Const ステートメント
リテラル値の代わりに使用する定数を宣言します。
[Public | Private] Const constname = expression
引数
- Public
省略可能です。すべてのスクリプト内のすべてのプロシージャから参照できる定数を宣言するときに指定するキーワードです。スクリプト レベルで使用します。プロシージャ内では指定できません。 - Private
省略可能です。宣言が行われたスクリプト内のプロシージャからのみ参照できる定数を宣言するときに指定するキーワードです。スクリプト レベルで使用します。プロシージャ内では指定できません。 - constname
必ず指定します。定義する定数の名前を指定します。変数の標準的な名前付け規則に従って指定します。 - expression
必ず指定します。リテラル値、その他の定数、算術演算子や論理演算子 (Is を除く) を組み合わせた式を指定します。
解説
既定では、定数はパブリック (Pubric) 定数として扱われます。プロシージャ内では、定数は常にプライベート (Private) 定数として扱われ、適用範囲 (スコープ) を変更することはできません。スクリプトでは、スクリプト レベル定数の既定の適用範囲をキーワード Private で変更することができます。
定数定義をカンマ (,) で区切ることにより、複数の定数を 1 行で定義できます。このように複数の定数定義を 1 行で定義した場合、キーワード Public やキーワード Private を指定すると、すべての定数定義に対して、指定されたキーワードが適用されます。
定数に代入する式の中に、変数、ユーザー定義関数、VBScript の組み込み関数 (Chr 関数など) を含めることはできません。定義によっては、定数とすることができません。また、演算子を含む式から定数を作成することはできません。Sub プロシージャ、Function プロシージャ内で宣言した定数は、そのプロシージャ内でのみ参照できます。プロシージャの外で宣言された定数は、宣言されたスクリプト内であれば、どこからでも参照できます。定数は、式が記述できる位置であれば、どこでも使えます。次のコードは、Const ステートメントの使用例です。
Const MyVar = 459 ' 既定により、バブリック定数。
Private Const MyString = "HELP" ' プライベート定数として宣言。
Const MyStr = "Hello", MyNumber = 3.4567 ' 同じ行に複数の定数を宣言。
メモ 定数を使うと、スクリプトがわかりやすく、修正も容易になります。定数は変数とは異なり、スクリプトの実行中に値を変更することはできません。
必要条件
参照
Dim ステートメント | Function ステートメント | Private ステートメント | Public ステートメント | Sub ステートメント