移行の計画

ユーザー状態移行ツール (USMT) 5.0 を使って移行を行う前に、移行について慎重に計画することをお勧めします。事前に計画を立てておくと、移行をスムーズに進め、移行が失敗するリスクを抑えることができます。

移行の計画では、まず組織と個人の両方が移行の対象 (ユーザー設定、アプリケーションとアプリケーション設定、個人用データ ファイルとフォルダーなど) を選ぶ必要があります。除外するアプリケーションに関するデータをキャプチャせずに済むように、移行対象のアプリケーションを選ぶ作業は特に重要です。

設定とデータを移行するうえで最も重要な要件の 1 つが、移行先のコンピューターに必要な情報だけを復元するという点です。移行元のコンピューターでキャプチャしたデータには、バックアップ用の復元データよりも広範なデータが含まれているかもしれませんが、移行先のシステムにインストールしないアプリケーションのデータや設定は不要です。新たに展開するコンピューターが不安定になる可能性もあります。

このセクションの内容

一般的な移行シナリオ

更新移行と置換移行のどちらを行うのかを決めます。

USMT によって移行されるもの

USMT によって移行されるアプリケーション、ユーザー データ、オペレーティング システム コンポーネントについて説明します。

移行ストアの種類の選択

非圧縮の移行ストア、圧縮移行ストア、またはハード リンク移行ストアを選びます。

移行対象の決定

組織内で移行するユーザー アカウント、アプリケーション設定、オペレーティング システム設定、ファイルを決めます。

移行をテストする

Windows をすべてのユーザーに展開する前に、移行をテストします。

関連項目

他のリソース

USMT XML リファレンス