<resource> 要素

スクリプトにハードコード化すべきでないテキストデータまたは数値データを切り離します。

<resource id="resourceID">
   テキストまたは数値
</resource>

引数

  • resourceID
    スクリプト内のリソースに対する一意の識別子です。

解説

<resource> 要素を使用すると、スクリプトで参照する Windows スクリプト ファイル内の文字列または数値をほかの部分と区別できます。たとえば、<resource> 要素は、ほかの言語にローカライズされる可能性のある文字列を保持するために使用します。

リソースの値を取得するには、使用するリソースの ID を指定して getResource メソッドを呼び出します。

要素で囲んだテキストは、タブ、改行などの空白文字を含めて、すべてそのまま使用されます。

使用例

次のコードは、リソース errNonNumeric を定義し、変数 upperBound が数値でない場合にリソース errNonNumeric の値を返す例です。

<resource id="errNonNumeric">
   ここで、数値以外の値を渡します。
</resource>

<script language="VBScript">
   <![CDATA[
      Function getRandomNumber(upperBound)
         If IsNumeric(upperBound) Then
            getRandomNumber = CInt(upperBound * Rnd + 1)
         Else
            getRandomNumber=getResource("errNonNumeric")
         End If
      End Function
   ]]>
</script>

参照

<runtime> 要素 | <named> 要素 | <description> 要素 | <example> 要素 | <object> 要素 | <package> 要素 | getResource メソッド