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WScript オブジェクト

Cc364475.wsWScriptObject(ja-jp,MSDN.10).gif

Windows Script Host のオブジェクト モデルのルート オブジェクトへのアクセスを提供します。

解説

WScript オブジェクトは Windows Script Host のオブジェクト モデル階層のルート オブジェクトです。ルート オブジェクトはインスタンス化しなくても、そのプロパティおよびメソッドを呼び出すことができます。ルート オブジェクトは任意のスクリプト ファイルから、いつでも利用できます。WScript オブジェクトを使用すると次のような情報にアクセスできます。

  • コマンド ライン引数
  • スクリプト ファイル名
  • ホスト ファイル名
  • ホスト バージョン情報

WScript オブジェクトを使用すると、次のことを実行できます。

  • オブジェクトの作成
  • オブジェクトへの接続
  • オブジェクトの接続解除
  • イベントの同期
  • プログラミングによるスクリプトの実行停止
  • 既定の出力デバイス (Windows ダイアログ ボックスまたはコマンド コンソール) への情報の出力

WScript オブジェクトを使用すると、スクリプトの実行モード (インタラクティブまたはバッチ) を設定できます。

使用例

WScript オブジェクトは Windows Script Host オブジェクト モデルのルート オブジェクトのため、多数のプロパティおよびメソッドが適用されます。各プロパティおよびメソッドの構文については、下記のリンクを参照してください。

プロパティ

Arguments プロパティ | FullName プロパティ (WScript Object) | Interactive プロパティ | Name プロパティ | Path プロパティ | ScriptFullName プロパティ | ScriptName プロパティ | StdErr プロパティ | StdIn プロパティ | StdOut プロパティ | Version プロパティ

メソッド

CreateObject メソッド | ConnectObject メソッド | DisconnectObject メソッド | Echo メソッド | GetObject メソッド | Quit メソッド | Sleep メソッド

参照

スクリプトを実行する | WshShell オブジェクト | WshNetwork オブジェクト