WScript オブジェクト
Windows Script Host のオブジェクト モデルのルート オブジェクトへのアクセスを提供します。
解説
WScript オブジェクトは Windows Script Host のオブジェクト モデル階層のルート オブジェクトです。ルート オブジェクトはインスタンス化しなくても、そのプロパティおよびメソッドを呼び出すことができます。ルート オブジェクトは任意のスクリプト ファイルから、いつでも利用できます。WScript オブジェクトを使用すると次のような情報にアクセスできます。
- コマンド ライン引数
- スクリプト ファイル名
- ホスト ファイル名
- ホスト バージョン情報
WScript オブジェクトを使用すると、次のことを実行できます。
- オブジェクトの作成
- オブジェクトへの接続
- オブジェクトの接続解除
- イベントの同期
- プログラミングによるスクリプトの実行停止
- 既定の出力デバイス (Windows ダイアログ ボックスまたはコマンド コンソール) への情報の出力
WScript オブジェクトを使用すると、スクリプトの実行モード (インタラクティブまたはバッチ) を設定できます。
使用例
WScript オブジェクトは Windows Script Host オブジェクト モデルのルート オブジェクトのため、多数のプロパティおよびメソッドが適用されます。各プロパティおよびメソッドの構文については、下記のリンクを参照してください。
プロパティ
Arguments プロパティ | FullName プロパティ (WScript Object) | Interactive プロパティ | Name プロパティ | Path プロパティ | ScriptFullName プロパティ | ScriptName プロパティ | StdErr プロパティ | StdIn プロパティ | StdOut プロパティ | Version プロパティ
メソッド
CreateObject メソッド | ConnectObject メソッド | DisconnectObject メソッド | Echo メソッド | GetObject メソッド | Quit メソッド | Sleep メソッド