScript ファイルも含まれます。
マニフェスト ファイルを作成する
いずれかのテキスト エディタを起動します。
以下のように、マークアップを使用して、Expression Encoder によって作成された JavaScript の一覧を作成します。この一覧での各ファイルの順序が、ファイルがロードされる順序になります。
<SilverlightApp> <version>1.0</version> <loadFunction>StartWithParent</loadFunction> <jsOrder> <js>MicrosoftAjax.js</js> <js>BasePlayer.js</js> <js>PlayerStrings.js</js> <js>player.js</js> <js>StartPlayer.js</js> </jsOrder> </SilverlightApp>
このマニフェスト ファイルを manifest.xml という名前で保存します。
Silverlight アプリケーションをパッケージ化する
以下のファイルが含まれている .ZIP アーカイブを作成します。
- manifest.xml: 前の手順で作成したファイル
- player.xaml: Expression Encoder から出力された XAML ファイル
- エンコードした .wmv ビデオ ファイル
- アプリケーション マニフェスト内の一覧に含まれる JavaScript ファイル
重要 manifest.xml がアーカイブにない場合、Silverlight Streaming へのアップロードは許可されません。
Silverlight Streaming 管理サイトを使用して、この .ZIP アーカイブをアップロードします。Silverlight Streaming にアップロードする方法の詳細については、「Silverlight Streaming 管理サイトの使用」を参照してください。
Silverlight Streaming 管理サイトで [Launch Application Test Page] をクリックして、アプリケーションをテストします。