about_Logical_Operators
適用対象: Windows PowerShell 2.0, Windows PowerShell 3.0, Windows PowerShell 4.0, Windows PowerShell 5.0
トピック
about_Logical_Operators
概要
Windows PowerShell® のステートメントを連結する演算子について説明します。
詳細説明
Windows PowerShell 論理演算子は、式やステートメントを連結し、単一の式で複数の条件をテストできるようにします。
たとえば、次のステートメントは and 演算子と or 演算子を使用して 3 つの条件付きステートメントを連結します。このステートメントは、$a の値が $b の値よりも大きく、かつ $a または $b の値が 20 よりも小さい場合にのみ真になります。
($a -gt $b) -and (($a -lt 20) -or ($b -lt 20))
Windows PowerShell がサポートする論理演算子は次のとおりです。
Operator Description Example
-------- ------------------------------ ------------------------
-and Logical and. TRUE only when (1 -eq 1) -and (1 -eq 2)
both statements are TRUE. False
-or Logical or. TRUE when either (1 -eq 1) -or (1 -eq 2)
or both statements are TRUE. True
-xor Logical exclusive or. TRUE (1 -eq 1) -xor (2 -eq 2)
only when one of the statements False
is TRUE and the other is FALSE.
-not Logical not. Negates the -not (1 -eq 1)
statement that follows it. False
! Logical not. Negates the !(1 -eq 1)
statement that follows it. False
(Same as -not)
注記:
前の例では、比較演算子の等号 (-eq) も使用しています。詳細については、「about_Comparison_Operators」を参照してください。この例では、整数のブール値も使用しています。整数 0 は FALSE の値を持ちます。他のすべての整数は TRUE の値を持ちます。
論理演算子の構文は次のとおりです。
<statement> {-AND | -OR | -XOR} <statement>
{! | -NOT} <statement>
論理演算子を使用するステートメントはブール値 (TRUE または FALSE) を返します。
Windows PowerShell 論理演算子は、ステートメント全体の真偽値を決定するのに必要なステートメントのみを評価します。and 演算子を含むステートメントの左オペランドが FALSE の場合、右オペランドは評価されません。or ステートメントを含むステートメントの左オペランドが TRUE の場合、右オペランドは評価されません。その結果、If ステートメントを使用する場合と同じ方法でこれらのステートメントを使用できます。
関連項目
about_Operators
Compare-Object
about_Comparison_operators
about_If