about_Join
適用対象: Windows PowerShell 2.0, Windows PowerShell 3.0, Windows PowerShell 4.0, Windows PowerShell 5.0
トピック
about_join
概要
結合演算子 (-join) が複数の文字列を 1 つの文字列に結合する方法について説明します。
詳細説明
結合演算子は、一連の文字列を 1 つの文字列に連結します。各文字列は、コマンドに示されている順序で連結されます。
構文
次の図は、結合演算子の構文を示しています。
-Join <String[]>
<String[]> -Join <Delimiter>
パラメーター
String[]
結合する 1 つまたは複数の文字列を指定します。
Delimiter
連結された文字列間に配置する 1 つまたは複数の文字を指定します。
既定では、区切り記号はありません ("")。
解説
単項結合演算子 (-join <string[]>) の方がコンマよりも優先順位が高くなっています。そのため、文字列のコンマ区切りの一覧を単項結合演算子に送ると、最初の文字列 (最初のコンマの前) のみが結合演算子に送られます。
単項結合演算子を使用するには、文字列をかっこで囲むか、文字列を変数に保存してから変数を結合演算子に送ります。
たとえば、次のように入力します。
-join "a", "b", "c"
a
b
c
-join ("a", "b", "c")
abc
$z = "a", "b", "c"
-join $z
abc
例
次のステートメントは、3 つの文字列を結合しています。
-join ("Windows", "PowerShell", "2.0")
WindowsPowerShell2.0
次のステートメントは、3 つの文字列をスペースで区切って結合しています。
"Windows", "PowerShell", "2.0" -join " "
Windows PowerShell 2.0
次のステートメントは、複数文字の区切り記号を使用して、3 つの文字列を結合しています。
$a = "WIND", "SP", "ERSHELL"
$a -join "OW"
WINDOWSPOWERSHELL
次のステートメントは、ヒア文字列内の行を 1 つの文字列に結合しています。ヒア文字列は 1 つの文字列であるため、結合する前にヒア文字列内の行を分割する必要があります。この方法を使用すると、ヒア文字列に保存されている XML ファイル内の文字列を再結合できます。
$a = @'
a
b
c
'@
(-split $a) -join " "
a b c
関連項目
about_Operators
about_Comparison_Operators
about_Split